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Review List of 麗しのcybelia 

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     2025/12/21

    ショパンコンクールの特集番組で見て興味を持ち購入しました。聞き慣れた曲ばかりですが、どの一瞬を取っても、「いつもの曲」ではなく、彼女自身を聴いている印象になります。すべてが本人の心の深いところから流れ出している感じなのです。めったにないことです。しかし独善的になっているのではなく、例えばオケとズレる所は全くありません。これは、演奏をちゃんと外から聴けているからでしょう。フレーズの切り替わりでペダルが濁りがちですが、たぶん音楽の内的な持続を「切りたくない」のだろうと思えます。技術がどうのという話がありましたが、我々リスナーが求めているのは技術の完璧ではないと思います。ハスキルコンクールで、優勝のみならず聴衆賞を取ったというのはよくわかります。大器です。次のアルバムを期待します。

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     2025/11/01

    始まった瞬間、「ヴィオラか?」と思うような深い音。ずっと一様なアラベスクが続くだけの音楽になってしまいやすいソナタですが、本人がライナーで「闘争」の音楽と述べ、現在の世界との繋がりを探りたいと言っているように、ドラマティックな緊張感がある演奏です。併録の「幻想曲」はヴィルトゥオーゾ・ピースなので前後のソナタと色彩が違いますが、技術の高さはわかります。

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     2025/10/22

    モーツァルトのソナタを演奏するのに、装飾を自由に加えることは珍しくなくなりましたが、さすがにこれほど多いものはなかったのでは。装飾のために付加した小節もかなりありますし、楽章間には自作のブリッジがどんどん入ってきます。これらは必ずしもモーツァルトの様式に拠っているわけではなく、自由な感じで遊んでいます。ここまで来ると、モーツァルトを聴いているのか渦巻く装飾を聴いているのか判然としない感じです。(ベザイデンホウトなどでも、装飾で曲が長くはならないと思います。)しかし、「楽譜通りに弾かなくてはならない」と思い込んで苦しんでいるピアノ科の学生さんなどには、ぜひ聴いてほしいですね。いろいろ解放されると思います。ちなみに、このピアニストの演奏は何枚か聴いていますが、一番よかったのはセザール・フランクのピアノ曲集でした。

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     2025/03/06

    とても素晴らしい演奏です。いま入手不可なんですか。それは残念ですが、中古では安値でよく出ていますので、この曲がお好きならばぜひお手元に備えて下さい。澄み切った響きでたっぷりと鳴るオケに、聴き始めるとすぐに魅了されるでしょう。音響全体の整理が見事で、どこを取っても「なるほど!」と納得できる演奏です。ミュンシュ&パリ管の爆演は私も大好きですし、マルティノン&フランス国立放送管のかっこよくドラマティックな演奏も好きです。馬鹿馬鹿しいほど派手なフレモー&ロンドン響も好きです。しかし、このアンセルメ盤はそれらとは全く違う価値がある演奏です。また、録音がとても良く、これが1964年録音だとは信じられないほどです。音の良さを求めてデュトワ盤などを買うなら、こちらをお勧めします!併録の序曲も素敵です。

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     2024/03/27

    なかなかいい演奏です。技巧よりも人格的なレベルでベートーヴェンに立ち向かう演奏としては、タチャーナ・ニコラーエワの演奏がありますが(彼女の「ディアベリ」を聴いたことはありませんけれど)、あれをもっと開放的に、外面的に押し広げたようなもの、という印象です。ピアノソナタ全集も出しているピアニストで、そちらでも「ハンマークラヴィーア」から最後の三つのソナタが良く、晩年のベートーヴェンこそこの人の本領と言えるように思いました。

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     2024/03/27

    フランスのピアニストによる全集は珍しいので購入。フランスでは固めの美音でバリバリ弾く人が多いですが、質感としては陶器のような肌触りです。ただし、テンポを揺らさず力強く前進する所はフランス風と言えるかもしれません。ペダルを深く踏み込む演奏で、それによって意外な効果を発見しているところも少なくありません(例えば「月光」第二楽章トリオ)。指の回りは残念ながら決して巧緻とは言えず、レビューが出ないのもあるいはそのためでしょうか。しかし、真摯さと自発性は豊かです。特に、ぜひ最後の2枚(29〜32番)をお聴き下さい! 素晴らしく充実した演奏です。 

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     2024/03/16

    この人のショパンは、何よりメロディーの扱いに特色があります。「ほのかな音のメロディー」「強靱な音のメロディー」など、いろいろな音色を駆使し、表現のためにはテンポを大きく揺らします。情緒に応じた実に多様な弾き分けが見られます。ペダルはかなり濁りますが、それは旋律を思うように歌わせたいからではないかと思いました。それと引き換えに、op.25の中では嬰ト短調や嬰ハ短調の曲の細かいパッセージはエコーに埋没していますし、メロディアスでない変ニ長調や「黒鍵」はあまり個性的とは言えません。ある意味「練習曲」的ではない演奏とも言え、この辺は聞き手の好みによるかなと思われます。パワーとスピードは十分で、スケルツォ3番の後半などの迫力はすさまじいものがあります。全体に説得力の高い演奏で、おすすめです。

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     2023/07/23

    深く鋭いタッチで、スリムに弾かれたモーツァルトです。装飾音は記譜されたもの以上にはあまり付加しておらず、ペダルは要所で使っている感じです。演奏に自発性があり、隅々まで集中して弾かれているように思います。モーツァルトらしい優雅さにはやや欠けますが、好演です。

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     2023/05/16

    何といっても「序奏とロンド・カプリチョーゾ」です。出だしを聴いた瞬間から、「カントロフだっ!」と思わせる洒脱な表現。疾駆する場面では一転してプレストになりますが、いくら派手に駆け巡っても全く崩れることのない技巧。こういうものを聴くと、一般的な演奏は重ったるく感じてしまいます。

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     2023/05/11

    暖かくて伸びやかな音(ペーゼンドルファー・ピアノ)でゆったりと弾かれた演奏です。シューベルトに峻厳で暗いものを求める方には物足りないと思いますが、他の方もお書きになっているとおり、昔のシューベルト演奏はこういうものだったのです。こういう伴奏で、シューベルトの歌曲、例えば「幸福」などを聴いたら、さぞうっとりすることでしょう! 「楽興の時」など柔和な弾きぶりで、現代の演奏は深みを求めすぎていないか、こういう演奏で聴くのが本来では?…などと思いました。

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     2023/03/07

    フランスの楽団によるベートーヴェン全集は稀なので興味を持ちましたが、ロンバールってオペラの人だしなあ、オケはボルドー・アキテーヌ管だしなあ、何よりジャケ写が廉価盤っぽくて不安だなあ…と躊躇していました。実際に聴いてみると、おかしな演奏ではなく、録音(1991年)もよく録れています。躍動感や軽快さには乏しく、重量感のある派手なクレッシェンドやffが印象に残ります。声楽陣はベニャチコヴァしか知りませんでしたが、それ以外の人は声質よりもくっきりした鮮明さを重視して選んでいるように感じました。合唱がよく録れているのは個人的には嬉しいです。

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