アヴァンギャルドでありながらもその洗練されたサウンドは聴きやすく、自身が描いた印象的なジャケットと相まってまさに邦題通りの芸術性を見事なまでに提示してみせた名盤。1980年。

ブルース／ロックからポエトリーリーディングなどさまざまなスタイルで自身の脳内世界を表現。相変わらずの先鋭性を含んだアヴァン・ポップとも言えるサウンドが、これまでの集大成とも思えるほどの高い完成度を誇る作品。これを最後にビーフハートの名を封印してシーンを退いた彼は、画家ドン・ヴァン・リードとしての歩みを進めていった。1982年。