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Review List of ユローヂィヴィ 

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     2011/07/09

    出演する歌手たちによりヴェルディの生涯と作品の解説が朗読され、そのあとで歌が楽しめる。

    フリットリの「勝ちて帰れ」は聴いていて涙が浮かんで来た。素晴らしい。

    トロヴァトーレの第一幕三重唱でメータはテンポに変化をつけて聴いていて面白いがドラマとしてはどうなのだろう?
    声の競演としては面白い。

    このDVDに収録されているのがこの時のプログラムの全てなのだろうか?
    序曲が一曲も演奏されていないのが不思議だ。

    また、合唱曲が後ろにいるのだから『イル・トロヴァトーレ』の合唱曲か『アイーダ』の他に合唱とからむ曲を聴きたかった。

    アリアなどの歌詞の訳がとてもいい。

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     2011/07/08

    コンサートが素晴らしいのはもちろん、インタビューがとても興味深い。

    ニーナ夫人がスヴェトラーノフを指揮しているという話から、指揮をするようになったきっかけ、歌劇『金鷄』のこと、愛用の赤い小さな扇風機や譜面台、指揮台の映像も・・・。

    ソヴィエト時代の政治と芸術家の関係など深刻な問題についても触れられ、資本主義が芸術にもたらした弊害(オーケストラのスポンサー・維持、海外への才能流失)などについても語られている。

    ただ、音声がふき替えになっていて、スヴェトラーノフの肉声が聴きとれないのが残念だ。

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     2011/07/07

    「雁首」とか「今日日」といった単語を使って訳してたり、「あたりきしゃりき車引き」、「くわばらくわばら」といった感じで翻訳している部分あるが、翻訳者は落語が好きで洒落でこのように訳しているのだろうか?

    どうも違和感を感じた。
    逆に古臭くというか日本の地方性のようなもの感じてしまう。

    原文の雰囲気はどんな感じなのだろうか?

    また女性作家の作品だが、男性が主人公になっている作品ではまるでわざと男っぽい表現で訳しているように思える所もあった。

    ただそういった訳の仕方も始めのうちの2、3作品ぐらいで残りの作品は違和感は感じなかった。

    『My Gun』という作品はアメリカ社会だからこそ生まれたんだなとしみじみ感じた。

    作品のなかでモチーフは変われど、最愛の人を失いそれを埋めることの出来ない静かで深い悲しみをメイン・テーマとしている。

    庭をめぐるテスと彼女の母との対談を含むエッセイ「聖なる場所」が特に素晴らしい。

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     2011/07/07

    彼独特の文体に読み慣れるまで時間がかかったが、ツルゲーネフやネクラーソフ、ゴンチャロフとの関係や当時の文壇の話なども興味深い。

    ツィプキンがいだくドストエフスキイへの戸惑いと深い愛を感じた。

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     2011/07/07

    チェーホフ入門にもってこいだ。

    チェーホフ独特の洒落の強さをあまり真面目に受け止めてしまい、ギョッとするような、ひいた冷たい視点に共感できないところが以前はあったが、この短編集を読んで初めてチェーホフの良さが分かったように思う。

    「アドリアナ」という作品はまるでツルゲーネフのような語り口の作品で、ロシア文学の王道を行くような作品だが、こんな作品も残していたのかと幅広さも感じた。

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     2011/07/07

    シチェドリンの音楽も悪くないし、プリセツカヤの踊りにしても悪いはずないのだが、チェーホフのこの作品を選んでいてそれとの関連性が無いに等しい。

    なんでわざわざチェーホフの有名作品を用いたのか意味が分からない。
    話題を呼ぶために単に名前だけでもってきただけではないのか?

    この作品はプリセツカヤ60歳の誕生日に初演され、この映像は翌年の製作になる。

    60歳だけに派手な振付はないものの(映画版と実際の舞台は違うと思うが。)やはりプリセツカヤはすごい。

    ただ映画版の内容に関してはかなり疑問だ。

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     2011/07/07

    リャプノフの作品はあまり知られていないが、「船歌」、「グルジアの主題による変奏曲」やロシア民謡が引用されている「降誕祭」など美しい作品を残している。

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     2011/07/07

    石井の作品は打楽器の使用が特徴的だが、「尺八と二十絃筝のための作品」という彼の邦楽のための作品を今回初めて聴いてとても新鮮だった。

    石井は尺八とピアノのための作品も作曲しているとのことだが、この「尺八と二十絃筝のための作品」は二十絃筝の書法がハープやピアノなど、どちらかといえば西洋音楽的な印象を感じる。(西洋音楽の作曲技法にもとずくとでも言おうか。)

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     2011/07/06

    音は良くないが熱演だ。

    素晴らしい。

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     2011/07/06

    音はわりと良い。

    ショルティの指揮がとにかく素晴らしい。
    これしかないというような絶妙なテンポをつくりだしている。
    ただお客さんの拍手の間を与えずに続きの曲にかかっているところが気になった。(ほんの一部。)

    コヴェント・ガーデンのオケも合唱団もとてもいい。

    第一幕のミカエラとホセの二重唱が美しい。
    キリ・テ・カナワのミカエラがとても感動的だ。

    録音を聴いているだけだが、セリフまわしや舞台上の音楽以外の音から演劇性の高い舞台であったことが想像できる。

    ライブでこれだけの質の高さがあるのは名演奏家が揃っているからだろう。

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     2011/07/06

    スクリャービンは音楽に色彩を感じてそれらを表現したが、ヤナーチェクの音楽の方がはるかに多くの色彩を持っていると思う。

    そして単に色彩だけでなく、作品が歌劇など具体的なものであれば、その風景の細部まで立体的に感じられる。

    ヤナーチェクの作品世界を見事に再現してみせた名盤。

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     2011/07/06

    音楽の重要な要素であるリズム、20世紀の音楽はメロディーやハーモニーよりもリズムに新たな突破口を見出だした時代もあったが、とくに打楽器に焦点を当てた作品も多い。

    このCDは打楽器の魅力が満載の一枚だ。

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     2011/07/06

    どの曲も素晴らしが、特に『内触感的宇宙 第3番 虚空』が一番印象に残った。

    ただ新しさというより邦楽曲(邦楽器)が持つ永遠性について考えさせられた。

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     2011/07/06

    タイトルロールのドミンゴ、ヤーゴのヌッチ、そしてデスデーモナのフリットリと豪華メンバーで固めた素晴らしい配役。

    ムーティがオテロを指揮するのが今回初めてというのが驚きだ。

    第一幕の騒動の演技がいい。

    舞台セットはシンプルだがところどころで効果的にセリを使うなど、ドラマに集中できるセットだ。

    2001年のライブ収録だけに映像がきれいだ。

    それぞれの幕の後カーテンコールをカットしているのはどうかと思う。
    ドラマを中断するということなら観る人は飛ばして観ると思うのだが。

    音楽は実に斬新だ。
    晩年になって新しい極地にいたるヴェルディの芸術の素晴らしさを感じた。

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     2011/07/05

    第一幕の牧歌劇の演奏と踊りがいい。

    デル・モナコのテンポが走りぎみだ。
    また、目線がよく上を向いているのが気になった。
    演技よりも歌を重視しているのだろうか?

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