1 people agree with this review
　2010/03/03

天国の音楽…。「天使の歌声」という言葉はセールス文句によく使われるが、これこそまさに天使の歌声そのものだ（最初ボーイソプラノかと思った）。オケも清楚な透明感にあふれ、聴くたびに幸せになれる。この演奏を知ったあとでは、ボニーでさえ俗っぽく聴こえる程で、他の演奏はもう聴けなくなる。同じくホグウッド指揮、カークビーがソロを歌う戴冠ミサ（こちらは喜びいっぱいの賑やかな天国）を１７年前に購入し、今でも心底幸せしているが、なぜか誰もほめる人なく廃盤になったようで…。

3 people agree with this review
　2010/03/02

プラハのみ星５つ。ただし私にとっての３８番の最高演奏。移ろいゆくニュアンス、表現のなんたるうまさ、産毛のようなデリケートさ。聞いていて本当に楽しいし、演奏者も心底たのしそう。続く３９番も同じ様に演奏してくれていたら・・・

3 people agree with this review
　2009/12/27

まったくもって抗し難い絶対的な美声である。聴く者の血をたぎらせるゲッター、魂を奮い立たせるメタルダー、ハートを締め付ける９９９の節回し（泣いてるような星のかなたに、のところ）。私はクラシック音楽の愛好家であるが、前記をはじめ出来の良いものはクラシックの名演奏に少しも劣らない感動を覚える。この人以上に英雄的な美声の持ち主を私は知らない。