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TOP > My page > Review List of 賄賂とケネディ
Showing 1 - 5 of 5 items
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5 people agree with this review 2011/12/21
98年録音盤と比べ、音楽のつくり方に大きな変化はなく、演奏時間も殆ど変わりません。 決定的に違うのが、オケのサウンドです。なんと云ってもアンサンブル能力の向上が著しい! そのためには、楽員個々がそれぞれもつ「ヴェロシティやアーティキュレーションに関する価値観」を数十人規模で統一してゆく、という実に根気の要る作業(現場経験ある方ならお解かりと思います)が必要だったハズ。もともとサウンド的にクセのあるオケだっただけに、それがここまで安定し、かつ、透明感&ブレンド感あふれるサウンドを持つようになったというのは、感慨深いものがあります。 当盤は、ブロムシュテットのオーケストラビルダーとしての類稀なる手腕を再確認させてくれる、そんな一枚だと思います。 演奏そのものも、ケレン味のない、緊張感あふれる好演奏ですよ!
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1 people agree with this review 2010/11/14
意外とアルベニス好きが主購買層になっていそうな盤(私もそうですが)。ゴスの「アルベニス協奏曲」は、「イベリア」からアルバイシンとエボカシオン、「スペイン組曲」からカタルーニャとアラゴン、計4曲をギター協奏曲の体裁にアレンジした作品です(4曲のモチーフによるギター独奏のカデンツァが終曲の前奏として置かれ、トラックは計5つになっています)。管弦楽版アルベニスといえばアルボス版がメジャーですが、ゴス版は打楽器の用法や和声の組み方がモダンな雰囲気で、なかなか新鮮に響きます。また、ヤン自身の編曲による組曲「スペイン」も貴重。ソロギター向けの編曲ということもあって、狭い音域に偏りがちで色彩感に欠けたり、原曲を再現しきれていない部分があったりしますが、それもご愛敬。なかなか楽しめます。当盤、アルベニス物だけなら★4つですが、ロドリーゴも含めれば★3つが妥当でしょうか。もう少しバルセロナ響の演奏水準が上がってくれれば…。
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3 people agree with this review 2010/10/22
澄み切った美しさに満ちたブル5です(粘度の高いブルックナーが好きな方には不向きかもしれません)。基本的にゆったり歌いあげられています(第3楽章は快速)が、緩速でも緩まず停滞せず自然に流れる音楽が見事。急速部も勢い任せにならぬあたり、流石ブロムシュテット。解釈の傾向としてはトラディショナルな部類ですが、スコアに忠実すぎるほど忠実なな描き方と透明感溢れるサウンドコントロールで非常に新鮮に聴かせてくれます。終楽章で若干オケの安定感が削がれる部分がありますが、些細な瑕疵でしょう。終始よくブレンドされたアンサンブルが楽しめます。第2楽章の美しさなど必聴モノですよ! …些事ですが、第3楽章d.c.後ティンパニ強ロールに続く管の一発は鳥肌モノ。’02年(?)のサントリー公演でも同箇所で感動した記憶が^^;
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0 people agree with this review 2010/09/30
ダイナミクスレンジやや狭めなこともあり、室内楽的なブルックナーだな、という印象。終始明るめのよくブレンドされたソフトサウンドで、曲のテクスチュアもかなり明瞭に描き出されており、それらの点は好ましく感じました。 ただ、テンポ設定にはかなりの違和感を覚えます。両端楽章がやたら長いというに留まらず、「部分部分の緩急設定が、全編通じて、一般的な解釈とはまるきり逆」といった様相です(当盤は基本的に、トゥッティはユッタリ、音の薄い部分は快速、という感じ)。拒否反応を示すリスナーも多いかも知れません。 もう一点、トゥッティ時に第1Trp.だけ突出して聞こえる点が気になりました。マイク位置の問題か、ベルの向きの問題か…。
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3 people agree with this review 2010/09/14
ヒンデミット&シュミットのお馴染みレパートリーに、吹奏楽界でも人気のベルキスと、収録ラインアップだけ見れば垂涎モノです。 演奏はトルコのオケで2009年の録音なのですが、哀しい哉、技術的には現代の平均的演奏水準に明らかに届いていません(管然り、弦然り)。スコアとまるで違うソロフレーズ(最初は音跳びしているのかと思いました)が飛び出すなど、ちょっとした怪演の様相を呈していることもあり、各曲の入門用としてはお奨めしにくいディスクです。 とはいえ、どの曲も打楽器の聴かせ方がなかなか小気味よく、「こういう作り方もあるのか」と感心。他盤と聴き比べてみると楽しめるかも知れません。 蛇足ながら、紙ジャケットがエキゾチックな雰囲気で素敵です。
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