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Review List of レインボー 

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  • 1 people agree with this review
     2013/12/21

    中国クラシックを代表する作品と言えばピアノ協奏曲『黄河』、ヴァイオリン協奏曲『梁山泊と祝英台』の2曲があげられますが、このCDはその2曲を一枚に収めたCD。
    キャロリン・クアン指揮、ニュージーランド交響楽団、チェン・ジーのピアノによる演奏。
    梁山泊と祝英台は、本来はヴァイオリンがソロをとる曲ですがこの盤では作曲者、陳剛による編曲でピアノ協奏曲の形にアレンジされた珍しい版を収録しています。
    この2曲どちらも政治色の強い作品なのですが、この盤ではそういうのを排し、どちらかと言えば曲の持っている叙情的な美しさを全面に出した、優しい演奏です。
    個性的とは言えませんが、悪くはないですしオケ、ソロともに水準以上の出来です。
    2011年の録音、音質は良好。

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     2013/12/20

    ノイマンの数多い、わが祖国の録音でも一番にくるのがこのCD。
    素材を生かし、隅々まで考えられ、推進力、ドラマ、テンポはゆっくりしたテンポをとっているがダレることなく、どれを取っても隙のない名演奏だ。
    あとチェコ・フィルの音色も個性的。
    これからわが祖国の全曲盤を聴こうという人のファーストチョイス盤としてもオススメ。
    今回Blu-specCD化した事で、デジタル録音のようにとはいかないが、だいぶくっきりはっきりした音質になったと思う。

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     2013/12/20

    一言で言うなら、聴きやすいよく知られた小品を集めたクラシック初心者向きの盤。
    タイトルにもある通り、一曲3分前後で収録されており、まぁ聴きやすいと言えば聴きやすい。
    私がこのCDを買ったのはクラシックを聴き始めた頃だったが、色々と聴いてきた中改めて聴くと、抜粋収録等、不満点もいくつかある。
    ただ、収録音源は妙にマニアックで、ジョージアデスやラビノヴィッツ指揮、ロンドン交響楽団等、個人的に気になる演奏家の音源があったりする反面、幽霊演奏家で有名なアルフレッド・ショルツの音源もあったりする。
    ただし、強烈な個性はないが、演奏はどれもしっかりした物。
    今では良い入門盤も多いし、この盤はあまりおすすめできない(BGM用としてなら良いかも)

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     2013/12/20

    オットー・アッカーマンと言えば著名なピアニストの伴奏やシュヴァルツコップ等が出演したシュトラウスやレハールのオペレッタを指揮した録音が知られていますが、このCDではチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団を指揮して録音したベートーヴェン『交響曲第5番』『交響曲第7番』ドヴォルザーク『交響曲第9番』『チェロ協奏曲』が収録されています。
    いずれも放送用録音らしく、1952〜1956年という古い録音のわりには、比較的良い音質です。
    演奏はスタンダードな物ですが、随所で音楽が生き生きとしていて、なかなかの好演だと思います。
    現在出ている音源が伴奏中心だからか、あまり話題にならないアッカーマンですが、この音源はアッカーマンのコンサート指揮者としての高い実力が窺える貴重な一枚と言えそうです。

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     2013/12/20

    マルコポーロが活動初期に録音していた中国音楽シリーズの一枚。
    このCDは、中胡と呼ばれる二胡とよく似た楽器と管弦楽のための作品を集めたCD。
    イプ・ウィンシー指揮、香港フィルハーモニー管弦楽団の演奏で1987年に録音された物。
    中胡のソロはWong Onyuenという人物による。
    作品自体は国民学派の路線をいくわかりやすい物であるが、 一度聴けば十分と言った所だろうか。
    まぁ珍しい曲がこうして音源になっているのは有り難いが・・・
    尚、このCD、収録曲を書いた作曲者の記載はない。
    演奏はまぁまぁでやはり資料的価値のほうが高い一枚だろう。

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     2013/12/19

    クラシックの聴きやすい管弦楽曲を集めたCD。
    4、5がスウィトナー指揮、シュターツ・カペレ・ベルリン、その他は東京都交響楽団と楽団にゆかりの深い指揮者による演奏。
    都響の演奏の中で素晴らしいのはなんといってもフルネの牧神、日本のオケからここまでフランスを引き出したのは素晴らしい。
    時々アンサンブルが不安になる所もあるが、その他の指揮者の演奏もまぁ良く、入門盤としても悪くないかも。
    録音は可もなく不可もなくといった所。

