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Review List of 一人のクラシックオールドファン 

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     2009/11/19

    どちらも最初に出た時大いに話題になった名盤でもあります。第5番(1974年録音)は何とスポーティな演奏(タイムは@7’17A9’56B5’08C10’49)なのでしょう(演奏本質は異なりますがDGG収録1960年代カラヤン/BPOの「運命・未完成」の運命出だしを聴いた時の感触に似ていました)。カルロスの指揮ぶり自体のお馴染み「カッコ良さ」が念頭にある為ビジュアル面も影響しています。VPOがこのように従来の演奏をチェンジすることが能力とすればS.ラトルのベートーベン交響曲演奏へとつながっているようにも思います。それはさておき、第5番の清冽なエネルギーは聴きものです。但し、第7番(1975,1976年録音)は「アレッ?どうしたの?」と問いたくなりタイム的(@13’37A8’08B8’14C8’37)なアッサリさが逆に私には物足らなさに結びつきもう少し含みを持たせて欲しいなぁとも思いました・・・録音で左右されているのかもしれません。今回音質は更に改善されている思われ素晴らしい全体での演奏盤です。

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     2009/11/18

    ヘブラーはクラウスとともにモーツァルト弾きとして私たちの年代では聴き親しんだピアニストでその穏やかな演奏というか大体容姿からしてセカセカしない感じがして演奏そのものにも反映している様な気にさせてくれたものです。モーツァルトの曲自体に深さを視る向きには彼女の演奏にそこまで接点を見出せるかは別として、彼女は1952年のジュネーブ国際音楽コンクールで田中希代子と賞を分かち合ったとかで・・・概ねそんな世代の演奏家だということです。モーツァルトのピアノ・ソナタ集はフィリップスに1960年代とデンオンに1980年代後半に二回収録しておりますが現在前者は廃盤ということで少なくとも有名曲くらいは復活しておくべきかと思うのですが・・・。私は以前国産フィリップス・グロリア廉価盤(前記1960年代収録のもの)でK330,K331,K332

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     2009/11/18

    ゼルキンはモーッアルト、ベートーヴェン、ブラームス弾きとしてそうレパートリーの広いピアニストではありませんでしたが彼自身の録音その他への誠実さから来る処もあつたのでしょう。DGでのモーッアルト・ピアノ協奏曲集はアバド/LSO等のバックで進められましたが全曲には到りませんで15曲?止まり・・・残念。さて、私は第21番を第20番とのセット盤で聴いたものですから第23番は聴いておりません。第21番もゼルキンの小さな低い唸り声は相変わらずではありますがかえってホッとさせてくれるものですね。この演奏でのカデンツァはゼルキン自身の作ということでリアル感が増しますね。アバドのバック演奏が時折レガート挿入気味なのと誠実なゼルキンが80歳近くの演奏だとは思えない位タッチがソフトなのにも面白く聴きました。1982年収録のこの第21番タイム的には@15’21A7’55B7’00で第1楽章中ほど短調部分の移ろいに思い入れが感ぜられます。又、夢見心地な第2楽章の演奏も印象的。大阪の方のレビューにもある通りですね。決して変なことはしていない演奏での第23番も推し量って素晴らしいと思います。

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     2009/11/18

    ヤルヴィ/DKPによるベートヴェン交響曲シリーズの一環で勿論演奏はベーレンライター版。この版の演奏は更に奏法・楽器の最近トレンドによりどの演奏もえてしてテンポが速くアッサリ味になるようです。ヤルヴィは私の思うことを強いて言うなら偶数曲がその演奏スタイルからも合っている感じがします。従ってここでは第4番(2005年録音)ということでタイム的には@10’48A8’34B5’26C6’11位で他の同傾向の演奏者ジン・マン@10’01A8’15B5’18C6’15やノリントン(LCP)@10’49A7’50B5’35C6’32似たタイムで特徴的には旧タイプの演奏だと第2楽章では9分台が多いのに明らかに一線を隔しています。さて、ヤルヴィの第4番の演奏は全楽章キレが良く時折ルバートも効かせ繊細さもあわせ持って特に絶妙な管楽器サポート・・・弦と管の渡しが上手い様に思います、時折ちょっとしたフレーズ毎にアクセントをつけたティンパニーの使い方にも神経が行き届いております。音色が冴えているのもこのシリーズの長所ですが、私自身この演奏を含め最近の演奏にかっての演奏家の個性を楽しむというより版・奏法の個性が表面的に捉えられ勝ちになってしまっている半状態でもあります・・・。一部再録したと言われる第7番(@13’12A7’42B8’51C8’27)になりますとスピード感こそクライバー辺りから慣れては来ているもののもうひとつ感慨は薄くなるのは旧イメージが私の中には強いのでしょう。

