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Review List of zaionji 

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     2011/01/11

    全集で買いましたが、中でもこの歌うヴァルトロが光っています。歌えるチェンバリストっていいですね。少しクセのある弾き方も、あの歌を聴けば納得です。フレスコバルディの音楽は現代の感覚からは少し不思議な感じですが、身勝手に弾き飛ばさないヴァルトロはよい翻訳者だと思います。響きに奥行きというか立体感を感じさせる、ソノリティに優れた演奏です。 あと、曲間というか演奏の終りに鳥が鳴いてます。良い環境で録音されたのでしょうね。清々しいセットです。

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     2010/12/21

    既に言われているように、BOXが37枚にもかかわらず特定のCDを選び出しにくいクラムシェルタイプであることと、CDケースが無地の紙封筒でおまけに密封されていることなど、あまり頭のよくない製品仕様ではある。 しかしそれらを差し引いてもなお、プラッソンの音楽はその明晰さで以って作品の自然な美しさを堪能させてくれる素晴らしいものだ。無論すべてが文句なしに素晴らしいなどと言うつもりはないが、かなりの高打率で感動が得られたセットであったと報告しておこう。

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     2010/10/01

    古き佳き時代のヘンデルが聴けるBOX。私自身はCD5のカンポーリとマルコムによるヴァイオリンソナタ全集を目当てに購入した。というのも以前、DECCAから出たこのアルバムの音は痩せぎすのヒステリックな酷いもので、永年LPで親しんできた耳には耐え難く、拠ってCDは殆ど聴かれずお蔵入りとなっていた。今回、リマスターに一縷の望みを懸けてオーダーしてみたのだったがこれは大成功であった。ふくよかなカンポーリの音色はヘンデルに誠によく似合う。非常に満足した。

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     2010/10/01

    奏者のRosario ConteはYouTubeに動画がアップされた数年前から注目されていたバロックギターの逸材。彼はとても響きを大事にし、また自然な流れで歌うように奏でることが出来るが、ここにはこの楽器の名手だけが醸せる静けさがある。(概して下手なバロックギター演奏ほど濁ってうるさく感じられるものだ) プログラムの大部分はブルボン家に仕えたフランチェスコ・コルベッタの Guitarre Royalle(1671)からのもので、永らく待望されていた第1組曲(王のアルマンドを含む組曲)や「オルレアン公婦人の墓」「ヨーク候殿下の愛したアルマンド」「モンマス候のガボット」などの名作が漸く陽の目を見たことは誠に喜ばしい。とはいえ組曲をオリジナルな形ではなく、任意の曲順に並べ替えて提供するCD業界の悪癖(?)は相変わらず改まってはいないから、原譜(MINKOFFから出版)を見ずにこの姿で耳に馴染ませてしまうのは(作品を誤解する恐れから)やや危険ではある。短かめの第4組曲のアルマンドを「ヨーク候殿下の愛したアルマンド」に差し替えてまた別のジーグを加えてひとつの架空の組曲を構成する(トラック7〜11)のはまだ許せても、「グロスター候の追悼」組曲の中に「オルレアン公夫人追悼のサラバンド」を組み込んだ(トラック21〜24)のは、作品成立の経緯からも作者の心情から程遠い行為であると私には思えて感心しない。それぞれの演奏が素晴らしいだけに勿体ないことである。 音響面では時折耳慣れぬ高い音が混じるのに気付くだろうが、これは第3コースをオクターブユニゾンで調律しているためで、演奏全体がこれまでのどの録音よりもやや華やかに感じられる。(ただし自分の楽器でこれを試してみるときには楽器が弦の張力に耐え得るかを慎重に見極める必要がある。)

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     2010/09/15

    レーガーの没後、1922年にルドルフ・コリシュによって室内楽編成に編曲されたヴァイオリン協奏曲。伴奏は各1名ずつによる弦5部、フルート、クラリネット、ホルン、ハーモニウム、ピアノの合計10名(ティンパニなし) 小編成のメリットは何と言っても曲構成の見晴らしがよいことで、ちょっと他とは比べ物にならないくらいにこの響きは美しい。だが、難しく作曲されている部分はこうしてみてもやはり難しく聞こえるのはどうにも仕方がないものだ。サウンドがクリアになった分、ロマン派の協奏曲らしい厚ぼったさはなくなるから第3楽章あたりは少し寂しいかもしれない。録音状態はソリストを前面に出してリヴァーブまで掛けているのでデニゾヴァのファン(とソロヴァイオリンをしっかり聴きたい向き)には申し分のない出来であろう。テクニックは非常に優秀で、かなりの難曲である筈なのに淀みなくどんどん前へと進んでゆくことに、却って違和感を覚えるほどだ。第1楽章などシェルツァー盤(ブロムシュテット指揮)よりなんと5分も短い! 幾つか小節の省略でもあるのだろうか?と疑いたくなるが・・・

