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Review List of レインボー 

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     2012/11/29

    このCDは、イギリス近衛兵の名門バンド、グレナディア・ガーズ連隊軍楽隊によるCDで、イギリスの楽曲と、世界の国歌を収録している。
    対象的な選曲なのは、元々2枚のLPをCD化するさいにまとめたからなのだそう。
    指揮は1942〜1960年まで隊長を務めた、フレデリック・J・ハリス中佐である。
    録音は1958年、当時黄金期だったこのバンドの演奏はまさに凄い!の一言。
    前半の軽音楽的な曲の素晴らしさは勿論、国歌もコルネットがリードすると一味二味違う、独特な感じ。
    イギリス・ミリタリー・ミュージックファン、吹奏楽ファンにおすすめ。
    尚、音質は年代のわりに良い。

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     2012/11/26

    このCDは、ヨーロッパのマーチを集めたCDです。
    演奏は、オランダ王立陸軍軍楽隊、指揮者は、A.ポステュマス、J.オッセンブリュゲン、P.キュッペルス。
    このCDのための録音というのはないようで、いずれもモレナールのCDからの編集盤のようです。
    また同社の出版譜を使った演奏なので、有名な曲はあまりありません。(医者のマーチとユーベルクランゲ位でしょう、有名なのは)
    録音年代もバラバラのようで、録音によっては古さを感じるトラックもあります。
    ただ、演奏に関してはすばらしい。
    昔からオランダの軍楽隊の優秀さは有名ですが、このCDでも実に堂々とした名演を聴かせてくれます。

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     2012/11/25

    レハールのオペレッタ『フリーデリケ』の全曲盤。
    1928年に作曲されたこのオペレッタは、有名ではありませんが、レハールらしい美しいメロディを持っており、フルートが奏でるメロディから始まるプレリュードから耳馴染みのよう繊細なメロディが聴こえてきます。
    ローレス・フォスター指揮する、モンペリエ国立管弦楽団の演奏で、さすがベテランが降っているだけあり、細部まで隙のない作り、ライヴと言う事もあってか、勢いも十分。
    歌手も不満はなく、安心して聴ける水準だと思います。
    音質良好。

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     2012/11/22

    オランダのモレナールの参考演奏集。
    ヨハン・ウィリアム・フリソ軍楽隊の演奏、指揮は、ヴィム・ヨンゲン大尉。
    マーチからクラシック、ポップス、オリジナルとバランス良く収録されており、リュドバリの『平和の旗の下に』と言った隠れた名曲を含め、全体的に良い作品が多いと思う。
    演奏も観賞にも耐えうる高水準な演奏で、オランダの名門軍楽隊に恥じないすばらしい出来だ。
    音質、録音も良好。
    尚、このCD、プラスチックのケースではなく、ポケットブック位の大きさの簡略化されたスコア付解説書の厚紙に収納されていてちょっと取り出しにくい。

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     2012/11/21

    コーツとアンダーソンの作品集。
    二人ともライト音楽の大家として知られている。
    吹奏楽で知られるフェネルが、珍しくオーケストラを降った演奏で、アメリカのイーストマン・ロチェスター・ポップス管弦楽団と、イギリスのロンドン・ポップス・オーケストラと共演した物。
    個人的には、ロンドン・ポップス・オーケストラとの録音が、音楽にメリハリと勢いがあって良いと思う。
    音質も年代を考えれば良い。

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     2012/11/18

    アメリカのライト・ミュージックの王様、ルロイ・アンダーソンの作品を、吹奏楽で有名なフェネルが指揮した物。
    イーストマン=ロチェスター・ポップス管弦楽団を指揮した音源(T14)までと、ロンドンで録音されたオーケストラとだけクレジットされた団体二つを降っている。
    イーストマンとの録音、吹奏楽ではなかなかの名演揃いだったが、ここでは
    曲によって不出来出来はあると思う。
    といっても問題なく聴ける水準だが。
    一方、固有名称不明のロンドンのオーケストラとの録音は素晴らしく、メリハリとユーモア溢れる好演。
    尚、一部の有名曲が入ってないが、それはもう1枚のCDに入ってる。
    音質は録音年代の割りには良好。

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     2012/11/15

    イーストマン・ウィンド・アンサンブルと膨大な録音を残したフェネルですが、久しぶりにそれらの名盤が復活しました。
    このCDではバレエのために書かれた曲(いずれも管弦楽曲)を吹奏楽に編曲して演奏した物で、吹奏楽がクラシックからの編曲物を演奏するのは珍しくはありませんが、収録された曲の吹奏楽版は珍しい。
    演奏もメリハリが効いていて素晴らしい!
    名盤。
    古い録音(1959年)のわりに聴きやすい音質です。

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     2012/11/13

    モレナールの参考演奏集の1枚です。
    中身はポップスよりの吹奏楽を集めた物で、例えるならニュー・サウンズ・ブラスのような曲調の曲ばかりが収録されています。
    演奏は、モレナール・ハーモニー吹奏楽団(指揮:L.ライスコーテン)、オランダ王立陸軍軍楽隊(指揮:J.V.オッセンブリュヘン、P.キュッペルス)、ウクライナ陸軍中央軍楽隊(指揮:L.デイペン)、ただし、どの曲をどの楽団が演奏しているかは記載がありません。
    演奏は問題なく聴ける水準の演奏であり、また録音は珍しい、ウクライナ陸軍中央軍楽隊の演奏が聴けるCDではありますが、収録曲自体がイマイチのため、この評価です。
    ただ、ポピュラーよりオリジナル吹奏楽曲が好きな人は良いかも知れません。
    録音、音質は良好です。