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     2013/12/19

    中国琵琶の名曲を集めたCD。
    マルコポーロが活動初期に録音していた中国音楽シリーズの一枚。
    1曲目は、琵琶協奏曲『草原の小姉妹』(呉祖強作)で、これは小澤征爾も録音しているのでわりと知られている。
    このCDでは、李徳倫指揮、北京中央フィルハーモニー交響楽団による演奏で、ソリストは不明(裏ジャケットに3人の琵琶奏者の名前があるが個別の担当が書いてないため)
    指揮者の李徳倫は、アノーソフに学んだ中国の指揮者で、著名な中国管弦楽曲のいくつかの初演で知られる。(その中にはピアノ協奏曲黄河も担当したらしい)
    このCDの演奏、オケはさほど上手くはないが、ソロが引っ張ってくれるので、なかなか聴かせる演奏になっている。
    琵琶協奏曲以外の曲はいずれも琵琶独奏で、中国民謡を編曲した物や新作が収録されているがその中には『さくら』(もちろん日本のあの曲だ)なんかもあったりする。
    ナクソス系では珍しいADD録音ではあるが、初期の安っぽい録音に比べればだいぶ聴きやすい。
    ちなみに録音年は1981年。

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     2013/12/19

    チャイコフスキーの師匠として著名なルビンシテインの代表作の一つがこのCDに収録された交響曲第4番。
    劇的という標題の通り、曲想はドラマチックではあるが、正直結構長く、このあたり、あまり演奏されないのもなんとなく分かる。
    このCDは、スロヴァキア第2の都市、コシツェのオケ、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団と、ロベルト・スタンコフスキーの指揮で1990年3月25〜30日、コシツェ芸術家の家にて録音された物で、もともとはマルコポーロでルビンシテイン交響曲全集の1つとして録音された物。
    演奏はあっさりとしており、繰り返し聴くにはちょっと物足りないが、作品を知るには不足のない演奏になっていると思う。
    録音は問題なし。
    価格や入手のしやすさを考えれば4つ星レベルと言って良いのではないだろうか。

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     2013/12/16

    マルコポーロがヨハン2世に続きだしたのが、ヨーゼフの作品全集でした。
    この第11集にあたるCDは特に有名な作品は収録されていませんが、舞曲のシューベルトといわれたこの作曲らしい詩的で優しい音楽が続きます。
    珍品では、カドリーユ『グルジアの女たち』、これはオッフェンバックのオペレッタから編まれた作品ですが、今日全く知られなくなったこのオペレッタの知る上で貴重な物となっています。
    指揮者はアルフレッド・エシュヴェ、ヨハン2世にそっくりという事で有名ですが、シュトラウスを得意とするこの録音に相応しい指揮者の一人。
    オケは、ラズモフスキー交響楽団という団体、これは1995年に、スロヴァキア・フィル、スロヴァキア放送響、スロヴァキア劇場管、スロヴァキア室内管のメンバーによって結成された録音用の団体。
    ナクソス、マルコポーロにのみ録音を残し、すぐ消えたようだ。
    中庸な響きはスロヴァキアのオケらしいが、演奏は正直誉められた物ではなく、あくまで資料価値といった水準。
    録音は1995年5月20日21日、スロヴァキア放送コンサート・ホールにて。
    音質は悪くないのだが、典型的なナクソスの初期録音で人工的に聴こえるのが難点かも。

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     2013/12/16

    ヨハン・シュトラウスのワルツを集めたCDです。
    本盤で演奏するのはエーリッヒ・ビンダー指揮の、ウィーン交響楽団で、数多い本場物の演奏の一つです。
    ウィーン交響楽団はシュトラウスの音源を多数出していてウィーン・フィルと共にエキスパートといえそうです。
    本盤のビンダーの演奏はよくも悪くも普通といった所ですが、悪くはありませんが、他に同じような選曲、価格で良い音源があるので入門盤にはあまりおすすめできません。
    また同時に、ブックレットに解説がないのも(いくら廉価盤とは言え)どうかなと思います。
    録音については特に不足はありません。

