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TOP > My page > Review List of ZAKISHIN
Showing 1 - 3 of 3 items
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0 people agree with this review 2025/01/08
フロマートカは、カール・バルトと共に《神の言葉の神学》の系譜に属し、バルトと同じく《旅人の神学》《神の国への途上にある神学》を志向し、貫き等した牧師・神学者です。彼の著書『神学入門』と併せて、カール・バルトの神学への最良の手引きともなり得る良書だと思います。全体の基調は、どこまでも「受肉した(真の人となられた)真の神 イエス・キリスト」という神学的公理によって貫かれており、ここにフロマートカのすべての始点があり終極点があるのだと思いました。バルトとフロマートカの共通点また相違点については、バルトから強い影響を受けつつも、フロマートカに私淑しこだわり続ける監訳者の佐藤優氏による『神学入門』の解説からも、本書と共に読み取ることができると思います。全編を通して熱く激しい「神の言葉の説教」を聴き続け、こころ打たれた思いです。このような良書をチェコ語から翻訳して世に送り出してくださった平野清美・佐藤優両氏に深く感謝します。
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0 people agree with this review 2025/01/03
大学の研究室や、いわゆる象牙の塔にこもることによっては神学は生まれない。教会の中で、教会と共に、教会に密着して生きてこそ「神学はまことの神学たり得る」。この立場をカール・バルトと共に、徹頭徹尾貫いているのが本書だと思います。その意味で、きわめて護教的であり保守的だ、との批判を受けるかもしれませんが、フロマートカは決して教会を絶対視していません。人間は皆、等しく、どこまでも「罪赦された義人」(罪人にして同時に義人)であるのだから、その人間が集う地上の目に見える教会共同体は、常に神に祈り求め、日毎に神へと立ち帰り(悔い改め)つつ、神のもとで絶えざる批判的自己省察を繰り返してゆく「この世のための存在」なのだと言います。「真の神でありかつ真の人間であるイエス・キリストを雛形とする」われわれ人間は、教会に閉じこもり、教会を美化・絶対化してしまいたくなる誘惑と戦い、抗いながら「常に前を見」、「この世界をフィールドとして生きる」のだと。監訳者の佐藤優氏による「解説」を読まれてから序論へと進んでいかれると、より深く本書の内容が理解できるのではないでしょうか。キリスト者はもちろんのこと、そうでない方方々にも一読をお勧めしたい良書だと思います。
0 people agree with this review 2024/12/18
ほかに類のない、書名からして実にユニークな著作だと思います。大学の「神学部」という、一般には、とりわけ日本においては決して馴染み深いとは言えない存在を取り上げ、実際に神学部(大学院神学研究科)まで修了された佐藤優氏にしか書けない、実にユニークで興味深い「神学入門」になっています(より詳しく学びたい場合は、同氏の『神学の思考』および『神学の技法』を併せ読まれるとよいかと思います)。 わたしが卒業した神学大学(神学校)の紹介は残念ながらありませんでしたが(笑)本書をきっかけに「神学」に興味関心をもたれる方がひとりでも生まれたら、とてもうれしく思います。
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