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Review List of 今西 淳 

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     2018/04/05

    「さすらう若者の歌」の決定盤が手に入りました。録音はデ−タを見ると1960年でした。ということはザンデルリンクが東ドイツに招請され、ベルリン交響楽団の指揮者に就任した年になり、同交響楽団になる可能性がありますね。でも気負いのようなものは一切感じませんね。実にみずみずしく室内樂的な演奏です。第1曲などはハープがあれほど活躍する曲であったと初めて認識しました。ベルリン・クラシックスのNO NOISE SYSTEMについては原盤の状況により賛否両論ですが、この録音については大成功だと思います。とても1960年の録音とは思いません。録音場所のデータは無いのですが、音の印象からして東ベルリンのイエス・キリスト教会だと思います。ヘルマン・プライの声も若々しですね。解説冊紙ではこの曲はシューベルトの「冬の旅」や「美しき水車小屋の娘」のCOUNTERPARTと書いてありましたが、これも賛成です。

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     2018/03/25

    ついにフランクの交響曲の決定盤が手に入りました。ザンデルリンクのフランクと言うと、ブラ−ムスのような音楽を想像しがちですが、まさにフランクそのものですよ。ドレスデン・シュターツカペレの演奏も実にみずみずしいものです。フルトヴェングラー・ウィーンフィルのスタジオ録音と演奏時間を比べると1楽章はほぼ同じ。2楽章はザンデルリンクの方が遅く朗々と歌っています。3楽章はフルトヴングラーの方が遅く「うねり」の違いでしょう。さて、フランク特有の循環旋律については、ザンデルリンクの演奏は少しも「くどさ」を感じさせません。ザンデルリンクは後年はフランクをレパートリーから外してしまったようですが、素晴らしい贈り物を残してくれました。

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     2018/03/11

    ドレスデン生まれのレ−ゼルとクルト・ザンデルリンクのラフマニノフのピアノ協奏曲全集であれば鬼に金棒ですね。両者とも中庸にあふれながら実に情熱的な演奏です。東ベルリン・イエスキリスト教会におけるベルリン交響楽団の演奏もアナログ最盛期の実に美しい録音です。ラフマニノフに関しては、超有名な2番、3番は当然としながらも、ほぼ忘れられていた1番、4番が収録されているのも貴重ですね。この作曲家の4番が時代からずれていたのか当っていたのかは論議があるところだと思いますが、全曲あるのはうれしいですね。さて、最近はクルト・ザンデルリンクをライフワークに選んでおりますが、色々なライブ盤な出てきて忙しいですね。一方で謎も深まってきてるように思います。クルト・ザンデルリンクを愛する諸兄・諸姉の投稿を期待しております。

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