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     2013/12/13

    毎年1月上旬に来日して、素晴らしい演奏を聴かせてくれる、ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団の2012年のニューイヤー・コンサートのライヴ盤がこれ。
    本家ウィーン・フィルがシュトラウス一家の作品を中心に組むのに対して、このオケは勿論シュトラウス中心ではあるが、レハールやカールマン、ロッシーニにクライスラーとバラエティーに富んだ選曲をしており、面白い。
    このコンサートでは珍しい曲も取り上げられておりまず、ベドナリックという作曲家の『ライオンズクラブ』というワルツ、そして今回が初演となるホリクの『一月一日』。
    これ、簡単にいうと上眞行作曲の同名の唱歌を曲中に取り入れた物なのだが、ウィンナ・ワルツ形式で書かれ、洗練された一月一日が出てくる所等なかなか面白い。
    ウィーンの物の物語ではしっかりチターを使っているのもグッド。
    録音、音質は問題なく、楽しい一枚である。
    尚、CDの収録時間の関係か全曲収録ではないようだ。

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     2013/12/12

    シュトラウスのワルツとオペレッタの序曲を集めたCD。
    演奏はパウル・ワルター指揮、ウィーン交響楽団による。
    指揮者のパウル・ワルターは1906年にウィーンで生まれた指揮者で、フォルクスオーパー等で活躍したとの事。
    LP時代に聴きやすい管弦楽曲をいくつか録音しているが、それらはCD時代になって、ほとんどは復刻されてない中、ほぼ唯一の復刻盤がこのCD。
    演奏は決して一流とは言えないながらも、手慣れた感じの飾らない演奏がウィーン・フィル等の有名所とは違った味があって良い。
    1959年録音ながらも音質はわりと聴きやすい。
    選曲面では普通のウィンナ・ワルツ集だが、こうもり、ジプシー男爵を除く収録曲は、大胆なカットがされているが、これはLPの収録時間に合わせて行われた物だろう。

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     2013/12/11

    韓国イエダン社がメロディアの音源をライセンス、リリースしていたCDの一枚で序曲を集めたCD。
    ただよくある名曲集ではなく大変マニアックな作りで、メロディアの音源を適当に引っ張ってきたかのような選曲だが、ロシア音楽ファンなら演奏者を見てるだけで楽しい。
    一曲目はロジェストヴェスキーの1812年で、モスクワ音楽院管弦楽団というオケをふっている。
    冒頭から骨太な音楽、フィナーレは爆演指揮者と名高いロジェストヴェスキーらしい演奏だが、鐘の音色が安ぽっい音なのが残念。
    スヴェトラーノフはCDの大半を指揮しており、ルスランとリュドミラ、ウィリアム・テルの2つが特に素晴らしい。
    ただ、最新機器によるリマスタリングを謳っているわりには、音質は悪く、やはりそれ相応に聴いてきた人でないとおすすめ出来ない。

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     2013/12/11

    ロシアを代表するトランペット奏者、ドクシツェルが、これまたロシアを代表する吹奏楽団、ソヴィエト国防省模範軍楽隊と共演した珍しい録音。
    CDには指揮者の記載はないが、マルツェフの指揮であっていると思う。
    トランペットと吹奏楽の録音は色々な奏者が録音しているが、本盤では、これぞロシアン・ブラスというようなヴィヴラートのかかった、豊かで歌心にあふれたソロと、ソヴィエト国防省模範軍楽隊の端正で、壮麗かつ(こちらもロシアらしい)爆音が楽しめる一枚となっている。
    収録曲はいずれもロシアの作品で、ブラントのような古典から、グリエール、ペシュキンのようにロマン派スタイルの曲、ゴドリブのようにポピュラースタイルを取り入れた作品まで様々な曲が収録されている。
    尚、CDはプレス盤ではなく、R盤で製盤されている。
    録音年は不明だが、やや曇った音質で、良いとは言えない。

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     2013/12/09

    マルコポーロが1980年代末から初めた、ヨハン・シュトラウス二世管弦楽全集は、ヨハン・シュトラウス二世の全管弦楽曲を録音するという、マルコポーロらしい企画でした。
    全52枚のCDの発売の後に出たこのCDはその全集の補完的な内容で、ヨハン・シュトラウスが作曲した喜歌劇のメロディをポプリ、つまり歌なし、オケのみで演奏したと言う盤です。
    編曲はヨハンの物ではなく、全て他人による物。
    このポプリ・シリーズは2枚発売されており、本盤はその2枚目です。
    演奏は前回と同じく、クリスティアン・ポラック指揮、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団で、スロヴァキアのオケらしい中庸な演奏です。
    録音は昔のナクソスと同じで、まぁ悪くはありませんが、基本的にファン向きの一枚だと思います。

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