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0 people agree with this review 2024/09/10
Capriccioより発売済みのバラですべてを買い揃えたが,最終巻発売に少し遅れてこの全集が発売された(当然こちらのほうが安価。苦笑)。もちろん他の方のレビュー通り,アニヴァーサリーイヤーにリリースされた他のメジャーレーベル盤のような首を傾げざる負えない販売方法とは異なり良心的だといえる。 一方,内容について。2つのオーケストラを使用しており,いずれも基本デッドな録音(ブルックナーでは珍しい)だが,録音場所による違いがある(LBOに比べVRSOは若干ホールトーンを含んで聴こえる)。また,同じオケ(=録音場所)でも曲によって大分音質が異なるものも散見され,そのあたりが個人的には本当に惜しい(どうせなら,すべての曲を同じ条件で聴いてみたかった)。 とはいっても,これまで何人かがトライし挫折した,現在考えうるすべての版を同じ解釈(良し悪しは別にして)で聴くことができるようになったことは誠に有意義だと思う。
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0 people agree with this review 2024/04/10
1曲目のファンタジア嬰ヘ短調Wq.67は,代表曲ではあるが,リュビモフの愛想曲らしく過去のフォルテピアノ(1989年?),ピアノ(ECM,2000年)に次ぐ3回目の録音。いずれも楽器の特性を踏まえたテンポ設定が行われており,3種3様であるが,個人的には今回の録音が素晴らしいと思った。 今回のタンジェント・ピアノでの演奏,1分に満たないWq.117のピースをはじめ,様々な種類の曲が含まれており,時折,ハープや琴のような音も聴こえ,変化に富んで飽きさせず,一気に聴き通してしまった。例えば,Wq55/6の2楽章は,他の録音にはみられないemotionalな演奏で,C.P.E.Bachが多感様式といわれることをよく表している演奏だと思う。もちろんECMの録音も素晴らしい。
3 people agree with this review 2023/10/08
「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団/スタジオ録音全集」と銘打ちながら,サービス的に含まれたDecca音源はPOやLPOも入っている(カップリングも一部編集されているし。。。本当に必要だったのだろうか?)し,後半はRCOライブ(まだほとんど,現役で生きている)も入っているし,コンセプトの統一感に若干の疑問を感じました(20枚程度が該当するので,もう少し安価になるのに)。 それにしても,こうやって纏めてみると,モーツァルトの管弦楽録音をしていないのは意外でしたし,ベートーヴェンのステレオ録音やメンデルスゾーン,リスト,ストラヴィンスキー等は,一時,首席だったLPOだったのだなぁと改めて気付かされたのでした。
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7 people agree with this review 2022/08/23
初CD化を含むクロノロジカルな全集,「Philips」→「Decca」のロゴは致し方ないとは言え,販売元の説明通りならオリジナルジャケットだとのことだし,大いに期待です。 今回はアナログ期の全集であり,個人的に特にCD化を期待していたカルミレッリがリーダを務めた時期が途中であることが少し残念ですが,今後,継続してデジタル期がリリースされることを期待しています。
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0 people agree with this review 2019/01/14
昨年、何気なく購入したのですが個人的なヒットでした。グラウプナーというと昔はシャリモー協奏曲のような、なんとなく楽器紹介のような録音やカナダ勢のチェンバロ録音等が主でしたが、最近は声楽を中心にリバイバルが進んでいるようで、数年前のフォイエルジンガー(Christophorus)は、なかなか良かったと思います。 今回のミールズ盤は、フォイエルジンガーの比較的静謐な雰囲気に、さらに動的な要素も加わり繰り返し聴いても飽きません。これは、ソロカンタータの間で演奏されるマイナー系の組曲(序曲)と協奏曲を演奏するアルモニー・ウニベルセルにもよるところが大きく、トータルな意味(通奏低音の楽器選択など絶妙だと思います)で素晴らしい演奏に巡り合えました。
0 people agree with this review 2018/09/09
「星の夜」のような初期のMelodiesは、歌曲とシャンソンの中間のような曲で、難しいくせに、オペラのような歌い方では、なんとなく、しっくりきませんでした。そういう聞き方からすると、個人的に、以前リリースされたGensはよかったのですが、今回は、更に素晴らしいと思います(Cassardの伴奏も相俟って)。
