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Review List of robin 

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     2024/01/11

    ブライトクランクTOCE6514の再発盤である。演奏の如何は省こう。ブライトクランクになって音は聴きやすくなったのは事実であるが、中にはモノ録音を好む人もある。演奏の迫力はモノ録音のほうがあると思うが、耳あたりの良さ、レンジの広さは当然こちらが上だが、私はどちらかと言えばモノ録音のほうが好きである。ただ、このブライトクランクCDはわが家でも、装置、ケーブル等を替えることで演奏の印象が異なる。レンジが大きくなったり、狭くなったり、音が丸くなったり透明になったりで色々変わる。そんなオーディオ的楽しみもあって良いだろう。

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     2024/01/07

    AのCDPで聴くと音像が大きい目で、BのCDPで聴くとちょうどよい小さ目の音像になった。素人の吾輩でも、なんと上手いのだろう、上手過ぎではないのか、と思うほどテクニック抜群の演奏。しかし、クリーヴランドSQのようなメカニックではなく曲の良さを十分味わえる現代のハイドンである。OP76-3の(皇帝)の有名な第二楽章だど思わず弦のすばらしい響きに唸ってしまう。偽作のセレナードはやや早めのテンポで上手さを感じるが、昔のキング盤のヤナーチェクSQのゆったりした味わいある演奏のほうが好きである。このコロムビアCDの音は素晴らしい。

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     2024/01/07

    オケもピアノもライヴ録音かと思うような豪快な響きである。聴いているうちにバッカウアー・ドラティのチェスキー盤の名演奏を思い出したが、録音のせいかこちらは演奏、録音共にやや浅さを感じ平面的印象である。音は悪くはないが奥行感に乏しく、演奏はもう少し情緒的ニュアンスがあればと思った。音色感豊かな優れた装置で鳴らせば真価を発揮するであろう男性的な演奏である。SPコードかRCAコードを替えて聴いてみようかな。

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     2024/01/05

    セルのシューマンの後にこのCDを聴いた。セルも好きではないがバーンスタインもいけない。いいのは聴き初めだけで響きの浅さにすぐ飽きてしまう。これならまだセルのほうが音に洗練さがあって良いと思った。3番で行きついたのは8枚目位のシューリヒトのデっカ録音で、3番はこれで打ち止めとした驚きの名演であった。バーンスタインの後年の欧州オケでの録音にも一度も納得したことがない吾輩であるが、ウィーンフィルとのシューマンもイマイチ納得しない。

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     2024/01/05

    En Sagaについてだけレヴュー。過去も今も、大抵の評論家はベイヌムのモノ録音盤を推しているが、LPでもCDになって聴いても吾輩はイマイチの感想であった。その後、この古いフルトヴェングラーの演奏を聴いた時、初めてこの曲の良さが分かった。弦の響かせ方がベイヌムとは全く違う、その違いは異次元の違いと感じたほどで、この指揮者の並外れた才能を改めて認識したしだいである。ただ録音が古いのが惜しまれる。

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     2024/01/04

    フォーレのヴァイオリンソナタについて、アモイヤルとロジェのデっカ盤は、アモイヤルの演奏がやや硬くなり今一なのでこちらを期待したい。少し試聴した限りではケフェレックとのほうが良さそうだ。

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     2024/01/04

    PO時代も後のDGのBPOも根本的には変わり無いと思っている。カラヤンだけでなくフルトヴェングラーも同様で、人はそう簡単に変わらないと、僭越ながら思う。やはり、レガート中心の音の響きは演奏を浅っぽくしているし、音の響きに対するセンスが先輩のWFとまるで違う。中学生と大人ぐらい違う。このベートーベンも一聴すれば恰好が良いが、薄いベートーベンになっている。中身の薄いベートーベン演奏はカラヤンだけでなく他に多くある、むしろそんな演奏のほうが圧倒的に多い。ベートーベンの演奏で人を感動させる演奏なんてごくごく少数でほんの一握りの録音演奏だろう。

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     2023/12/30

    5番が53年、4番が56年の共にライヴ録音だが、53年の5番のほうが音像がはっきりして聴きやすい。5番は、シューリヒトとのルガーノでの演奏と双璧の名演でピアノ、オケとも充実し予想以上である。それに比べ、4番はソロ、オケ共にやや落ちるようだ。指揮者の格の違いが演奏に反映してるのか、と思ったりする。5番が星5,4番が3というところ。明日、12月31日の大晦日に再度聴いて本年を締め終えようと思う。

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     2023/12/29

    演奏の評価は皆さんと同様に星5。このUCCG3696がDGの再発盤で一番と知った人は、POCGや他のUCCGまた他のリマスターCDを一杯聴いてきたのだろう。その努力たるや我が努力とは雲泥の差で賞賛ものだと思う。本CDは確かに音は良くなり演奏の素晴らしさも聞き取れやすくなり、25日との演奏と甲乙付け難い。因みに、わたしのステレオの第五のベストは、ブーレーズ・NPOのソニー盤である。熱気に欠けるが音もリズムも深く、特に第2楽章の深い美しさはWFを上回っているかも。

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     2023/12/28

    2曲のロマンスはこのハイフェッツのモノラル録音の演奏が気に入っている。優しくたをやかさに加えて、孤独な寂しさが表れた演奏だから。ベートーベンの孤独な心情が聴けるロマンスなんて他にないよ。ラロもどことなく寂しさのあるニュアンスあふれた名演。

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     2023/12/28

    音色は若干暗い目だが、繊細な音作りで好ましく思う。演奏は,WFの異演と同様に素晴らしい。例えば、3楽章のトリオなど思わず唸ってしまうほど他の指揮者を寄せ付けない素晴らしさで、楽器のバランス、テンポ、流れ等超一流の技である。1942年演奏と同様、改めて、すごい、としか言いようがない。DGのスタジオ録音は音の点は申し分ないが、演奏自体は客観的でおとなしく物足りなさを感じることもある。星6。

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     2023/12/28

    この初期の6曲はこの団体の録音の中でも出色の出来だろう。特に5,6番は厳しすぎることなくリズムが生き生きして、聴いていて楽しくなるほどだ。あまたある初期6曲の録音でもトップクラスの演奏で音も申し分ない。

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     2023/12/28

    シベリウスで名演をなしたサラステだが、このブラームスはあまり個性が感じられずイマイチの感がある。名演が多いだけにちょっと分が悪いか。これからを期待したい指揮者。

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     2023/12/28

    こういうCD、演奏は全くといって良いほど見向きされないだろう。メニューヒン、マズアという組み合わせだからか。しかし、ここには思ってもみない名演が録音されているのです。いまだメニューヒン健在なり、という美しく感動的な演奏である。LPが発売されたとき、故宇野氏ただ一人雑誌でほめていたのを覚えている。私も推薦の評価を与えよう。星4と5の間。

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     2023/12/27

    3番が名演である。スクロのセンスのよさが開花した演奏で、あまたあるこの曲の演奏でも上位を占めると思う。数年前にこのCDを聴いた時、なんとセンスあふれる演奏であろう、と感心しさてはシューリヒトの再来かと思ったりし、以来この指揮者(実演でも聴いた)に興味を持った。2種の(幻想交響曲)でもセンスの良さが聴ける。2番はワルターに譲ろう。経歴は案外長く、アメリカでの活躍、録音が多い。ルービンシュタインとのショパン2番のコンチェルトなどさすがと思わせる伴奏だと思う。このCDは3番の英雄だけ星5。

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