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     2009/11/17

    ゼルキンはモーッアルト、ベートーヴェン、ブラームス弾きとしてそうレパートリーの広いピアニストではありませんでしたが彼自身の録音その他への誠実さから来る処もあつたのでしょう。DGでのモーッアルト・ピアノ協奏曲集はアバド/LSO等のバックで進められましたが全曲には到りませんで15曲?止まり・・・残念。さて、私は第21番を第20番とのセット盤で聴いたものですから第27番は聴いておりません(第27番はバックハウス/ベーム/VPOの演奏を手元において聴いております)。第21番もゼルキンの小さな低い唸り声は相変わらずではありますがかえってホッとさせてくれるものですね。この演奏でのカデンツァはゼルキン自身の作ということでリアル感が増しますね。アバドのバック演奏が時折レガート挿入気味なのと誠実なゼルキンが80歳近くの演奏だとは思えない位タッチがソフトなのにも面白く聴きました。1982年収録のこの第21番タイム的には@15’21A7’55B7’00で第1楽章中ほど短調部分の移ろいに思い入れが感ぜられます。又、夢見心地な第2楽章の演奏も印象的。決して変なことはしていない演奏で第27番も推し量って素晴らしいと思います。

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     2009/11/17

    極度の戦時下1945年ライブ録音のものでこれまでもいろいろな盤があったものです。この演奏のLP盤等は知らないので何とも言えませんが改善された音色としても篭り勝ちな斑的なものがあるのは仕方ありませんね。第1楽章オドロオドロした例の循環主題出だしは更に引っ張るように強調されその後の一気高潮からの大転換の凄さは印象的・・・中ほどはマァマァ・・・そして結びはやはりこれでもかの最強音、第2楽章は結構ゆったり目に進みます・・・穏やかな時なのでしょう(一部従来の欠損部分が修復されているそうで・・・それは何よりのことです)。最終楽章些か溜めを多用してマッシブ的に管楽器が堂々と・・・フランクが初演後彼の妻に「思った通り(オルガンサウンドも含めて)鳴った」と言ったらしい・・・・。演奏部分が終わってすぐ無音状態になるの原盤ありきの前提でも少し白ける感じがしないでもありません・・・本質的なことではありませんが。とにかく単に切羽詰った状況下だけというのではない指揮者のその時の魂の揺さぶりがここにはあるようで演奏タイムは@17’52A10’47B10’24(この演奏・・・盤により表示タイムに少々差はあるようです)となっており1953年の同じくVPOを振った演奏(私は古いLP盤で聴いておりました)タイム@18’03A10’28B10’32と大差はありませんが全体大波小波ドラマチック性印象度はこの戦時下ライブ録音の方が勿論強いです。今回の素晴らしい技術的なサポート努力も多としなければなりませんね。

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     2009/11/17

    1960年代初めベートーベン弾きピアニストではバックハウスとケンプがライバルの様にLPでも選択をしたものでした。私は協奏曲では丁々発止のバックハウス、ソナタでは内省的なケンプのチョイスをしてしばらく聴き続けました。本ステレオ名曲集盤は1958,1959年位のものです。年上のバックハウスがほぼ年の差だけ先に録音したものであり参考までに主な収録曲のタイムを比較メモしておきます(同じ演奏でも盤により少々数字が違うかもしれませんがあくまで目安くらいなイメージで・・・)。バックハウス[(月光@5’38A2’18B7’17)(熱情@9’27A6’00B5’21)(悲愴@6’10A4’45B4’22)(ワルトシュタイン@8’48A3’10B9’42)]そしてケンプ[(月光@6’02A2’20B5’30)(熱情@9’55A6’02B8’48)(悲愴@7’14A4’53B4’30)(ワルトシュタイン@10’55A3’04B9’50)]、とややマニュアックに並べましたがこれらも一つの演奏イメージ目安と割り切ってメモしました。それはさておきあまり愛想が良いとも思われぬバックハウスの演奏はケンプと比しやや武骨な感もしておりますが両盤は名曲集として長く聴かれるべき最高ランクに置いておきたいものです。