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     2010/09/01

    やはり極上! レーガーのVnソナタでこのヴァーリン&ペンティネン組に勝るやわらかさや、ニュアンス細やかでロマンティックな空気を醸せる奏者を探し出すのは困難でしょう。CPOのものはなぜかすぐに廃盤になるので時期を逃すと手に入れにくくなりますが、彼らの既発売のものもHMVで販売復活させてほしいものです。

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     2010/09/01

    ピアノが要の役割を上手く果たせており、あとの弦2つと調和を作っている。落ち着いたサウンドと曲の運びで、ゆったりとレーガーの世界に浸れる。全集盤(23CD)で聴いて不満だった方はぜひこれを。

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     2010/09/01

    レーガーの歌曲集「シンプルな歌」Op.76(全6巻60曲)が完全な姿で聞ける2枚組み。この企画は凄い! 作品は必ずしもタイトルどおりではなく、いつもの半音階主義だとか突飛な和声展開だとか予測し得なかった旋律線だとかがテンコ盛り。CD2の22トラック、有名な「マリアの子守唄」が美しい。

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     2010/09/01

    生で聞けばもっと条件が悪いこともあるだろうが、この盤はいささかソリストの音量が小さい。せっかく熱演している(らしい)のでもう少しバックに埋もれないよう、エンジニアには配慮がほしかった。

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     2010/09/01

    まずブロムシュテット&SKDの伴奏が抜群に美しい。どの盤にも益して曲想が細やかで、全体にレーガーならではのひんやりとした清々しい空気が流れている。ソリストはクーレンカンプやラウテンバッハーのような華のある存在感で圧倒するタイプではないが、細やかな表現に優れている。どちらかと言えば、これだけ気遣いのある伴奏が付いているのだからソロにはいまひとつ図太さが欲しかったが、この長大な難曲でこれだけ聞かせる力量も大したものである。リファレンスとして不満のない盤。

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     2010/08/23

    滑舌のハッキリした発声によるフィンランドの合唱団の個性的な演奏。エッヂの利いたシャープな音像が印象的で、これを人声オルガンなどと揶揄するのは無論言いすぎだろうが非常にスッキリと纏まった演奏である。ぼかした表現をあまり採らないので他の合唱団に比べて神秘性が薄く、ppの小節でも何を歌っているのか聞き取れるし、また一曲の演奏時間は概ね他よりも短めである。レーガーの難曲Op.110-1の無調のストレッタ部分でさえ楽々とこなせる技量の高さは驚きだ。野球に喩えると球種の少ない速球派の投手という感じだろうか。 ただ、この盤のトラック6(Op.110-2「ああ主よ、我を罰し給うな」)だけは指揮者に特別な思い入れがあるらしく、普通は演奏時間15〜16分の本作を17分45秒もかけていることに注目したい。曲終盤のフーガでは合唱団に対して意図的に滑舌と明確なリズム音形(これらによって表現される歌詞の意味)、またテンポを犠牲にしてでも確認させんとする正しい音程などを、高揚し切った情熱の坩堝ともいうべき陶酔状態の中で、極限まで要求するあまり音楽は縦ノリに淀んで流れず、悪酔い寸前のクドいまでの表現に至っている。この盤への評価はこの辺りの共感にかかるだろう。私の評価は★4つ。もちろんこの値段なら(そしてあなたが合唱ファンなら)買わない手はない(ほど面白い)お勧め盤だ。

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     2010/08/19

    Op.138「8つの宗教歌」と超難曲Op.110「3つのモテット」を収録。レーガーの声楽作品は神秘的で格調高いものが多いが、また同時に非常に演奏困難なものもある。NDRの合唱団は非常に鍛えられていて、この難曲を確かな技術で安定した演奏を聞かせてくれる。CHANDOS盤のデンマーク放送合唱団と比較するとニュアンスの面(=指揮者の力量)では負けるがそれでも立派な演奏には違いない。技術はむしろこちらのが上。

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     2010/08/18

    普通のドイツ民謡編曲集。これらがレーガーの仕事だとしても、聞いた感じではブラームスのものと何ほども違わない。わざわざジャケットに写真を載せ、レーガー声楽作品集と銘打つ必要があったものか疑問。レーベルの企画がおかしい。もっと先に紹介すべき重要作品があるだろうが?

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     2010/08/18

    レーガー声楽作品集2ということであるが、Op.79gの3曲以外は編曲モノである。とても美しい曲と演奏が並ぶが、私にはこれらがブラームスのそれとどう違うのか、まるで解らなかった。どの曲もノーマルなアレンジに終始していてあまりレーガーらしくはないから、レーガーのファンには期待外れかもしれない。(ついでに書けばオール編曲モノの第3巻は更にらしくない)

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     2010/08/16

    Op.110は演奏至難の名曲で、合唱団にとっては最高の技の見せどころ。このパルクマン/デンマーク国立放送室内合唱団の演奏はこれまで聴き得たどの団体よりも細やかな表情&ニュアンスに優れた名演。しかしレーガー先生、半端ない曲をお作りになられますなぁ・・・

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