0 people agree with this review 2017/06/29
古楽器による初めての演奏ではないでしょうか?他の演奏に比べると少々「カクカ個人的には,リッカルド・プリモ(及びタメルラーノの追加アリア)でも使われていた12番の第2楽章は,これを超える演奏を聴いたことがありません。 作曲時にヘンデルが意図したオラトリオ幕間での使用を再現し,管楽器も使用されており,ファーストチョイスではないかもしれませんが,素晴らしい演奏だと思います。
1 people agree with this review 2017/06/29
刺激的な演奏(Dixit Dominus)だが,ピッチが低いせいか,この後に出たハイム盤のようなヒステリックな感じは,ほとんどしません。 最終のGloria Patriの開始は,それまでの快速スピードに比べ,落ち着いているように聴こえます(ハイム盤は出だしから突っ走ってます。それはそれでカッコいい!)が,その後の速度の上がる後半部分を考慮しているようで,全体のテンポ設計も抜群だと思います。 それまでのイギリス勢中心の演奏を聴いて「う〜んやはりバッハの方が...」と感じていた私にヘンデルの魅力を開眼させた素晴らしい演奏です。
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17 people agree with this review 2016/11/13
グラモフォンの集大成がオリジナルアルバム・ジャケットで揃っている今,セットの統一デザイン,一部のアルバムはバラバラにされ,カテゴリ別に再編集された本セットはいかがなものなのでしょうか(様々な国で発売されており,何をオリジナルとするかは定義が難しいのでしょうが)? ソニーのホロヴィッツの時もそうでしたが,結局オリジナル仕様でのセット販売はかなりの好成績を収めていたはず。 販売会社が変わったので,レーベルロゴが赤から青になるのは仕方ないとしても,可能な限り,オリジナル仕様に拘った発売を是非とも望みたいところです。
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0 people agree with this review 2016/09/19
最近,精力的にリリースを行っているデリャヴァンによるゴダール作品集。サロン風の甘い曲の連続ですが,何も考えずに聴くには最適でした(時々ハッとさせられる場面も)。しかし,新しい録音なのに,ジャケットが無いのはなぜ?(彼の他の録音のように強烈な顔のアップではなく,きれいな印象派風です)
3 people agree with this review 2016/02/03
とにかくルイージがうまい。ライブの割にラ・サールが所々少し安全運転になるのが少し残念。
6 people agree with this review 2015/09/16
先日発売され,随分安価な全集と収録数が合わない!大好きなアンプロンプテュもop.14のみだし,練習曲op.65も中途半端。ユニバーサルのやることの意味が分からない。彼女の演奏のみで収録可能な枚数で発売すればよいものを... さらに言えば,なんでもラクラク弾ける彼女なんだから,一人で全集作るのも訳ないはず。
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0 people agree with this review 2015/03/20
ラローチャばかり(もちろん素晴らしいですが)が取り上げられるスペイン音楽ですが、漸く、CDリリースされました。素晴らしい!RCAは結構忘れられた名盤があるのですね。そうそう、若き日のフィアルコフスカのリストのソナタもあったはず。
16 people agree with this review 2015/03/11
う〜ん、安価だけど、購入すべきかすっごく悩みます。確かに「スクリャービンすべての作品を収録した初のもの」というのは惹かれるのですが、演奏者も年代もバラバラだし。。。いっそのこと、リシッツァが全曲録音(もちろんピアノ曲)すればよかったのに(作品42とか聞いてみたい)。アシュケナージの新録音分は単発でリリースされたようですが、リシッツァの録音は纏めてでるのかなぁ(この手のユニバーサルの全集に含まれている落穂ひろい的な録音はその後出ないことがたまにあるからなぁ)。
16 people agree with this review
0 people agree with this review 2015/02/25
外盤で購入したが、オリジナル?ジャケに惹かれます。色々な無言歌を所有しているが演奏がよくても録音がいまいちだったりして(この曲の場合ホールトーンよりデッドな方が親密さが出て個人的には好み)、予想外に良かった。グリーグも同様に出して欲しい。何故なら外盤は歯抜けの二枚組と管弦楽とカップリングの二枚組を購入しないと全曲揃わないので。
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