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Review List of ルートヴィッヒ 

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  • 4 people agree with this review
     2012/04/20

    素晴らしい演奏です。さすが女流の大家だけのことはあります。この人の性格はたぶん竹を割ったような性格だったのでしょうね。曖昧なところがほとんどありません。シューベルトの退屈なところは、その曖昧さだったのですが、それがきちんと整理されて言いたい事が明確に伝わるようです。しかも、他の女流大家のように「われが、われが」というような自己主張を押しつけてくるような演奏とも違います。作曲家の心を理解して、それを明確に伝えようという強い意志を感じます。久々に聴いて良かったという印象を持たせてくれた演奏でした。

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  • 1 people agree with this review
     2012/04/17

    中学生の頃、スタインバーグがケルン放送交響楽団を指揮してブルックナーの交響曲第5番をFM放送を通して録音し毎日のように聴いていた。スタインバーグがアレンジしたもので今聴くと変に感じるものだが、妙に感動していたことを覚えている。映像を見ると朴訥な指揮でオケもミスが多いが、何か惹き付けるものがある。恐らく、彼のヒューマニティが音楽にいのちを与えており、それが我々を感動させるのだと思った。スマートで格好ばかり付けたがる現代の演奏の中でかえって新鮮に思えてくるのでふしぎである。オケがもう一つなので星4とするが、演奏内容自体は5つ星である。

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  • 2 people agree with this review
     2012/04/03

    安価なCDなのであまり期待せずに聴き始めたが、予想以上の出来で驚かされた。曲の組み合わせもバルトークの3番とラヴェルのト長調の協奏曲で、二曲とも私の大好きな曲なのでコレクションの一環として買ったものだが、演奏も録音も素晴らしくとても感動的であった。このピアニストの持つ女性らしいしなやかなニュアンスが両曲を大変活かす結果となっている。特に両曲の第2楽章は神秘的な感じが良く出ており、余韻の美しい演奏となっている。とてもお買い得であるし、誰にでも推薦できる。

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     2012/03/30

    つい最近もNHK−BSで彼女の演奏を聴いたが、細かいニュアンスの付け方がどうも癇に障ってしまう。彼女が美人で日本語を達者に話し、日本に溶け込もうとしているのは分かるが、それだけで評価があまりにも甘すぎるように感じる。実際彼女の演奏は特別冴えたところは見当たらず、凡演ではないかもしれないが、限りなくそれに近い。過大評価して彼女のCDを買ってがっかりする前に現実をしっかりと見極めてほしい。

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  • 3 people agree with this review
     2012/03/26

    あまり期待はしていなかったのだが、聴いてみて大変驚いた。スタインバーグは大巨匠だったのだと今更ながら思い知らされた。彼は楽譜をいじるのが好きで、スタインバーグ版のブルックナーやワーグナーなど少し首を捻らざるを得ない演奏もあったが、演奏からして彼は偉大な巨匠達と勝るとも劣らない才能を持っていたのだった。最初の一音からこの演奏に引きずり込まれる。途中で止めようと思っても止める事ができなく通して聴いてしまった。あまり統一性の取れていないようなこの巨大な曲を心を込めて雄大に歌いながら進んで行く様は、大海原を豪華客船で進んで行くような思いがする。聴き終えた後は、感動と満足感に浸れるに違いない。

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     2011/09/05

    フルトヴェングラーが作曲した中では一番親しみやすい旋律が多く、作曲技法の稚拙さにも関わらず何かしらノスタルジーにも似た感覚を醸し出してくれる。初めて聴いた時は、何て下手な曲だろうと苦笑してしまったのだが、何度も聞くうちに、その不器用さが妙に心を打つものと化したのだった。今では小学生でももっとましな旋律を作るし、変奏ももっと上手にできると思う。それほど稚拙な音楽なのであるが、恐らくフルトヴェングラーの心から吐露した思いが音楽化したのだと思うし、時代背景を考えたならば、このような音楽も仕方がないかとも納得してしまう。しかし、はっきり言って、滑稽な個所の多い欠点だらけの交響曲だし、ラフマニノフよりも作曲技法はなっていない。このヴァルター指揮による演奏は、そのような欠点を感じさせない颯爽とした音楽を奏でている。最初は少し違和感があったが今では好んで聴くCDとなった。自分は常日頃から作曲家だと言い張っていたフルトヴェングラーだが、作曲家で身を立てなくてよかったと思うのは私だけであろうか。

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  • 8 people agree with this review
     2010/10/28

    第9交響曲も何百回聴いているかわからないが、これほどベートーヴェンを馬鹿にした演奏は無いだろう。まず、あのサーカスのピエロのような服装で第九を指揮しようと思うことからベートーヴェンを愚弄している。その態度が演奏に表れている。極端なリタルダントをくどいほど繰り返し、自己陶酔ではなく、自己顕示欲の表出以外のなにものでもない。「われここにあり、見よ」と言わんが如くリタルダントを大見えを切って繰り返す様はまさに道化師と呼ばれるに相応しいであろう。さらに、指揮ぶりと言ったら、まともに指揮法を習った者の振り方ではなく、ある意味ではひょうきんな笑いを誘うような指揮ぶりだ。妙な唸り声もまた、自分はチェリビダッケだとでも思っているのかもしれないが、聴きづらく、演奏もし難いに違いない。かえってオーケストラの人々が気の毒になってくる。何がフルトヴェングラー以来の名演というのか、第九の音楽は命を失い、醜悪な根本氏の分身と化している。極めて精神年齢の低い演奏としか言いようがない。宇野巧芳氏もひどいがこの人も幼稚な演奏家の一人としか呼べない。

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