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     2009/11/16

    モーツァルトの有名な短調ピアノ協奏曲の組み合わせ盤ですね。ゼルキンはモーッアルト、ベートーヴェン、ブラームス弾きとしてそうレパートリーの広いピアニストではありませんでしたが彼自身の録音その他への誠実さから来る処もあつたのでしょう。DGでのモーッアルト・ピアノ協奏曲集はアバド/LSO等のバックで進められましたが全曲には到りませんで15曲?止まり・・・残念。さて、私にとって第20番は数多ある同曲盤で初めて接した・・・勿論LPで・・・のがゼルキン/セル盤(1961年収録)で曲の悲劇的ドラマチック性にぞっこんの上に演奏が比較的整然と・・・ゼルキンの唸り声は相変わらずではありますが・・・した処が大変気に入ったものでした。不安を煽る様な出だしなのに決して情だけに流れずベートーヴェンによるカデンツァは誠実なゼルキンにより余すところなく進められます。有名な緩徐章・・潤いは過度ではないもののたっぷりした整然さがそれを補います。本盤1981年収録のアバドとの共演分も懐かしいく小さないうなり声が始終つきまといますが気にはならずかえってホッとしました。第1楽章最終コーナーじらすようなカデンツァを経てフィナーレへ・・・思わずウーンと・・・・聴いたこちらが唸り声の始末(タイムは@14’47A9’47B8’03 )。なお、ゼルキンはこの第20番を先述の通り1961年セル/コロンビアSO(タイムは@14’24A9’47B7’18 )とそして後年1966年シュナイダー/ECOなどと・・・そして一連協奏曲収録で1981年にアバド/LSOと再録したのが本盤でバックのアバドがレガート気味に流し時には流麗過ぎる処も面白く、ゼルキンが80歳近くの演奏だとは思えない位タッチがソフトなのにも面白く聴きました。生憎私は第21番とのセット盤で聴いており第24番は聴いておりませんが冒頭申しました様に有名曲セットなので演奏も推してなのですが曲の魅力もあり最高ランクに。

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     2009/11/16

    ゼルキンはモーッアルト、ベートーヴェン、ブラームス弾きとしてそうレパートリーの広いピアニストではありませんでしたが彼自身の録音その他への誠実さから来る処もあつたのでしょう。DGでのモーッアルト・ピアノ協奏曲集はアバド/LSO等のバックで進められましたが全曲には到りませんで15曲?止まり・・・残念。さて、私にとって第20番は数多ある同曲盤で初めて接した・・・勿論LPで・・・のがゼルキン/セル盤(1961年収録)で曲の悲劇的ドラマチック性にぞっこんの上に演奏が比較的整然と・・・ゼルキンの唸り声は相変わらずではありますが・・・した処が大変気に入ったものでした。不安を煽る様な出だしなのに決して情だけに流れずベートーヴェンによるカデンツァは誠実なゼルキンにより余すところなく進められます。有名な緩徐章・・潤いは過度ではないもののたっぷりした整然さがそれを補います。本盤1981年収録のアバドとの共演分も懐かしいく小さないうなり声が始終つきまといますが気にはならずかえってホッとしました。第1楽章最終コーナーじらすようなカデンツァを経てフィナーレへ・・・思わずウーンと・・・・聴いたこちらが唸り声の始末(タイムは@14’47A9’47B8’03 )。なお、ゼルキンはこの第20番を先述の通り1961年セル/コロンビアSO(タイムは@14’24A9’47B7’18 )とそして後年1966年シュナイダー/ECOなどと・・・そして一連協奏曲収録で1981年にアバド/LSOと再録したのが本盤でバックのアバドがレガート気味に流し時には流麗過ぎる処も面白く、ゼルキンが80歳近くの演奏だとは思えない位タッチがソフトなのにも面白く聴きました。生憎私は第21番とのセット盤で聴いておりもうひとつの第12番は聴いておりません。

