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0 people agree with this review 2008/08/24
'05年発表。ハープのエチュードやオーケストラによるミサ曲、笙をフィーチャーした組曲、子供たちのクワイヤなど、日本の伝統的音楽の形式に則した幻想的な仕上がり。ボーカルを最小限にとどめつつ、能の発声パターンを用いた変幻自在のボーカリゼーション、特に笙の音色に寄り添う声はやたら印象的で、夢に出てきそう。
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'81年発表。本作はアカデミー・オリジナル作曲賞を受けた出世作。スローモーションで見せる陸上競技の人間の筋肉の動きを、分解写真風のリズムで彩ったテーマ曲は不朽の名曲。ヴァンゲリス印の太く艶やかな音を誇る、ヤマハCS-80のストリングスも美しい。「エリックのテーマ」は、傑作「チャイナ」に通ずるメロディーのグリックサンドが効果的。後半は組曲形式。
'73年発表。小杉武久が「ケージより卓越した作曲家」と高く評価するチュードアの代表作。70年、大阪万博のペプシ館委嘱作品として作曲されたが、実現できなかったアイデアを73年に録音したもの。静寂の中でモンスターのような金属的な叫び声がこだまする。後半の土俗的なパーカッションは、独特な間合いが能のよう。
0 people agree with this review 2008/08/23
'08年発表。スケッチ的に録られた70種ものリズム・ループをベースに実験を重ねた結果、ソフト・ロックの甘さと電子音楽の歴史すらを紐解かせるディープさが拮抗。サイケなアートワークを含め、"バッテリー駆動のゾンビーズ"的名曲を多数収録の名盤に。随所に聴ける弾むようなビート感も◎。
1 people agree with this review 2008/08/23
'97年発表。前作同様、トータスのジョン・マッケンタイアが共同プロデュースとして参加。どんどん地味になっていくなあ、という第一印象はヘッドホンつけて大音量で聴けば一掃される。テクノ系のマウス・オン・マーズのメンバーの起用など、常に新しい展開を試みながらバンド独自の緊張感と暴力性を失わないのはさすが。ラウンジ色がいっそう進んだ変幻自在なキーボードのリフレインは、まさに覚醒した真夜中の刺激物。
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'96年発表。ソ連が世界最初の人工衛星スプートニクー号を打ち上げた57年を皮切りに、米ソ間で宇宙ロケットの打ち上げ競争が始まったことは誰もが知っているだろう。そんな50年代後半から60年代前半にかけて、米国でブームとなったのが宇宙を舞台にした映画やTVドラマだが、同じように宇宙をテーマにした電子音楽も当時の米国人の宇宙に対する憧憬をくすぐり、ステレオの普及と連動してちょっとしたブームとなった。そうした一連の宇宙もののムード音楽を、"スペース・エイジ・バチェラー・パッド・ミュージック"、直訳すると、"宇宙時代の独身者の家の音楽"という。 このステレオラブは、93年に同名のミニ・アルバムを発表したことがあるほどの酔狂というか、オタク的というか、セイント・エティエンヌと双璧をなす趣味性の強さが売りのグループである。といっ
'94年発表。まず立体音響研究所というバンド名がハマッてる。元マッカーシー(というギター・バンド)のティム・ゲインとフランス人女性シンガー、レティシアを中心とするユニット。オルガンのチープな音色がレトロな近未来(ウルトラセブンに描かれていたような)を思わせる。ヴェルヴェッツ風あり、ノスタルジックなポップス風ありのダウン系の音ながら、どこか暴力的な衝動を駆り立てる。現代のサイケデリアのためのBGM。
'93年発表。ライドらと並びハッピー・ヴァレー一派と呼ばれたブリティッシュ・ギター・バンドの重鎮からドラマーが脱退。これを逆手にとった本作では、サンプリングを駆使したデジタル・ビートでサウンドを再構成。緻密なアレンジで音圧を増すとともにボーカルの存在感をクローズ・アップした。逃避的なトリップ感覚ではなく、生まじめだが前向きな高揚感を大切にしており、インディ臭を脱した開かれたたくましさが漂ってくる。
'81年発表。岩手のIBC放送のための音楽制作を手掛けていた作曲家・星吉昭が地元のジャズ・プレイヤーを集めて作ったプロジェクト。松尾芭蕉をモチーフに、三味線などの和楽器のパッセージをシンセで再現したファンキーなシングル「奥の細道」で注目された。同曲は大ヒットし、ニュースの背景音楽などでパワープレイ。ペンタトニック・スケールなどの使用は俗っぽくもあるが、ディスコ・リズムと古来の舞踊リズムとの相性はよく、ある意味で初期YMOがファースト路線から別の進化をした形とも思える音に。
0 people agree with this review 2008/08/20