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     2012/11/12

    毎年3月位になると新巻が出るカフア・セレクション、このCDはその第1弾となるCDです。
    演奏は、航空自衛隊西部航空音楽隊、指揮者は加養浩幸。
    選曲委員会の趣味が良く出た、といっても良いプログラムで、好みの分かれる選曲だと思います。
    後のシリーズのCDより外国作品がやや多め。
    しかし、航空自衛隊西部航空音楽隊の演奏はブラヴォーの一言。
    このバンドの実力の高さを十分に楽しめると思う。
    録音、音質も良い。

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     2012/10/31

    メサジェはオペレッタで有名なフランスの作曲家です。
    このCDに収録された『ヴェロニク』は、メサジェの代表作として知られている作品ですが、意外な事に録音は多くありません。
    オッフェンバックの流れを受け継いだ小気味の良い快活な序曲で始まり、フレンチ・オペレッタらしい繊細で美しい作品です。
    1969年に、ジャン・クロード=アルトマン指揮、コンセール・ラムルー管弦楽団、マディ・メスプレ他で録音されたこのCD、数少ない全曲盤の中でも、演奏にキレがあり、歌よしの決定盤と言えます。
    音質も(時期を考えれば)悪くないでしょう。

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     2012/10/31

    オランダの楽譜出版社、モレナールの参考演奏集。
    このCDはクラシックからのアレンジ物、オリジナル曲(新曲)を集めたCDです。
    クラシック曲は、吹奏楽ではあまり演奏される事のない曲ばかりを集めています。
    演奏は、ポルトガル共和国公共治安警察音楽隊、指揮者は、ホセ・マニエル・フェレイラ・ブリト隊長。
    ポルトガルのバンドの録音は珍しく、このバンドの演奏も初めて聴きましたがなかなか良かったです。
    収録曲の中には17分という大曲もあるのですが、それを吹ききる技量と表現力があります。
    個人的には、エルガーの威風堂々第2番がCD中最も気に入ってます。
    音質も良く、観賞にも聴けると思います。

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     2012/10/31

    このCDの感想を一言で言うなら、古き良き時代の演奏といった所です。
    シュトルツは何度もこのオペレッタを演奏したでしょうし、ベルリン交響楽団(多分西の)とベルリン・ドイツオペラ合唱団の演奏もメリハリがあります。
    そして芸達者な歌手達の歌は楽しい。
    オールドではありますが、現代の指揮者には出来ないタイプの演奏です。
    メリーウィドウの録音では名盤の一つと言って良いのではないでしょうか。
    古い録音のわりに音質は良く、良好なのも嬉しい所です。

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     2012/10/31

    オランダの楽譜出版社、モレナールの参考演奏集です。
    このCDでは主にポップスよりのライトなオリジナル曲を中心にした選曲で、アレンジ物はロッシーニの結婚手形ぐらいしかありません。
    オリジナル曲に関してはガチャガチャした曲もあって(全てがそうでないが)イマイチです。
    演奏は、ポルトガル空軍軍楽隊、指揮者は、エリオ・ルイス・サウシーニャ・ムーチョ中佐。このバンドが日本に紹介されるのは恐らく初めてでしょう。
    思っていたより洗練された演奏で、聴きやすいです。
    勿論、軍楽隊らしくパワーもありますし、音楽性も豊かで観賞にも大丈夫です。
    録音年は2011年頃のようであり、音質も良好なレベルです。

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     2012/10/30

    モラヴィア出身のフリムルは、アメリカの初期ミュージカル時代に活躍した作曲家です。
    今日では忘れられた感があり、録音も多くありません。
    このCDはミュージカルでの代表作とも言える『放浪の王』とストサートと共作した『ローズ・マリー』が収録されています。
    両方とも抜粋収録です。
    メロディは馴染みやすく、親しみやすい物で、楽しいです。
    ただし、アレンジは録音年代(1960年前後)にあわせた編曲なので何処までオリジナルの雰囲気があるのかわかりません。
    演奏は、ニュー・ワールド・ショウ・オーケストラ。
    EMIに多数のミュージカル録音を残している団体による演奏ですが、詳細は不明です。
    が、時代は感じさせるも楽しい演奏を聴かせてくれます。
    音質は時期相応と言った所でしょう。

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     2012/10/29

    ウィンナ・ワルツの作曲家としてまた、軍楽隊指揮者としても活躍したツィーラーは、オペレッタの作曲家としても活躍しました。
    日本ではあまり知られていない物の、ウィーンでは今でも人気でこのCDのようなオペレッタのアリア集が発売されている程です。
    ツィーラーが書いたオペレッタから知られた作品は大体取り上げられています。
    ウィンナ・ワルツの研究家として有名なマックス・シェーンヘル指揮する、ウィーン大放送管弦楽団による演奏です。
    一曲だけ演奏のみの曲があります。
    録音年がバラバラ(といっても大体1960年前後)なので様々な機会に録音された物を1枚に集めたのだと思います。
    演奏は伝統的とでもいうか、古き良き時代の演奏と言った所です。
    歌手も良いと思います。
    録音年代のわりには音質もそう悪くないと思います。

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