ベルトラン・ド・ビリーはフランス生まれの指揮者。パリ国立高等音楽院でヴァイオリンを学び、オーケストラではヴァイオリンとヴィオラを演奏、すぐに指揮者に転向し、1993年から1995年にかけてデッサウの劇場の副音楽監督を務めた後、1996年から1998年にはウィーン・フォルクスオパーのカペルマイスターに就任。以降、各地のオーケストラで指揮を執り、2002年から2010年までウィーン放送交響楽団の音楽監督を務めました。
この9枚組のボックスは彼とオーケストラの良好な関係を示したもので、最初に録音されたフランス音楽集を皮切りに、シューベルトやベートーヴェンからリヒャルト・シュトラウス、マーラー、チェコのスークとドヴォルザークまで幅広いレパートリーを聴かせます。なかでもオーソドックスな解釈に拠る颯爽としたベートーヴェンが聴きものです。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
1. ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
2. ブラームス:カンタータ『リナルド』 Op.50
ヨハン・ボータ(テノール:2)
ウィーン国立歌劇場合唱団(2)
録音:
2010年6月28日〜7月2日 ORF放送クルトゥアハウス、ウィーン(1)
2007年8月9日 フェルゼンライトシューレ、ザルツブルク(2)
Disc2
ベートーヴェン:
1. 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
2. 『エグモント』 Op.84〜序曲
3. 序曲『コリオラン』 ハ短調 Op.62
録音:2006年2月、4月 ORF放送クルトゥアハウス、ウィーン
Disc3
ベートーヴェン:
1. 交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
2. 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
録音:
2007年8月 ORF放送クルトゥアハウス、ウィーン(1)
2008年2月 ORF放送クルトゥアハウス、ウィーン(2)
Disc4
ベートーヴェン:
1. 交響曲第7番イ長調 Op.92
2. 交響曲第8番ヘ長調 Op.93
録音:
2008年2月3-6日 ORF放送クルトゥアハウス第6スタジオ(1)
2009年6月24-26日 ORF放送クルトゥアハウス第6スタジオ(2)
Disc5
● シューベルト:交響曲第9(8)番ハ長調 D.944『グレート』
録音:2003年12月 ORF放送クルトゥアハウス、ウィーン
Disc6
1. スーク:組曲『おとぎ話』 Op.16
2. ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』
録音:
2007年11月23日 ムジークフェライン、ウィーン(1)
2008年2月22日 コンツェルトハウス、ウィーン(2)
Disc7
● マーラー:交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』
リカルダ・メルベート(ソプラノ)
エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー(ソプラノ)
エリザベータ・マリン(ソプラノ)
ステラ・グリゴリアン(メゾ・ソプラノ)
ヤーネ・ヘンシェル(メゾ・ソプラノ)
ヨハン・ボータ(テノール)
ボアズ・ダニエル(バス)
ユン・クヮンチュル(バリトン)
ウィーン・ジングアカデミー
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
ウィーン少年合唱団
録音:2010年3月27日 ウィーン、コンツェルトハウス大ホール
Disc8
リヒャルト・シュトラウス:
● 交響詩『ドン・ファン』 Op.20
● 交響的幻想曲『イタリアより』 Op.16
録音:2007年6月、2008年2月 ORF放送クルトゥアハウス
Disc9
● ビゼー:『カルメン』組曲(闘牛士/前奏曲/アルカラの竜騎兵/アラゴネーズ/間奏曲/夜想曲/ボヘミア風舞曲)
● ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
● ラヴェル:亡き王女へのパヴァーヌ
● ルーセル:バレエ音楽『蜘蛛の饗宴』 Op.17〜交響的断章
● フォーレ:組曲『マスクとベルガマスク』 Op.112(序曲/メヌエット/ガヴォット/パストラーレ)
録音:2003年1月 ORF放送クルトゥアハウス
ウィーン放送交響楽団
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)