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     2009/11/16

    ゼルキンはモーッアルト、ベートーヴェン、ブラームス弾きとしてそうレパートリーの広いピアニストではありませんでしたが彼自身の録音その他への誠実さから来る処もあつたのでしょう。DGでのモーッアルト・ピアノ協奏曲集はアバド/LSO等のバックで進められましたが全曲には到りませんで15曲?止まり・・・残念。さて、私にとって第20番は数多ある同曲盤で初めて接した・・・勿論LPで・・・のがゼルキン/セル盤(1961年収録)で曲の悲劇的ドラマチック性にぞっこんの上に演奏が比較的整然と・・・ゼルキンの唸り声は相変わらずではありますが・・・した処が大変気に入ったものでした。不安を煽る様な出だしなのに決して情だけに流れずベートーヴェンによるカデンツァは誠実なゼルキンにより余すところなく進められます。有名な緩徐章・・潤いは過度ではないもののたっぷりした整然さがそれを補います。本盤1981年収録のアバドとの共演分も懐かしいく小さないうなり声が始終つきまといますが気にはならずかえってホッとしました。第1楽章最終コーナーじらすようなカデンツァを経てフィナーレへ・・・思わずウーンと・・・・聴いたこちらが唸り声の始末(タイムは@14’47A9’47B8’03 )。なお、ゼルキンはこの第20番を先述の通り1961年セル/コロンビアSO(タイムは@14’24A9’47B7’18 )とそして後年1966年シュナイダー/ECOなどと・・・そして一連協奏曲収録で1981年にアバド/LSOと再録したのが本盤でバックのアバドがレガート気味に流し時には流麗過ぎる処も面白く、ゼルキンが80歳近くの演奏だとは思えない位タッチがソフトなのにも面白く聴きました。生憎私は第21番とのセット盤で聴いておりアバド/ECOバックの第16番は聴いておりませんが推して素晴らしい盤と思います。

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     2009/11/15

    モーツァルトの弦楽五重奏曲収録には弦楽四重奏団に通常ビオラのゲストを加えてされる事が多く本盤もスメタナSQ+なんとあのスークが日頃の武器を持ち替えての1976年の全集の一つで両曲とも33分余の演奏であり伸びやかな終楽章が素敵な第3番K515もいいのですがどうしても第4番ト短調K516に注目が行ってしまいがちでかく言う私もそうであります。第1楽章終わりの方の追い込みがあの第40番交響曲を連想させやはり同交響曲を意識させる第2楽章そして前後穏やかながらも暗い熱情を帯びた中間の第3楽章、そして初めは短調ながら後半一転テンポアップの長調への最終楽章・・・どこをとってもこの演奏は弦がざらつかず表面的ではない美しさが堪能出来ます。私個人は第3番の方はグリュミオー・メンバーのものも・・・とは感じていますが第4番はあまり感傷的に過ぎないこのスメタナSQ+スークが好きであります。

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     2009/11/15

    本盤第3番と第4番交響曲なのですがここはやはり何と言っても第3番「英雄」がメイン、第4番(タイム@9’55A8’46B4’59C6’58)も素晴らしくいいのですが行け行けドンドン一本調子が耳障りになる時が多くソフトな面を求めたくもなる時が・・・。トスカニーニもベートーヴェンの交響曲の奇数番がカラヤン同様私にはしっくり来るものがありまして多分奇数曲には攻撃的な曲が多いからなのかなぁとも思ったりしております。さて、私は別盤で1953年録音の「英雄」交響曲を聴いているのですが演奏そのものはもうお馴染のある普遍的な一角の域まで達したものでその音楽そのものの緊迫感の持続にただただ感心するのみであります。正直第4番同様一本調子な処も感じさせはする瞬間はあるのですがそれは素人の下衆の勘ぐりというもの・・・・タイム的には@14’07A15’22B5’23C11’12となって1939年ライブの@13’56A16’22B5’21C10’50とはやや第2楽章が短いようですが(彼には1945年録音のものもHMVカタログには載っておりトスカニーニファンなら比較されては?)とにかく凄い何もかもこれに凝縮させ最終楽章へのあの帰結となった演奏です。