'08年発表。ラスト・シャドウ・パペッツでアレックスと肩を並べていたマイルズ・ケインの本業。アークティック・モンキーズと比べる必要がないくらい素晴らしい12曲だが、実はリトル・フレイムスの3人のバンド。ソリッドでサイケなギターがときにスピーディに、ときに美しく交錯していく。
0 people agree with this review 2008/08/17
'01年発表。パンク・バンド、ハンブル・ゴッズのメンバーだったブラッド・ダディ・X(vo)がふたりのMCと組んだハードコアやレゲエも演奏するラップ/ヒップホップ・グループ。マリファナ解禁など反体制的メッセージが全米の悪ガキにウケて、前2作は全米で大ヒットしている。この3作目では前作以上にヒップホップに傾き、ぐっとシリアスなムードも漂わせている。いわゆる「やばすぎる」1枚。
'00年発表。ビョークの初主演作品ということで話題を集め、2000年のカンヌ映画祭で見事グランプリに輝いたミュージカル映画のサントラ。もちろん、ビョークが音楽を手がけており、収録曲の大半は彼女とマーク・ベルの共同プロデュース。よってビョークの前作「ホモジェニック」同様、壮麗なオーケストレーションと打ち込みが巧妙に組み合わされており、テクノ/エレクトロ系の音楽ファンの耳も刺激するサントラに仕上がっている。 @?Fは、いずれもこの映画のために書き下ろされた曲。ミュージカル映画のサントラだけに、Aは往年のハリウッド・ミュージカル映画の音楽を現代風にアレンジしたような曲だ。言うなれば、ビッグ・バンド・ジャズをインダストリアル・サウンドで再現したような曲で、女優のカトリーヌ・ドヌーヴも歌を披露している。続くBは、ビョークとレディオヘッドのトム・ヨークのデュエット。こちらはクラシックとエレクトロの要素を融合したナンバーで、メランコリックな雰囲気が漂っている。ちなみにAには工場の機械の音、Bには機関車の汽笛の音が入っている。つまりこれらの音源はまさしくサウンドトラックで、映像を想像しながら聴くと、よりいっそう面白味が増す。無論、ビョークの歌は相変わらず変幻自在で、いたってエモーショナル。アクの強いサウンドに拮抗、あるいは凌駕している。サントラとはいえ、頭のてっぺんから爪先までビョークといった感じの秀作。そしてこのサントラを聴くと、すぐにでも映画を観たい、という強烈な欲求が沸き上がってくる。
'08年発表。うっぷん晴らすだけのやけくそパンクにも、青春讃歌みたいな爽やかなだけのポップスにもならず、もちろん80年代リバイバルなんぞにはいっさい関与せず、でも各要素を含んだ、若さの結晶のようなデビュー盤。当時平均20歳がもつ向こう見ずさが最大の魅力、未知数こそ最大の可能性だと大いに盛り上がる。10年前のスーパーグラスの登場を思い出した。
'03年発表。タイトルが匂う。約3年ぶりのオリジナル・アルバムは、林檎色どっぷり。そのすごみはさらに増している。 前2作と大きく異なるのは、歌の物語性が強くなっていることだろう。「無罪モラトリアム」「勝訴ストリップ」は、椎名林檎という異色のキャラクターをシーンに強烈に印象づけた。それは、歌われている内容を彼女自身に重ね合わせることで、より深い衝撃がリスナーの心に走ったからだと思われる。ギターで自分を殴ってくれと懇願する女性アーティストは、それこそ前代未聞だった。が、今作はより創作性を強め、被虐・加虐よりも、退廃や自己矛盾に焦点が絞られ、架空の娼婦が登場したりする。基本的には男を思う女のひとり言の形を取り、終盤はその逆の立場のひとり言。つまり、思いを募らせる男女それぞれの、ドロドロと入り組んだ心理が、大正や昭和の伝奇小説のようなタッチで描かれている。そうした"物語性"に合わせるように、サウンドは前々作のバンド・サウンドではなく、弦や管を含むアンサンブル重視に変化し、微妙なニュアンスを伝えようとしている。曲目や演奏チームはシングルEを中心に、完璧なシンメトリーを成し、全体の構成にこだわったトータル・アルバムだと言える。そして、言葉の毒や音の歪みの中から聴こえてくるのは、メロディの美しさだ。特に、エロティシズム溢れるGと"♪君が慕ふ思春期と僕が用ゐる反
2 people agree with this review 2008/08/17
'68年発表。カーロスの記念すべき最初の作品。習作のひとつ、J・S・バッハ「二声のインベンション二番ヘ長調」を聴いた共同経営者のレイチェル・エルカインドがアルバム化を提案。8トラックで録音されたレコードは、米コロンビアがライト・クラシック路線で大々的に売り出し、100万枚のヒットを記録。グラミー賞3部門を獲得した。通常、即興のカデンツァで演奏される「ブランデンブルグ協奏曲第3番ト長調」の"失われた第2楽章"を、カートゥーン音楽風にガリガリというトイレの排水溝のような電子音で描写しており、進歩的なクラシック・ファンに大ウケした。
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