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Review List of ケージ 

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     2003/12/31

    デビューから活動中止期までにリリースされたシングル曲を全て収録したベスト盤。『島唄』『風になりたい』はもちろん、『気球にのって』など、ポップでありながら重いテーマを内包した名曲ばかりがぎっしりとつまっている。また、矢野顕子とのデュエットや、南国音楽の巨匠とのコラボレーション・ミヤ&ヤミのシングル曲も入っている。例のコーヒーのCMで流れた、♪二人の恋はまるで〜、積み重ねたハ〜モニ〜 は今のところはこれでしか聴けない。

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     2003/12/31

    黄金のカルテットを率いてのヨーロッパツアーで録音された名演。後にボックスセットの『コルトレーン・ヨーロピアン・ツアーズ』に未発表曲とともに収録された。

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     2003/12/31

    じつはコンプリートではなく、かなりのアウトテイクが省かれている。

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     2003/12/31

    58年録音。不朽の名作「スターダスト」をはじめ充実したコルトレーンのブロウが楽しめる。でも、二、三曲聴いてると飽きる。

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     2003/12/31

    初期のコルトレーンの『ソウルトレーン』『ラッシュ・ライフ』などと肩を並べて人気があると言われる58年録音のクインテット演奏。表題作「ブラック・パールズ」は、「グット・ベイト」とならぶなかなかの名演とみた。

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     2003/12/31

    ファンタジー社の(プレスティッジ、リバーサイド、コンテンポラリー)アーティストのコンプリートアルバムに限っては、外国盤よりも日本盤の方が重みのあるいい音がします。

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     2003/12/31

    ビックバンドの一テナー奏者としての参加。大したソロもない。マニア向け。

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     2003/12/31

    『あたしンち』ファン(らしい)矢野顕子による劇場アニメの主題歌。ジブリの『となりの山田君』につづいてまたも家庭アニメだが、矢野の歌はこういう日常的なものを連想させるという事なのだろう。例によってアベレージ作、やはりこの人の作る曲の水準は高い。

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     2003/12/30

    アメリカの前衛作曲家ジョン・ケージの代表作として知られるだけでなく、20世紀の音楽芸術を象徴した大作と言われる本作。弦に様々な物を挟み込んで、まるで別の楽器に仕立てあげたピアノ=プリペアド・ピアノを用い、無比で独特な美しさを放つ(ピアノソロとは思えない!)。此ほどまでに音楽的に完成された作品を作り上げたことには脱帽。

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     2003/12/30

    日本フリージャズ界において、もはや伝説となったアルトサックス奏者・阿部薫とギタリスト・高柳の共演をとらえた超問題作。今で言えばハードロックと言えなくもないが(むろんハードロックよりも過激だが)、当時のリスナーは、この音楽を理解するには感性が違いすぎていた。当時は自主制作盤で数枚がプレスされたのみの、幻の作品だったが、やっとCD化。

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     2003/12/30

    凄い。でも、これ以上の爆発的なエネルギーと、くわえて狂ったようなスイングを聴かせる1975年の『キアズマ』のほうが壮絶。

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     2003/12/30

    コルトレーンって凄いなア、と思う。でも、これ聴いて好きになれない人は多いはず。『バラード』をおすすめします。

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     2003/12/30

    レコードは当時かなり聴いたが、音だけをひっぺがしたのとは違い、視覚と聴覚で体験するこのDVDはやはり別の感動がある。ミックスもやや異なっていて、こちらの方がブラスの演奏や観客のざわめきや拍手などが(レコードと比べると)ダイレクトに記録されている。よいではないか、よいではないか!

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     2003/12/26

    今も活動を続けているジャズ・ジャイアンツの代名詞とも言える巨人たち…ハンク84歳、エルビン75歳、リチャード・デイビス72歳…というメンバーによる演奏だ。歳には勝てないかと思っていたが、なんのなんの、確かに力強さは少しは落ちたがイマジネーションの水準はなかなか高い。ハンクのピアノはちょっとつまらないけど、エルビンのドラミングは堪らない。デイビスは往年のフリーキーでパワフルな奏法とは違い繊細な弓さばきを披露しているが、これもなかなか心地いい。三者のイマジネーションが素晴らしい『キャラバン』は是非!

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     2003/12/26

    微妙!ハンクのピアノはなんだか弱々しくイマイチピンと来ないし、エルビンのドラミングにもやや力が足りない気がする。ベースのリチャード・デイビスは往年の力強いピチカートは弾かずに確実なプレイをみせるが、凄く良いという感じもしない。なんか、まるでリハビリのような演奏だ。しかしハンクのピアノソロ『煙が目に染みる』はなかなかあざやかで、ロマンチックなイマジネーションがここちよい。ジャズの巨人たちの演奏だから決して軽い演奏ではない。イマジネーションが豊かな曲もある。しかし、やはり歳には勝てないかと感じた。

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