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     2009/11/15

    トスカニーニもベートーヴェンの交響曲の奇数番がカラヤン同様私にはしっくり来るものがありまして多分奇数曲には攻撃的な曲が多いからなのかなぁとも思ったりしております。さて、私は別盤で1953年録音の「英雄」交響曲を聴いているのですが本盤は更に仕様改善が期待されるものでしょう。演奏そのものはもうお馴染のある普遍的な一角の域まで達したものでその音楽そのものの緊迫感の持続にただただ感心するのみであります。正直一本調子な処も感じさせはする瞬間はあるのですがそれは素人の下衆の勘ぐりというもの・・・・タイム的には@14’07A15’22B5’23C11’12となって1939年ライブの@13’56A16’22B5’21C10’50とはやや第2楽章が短いようですが(彼には1945年録音のものもHMVカタログには載っておりトスカニーニファンなら比較されては?)とにかく凄い何もかもこれに凝縮させた演奏です。

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     2009/11/15

    1960年代初めベートーベン弾きピアニストではバックハウスとケンプがライバルの様にLPでも選択をしたものでした。私は協奏曲では丁々発止のバックハウス、ソナタでは内省的なケンプのチョイスをしてしばらく聴き続けました。本ステレオ録音盤は1964,1965年位のものです。年上のバックハウスがほぼ年の差だけ先に録音したものと参考までにタイムを比較メモしておきます(同じ演奏でも盤により少々数字が違うかもしれませんがあくまで目安くらいなイメージで・・・)。ケンプ[(月光@6’02A2’20B5’30)(熱情@9’55A6’02B8’48)(悲愴@7’14A4’53B4’30)(ワルトシュタイン@10’55A3’04B9’50)]、バックハウス[(月光@5’38A2’18B7’17)(熱情@9’27A6’00B5’21)(悲愴@6’10A4’45B4’22)(ワルトシュタイン@8’48A3’10B9’42)]とややマニュアックに並べましたがこれらも一つの演奏イメージ目安と割り切ってメモしました。それはさておき・・・70才近くのケンプはよく言われるように技術的な点を指摘されながらやはりその深い精神性というか平静さが聴く者を音楽の何たるものかの幾ばくかを示したようで彼がバッハ、シューベルト、ブラームス等の演奏にもある一定のコンセプトを主張している所以でしょう。本盤は名曲集として同曲盤で最高の一つ!

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     2009/11/14

    基本的にはオペラ指揮者であったサバータは米国ででも活躍し本盤はNYPOを振っての1950年ライブであります。1950年・・・日本で言えば昭和25年・・・まだ私などは就学前で同じ古い演奏録音盤でも自分自身の誕生前と誕生後(特にまだクラシックの「ク」の字も知らなかった時代)の物とでは聴く者として心構えに何か微妙な違いがあり大戦後のライブで集った演奏家、聴衆達も大半今はこの世にいない・・・そして私もやがて・・・そうした思いが感傷的に過ぎるのであります。それはさておき、ブラームスのミルシィティンによる協奏曲はバックはサバータの些か直截なのに対してまだ若かったミルシィティンは艶っぽく充分弾ききっているのがある意味対照的でタイム的には@20’18A9’04B7’48と全体ほんの少し短めとなっています。通常よく聴く第1楽章ヨハヒムカデンツァとは異なるカデンツァが印象に残りました。「運命」交響曲(タイムは@8’24A9’54B5’11C9’06 )もサバータのペースでどんどん進んで行きます。ライブ故の興奮度も手伝って最終楽章タクトが下ろされない内に大拍手・・・・。拍手と言えばどちらの曲も第1楽章が終わってからその拍手がされたのも面白く聴きました、素晴らしい盤です。

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