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TOP > My page > Review List of ユローヂィヴィ
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0 people agree with this review 2011/07/05
アバド指揮によるスカラ座管弦楽団・合唱団が素晴らしい。 ソリストは男声陣の豪華歌手たちの配役に関してこれ以上望めないくらいに素晴らしいが、肝心のアイーダを歌うリッチャレッリとアムリネスのオブラスツォワに少し疑問を感じる。 ヴェルディは古代の雰囲気を出すために特殊なトランペットを用いたり第二幕で神秘的な音楽を書くなど工夫しているが、ヴェルディの作品の舞台はプッチーニと違ってヨーロッパがほとんどなので『アイーダ』のエキゾチックな音楽がとても新鮮だ。
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2 people agree with this review 2011/07/05
世界初録音となった1976年3月、カーネギーホールでの演奏会形式でのライブ録音。 スケールの大きい作品であるために舞台での上演が難しいという歌劇『ル・シッド』。 バレエ・シーンのついたいわゆるグランド・オペラだ。 13世紀スペインの英雄をテーマにしてあるだけに、他のマスネ作品ではあまり聴くことのできない力強くスケールの大きい音楽が特徴だ。 1976年のライブ録音とはいえ客席のノイズなどはほとんど気にならない。 全曲が終わって大きな拍手やブラボーなどの声でやっとライブ録音かと気付くくらいだ。
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0 people agree with this review 2011/07/04
作品は音楽が美しいだけでなく実に巧妙に、複雑に出来ている。 主役級の歌手たちが素晴らしいのはもちろん、スポレッタを歌うアンドレア・ヴェリスもいい。 第二幕でスカルピオとの短いが難しいパッセージがあるが実に器用に歌っている。 ヴァイオリンニストのイツァーク・パールマンが歌手として(脇役で)登場しているのが驚きだ。
1978年の映像制作当時までの自身の音楽との歩みや作曲について、イスラエル・フィルとの自作のリハーサル映像などを含めて語られる。 ワルターの代役でデビューを飾った指揮としてのスタートのこと、そしてその前に指揮者という道を選択した経緯、ユダヤ人であること、当時の音楽界でアメリカ人指揮者であることが不利であったこと、アメリカというあらゆるものが折衷である国について、何のために作曲するのか〜作曲家であること、教育者であること、メディアとのかかわりあい。言葉と音楽〜歌劇、ミュージカルについて。 バーンスタインが一回りも二回りも偉大に感じられ、ただひたすら頭が下がる思いだ。 ボーナス・トラックにおさめられているフランス国立管弦楽団を指揮したミヨーの『屋根の上の牛』もいい。 ノリノリの指揮姿もいいし、ラテン的な陽気さにどこかユダヤ的な憂いを秘めた旋律がありそこをうまいこと歌っている。 実に表情豊かな生き生きした音楽になっている。
音楽はシンプルだが美しく、古さもあまり感じなかった。 魔女が出て来てディドーとエネアスの運命を狂わせ、悲劇へと向かっていくところは『マクベス』に似ているかもしれない。ただ『マクベス』では直接魔女と対話するがこの作品では魔女がジュピターに化けたりする。 ジェッシー・ノーマンが自己主張せずに作品の内側にしっかりと入り込み、せつせつと歌っている姿が素晴らしい。
0 people agree with this review 2011/07/03
ただただ美しい。 演奏も素晴らしい。 しかしギリシャ的な(神話的な)世界には正直入っていきにくい。 日本の能で言えば神がシテになる初番物(脇能・神事物)といったところだろう。
1960年のスカラ座でのライブ録音。 カラスが登場しただけで一分近く拍手がなり続けているのだからそのカリスマ性はすごい。(しかもまだ一小節も声を出していない。) とくに印象的な旋律があるわけではないが、この作品は名作だと思う。上演される機会がないのが残念だ。 結末は『アイーダ』や『アンドレア・シェニエ』にようで、キリスト教色がでているのも興味深い。 アルメニアが舞台というのも珍しい。 コレッリはこの全曲版以外に『ファウスト』全曲しか聴いたことがないが素晴らしいテノールだ。 この時代はデル・モナコやディ・スティファノやベルゴンツィなど素晴らしいテノールが揃っていたと思う。
1 people agree with this review 2011/07/03
有名なオデッサの大階段のシーンと民主化を求めるエジプトやリビアでのニュース映像が重なってきて自由や犠牲について考えさせられた。 ウジ虫がわいている腐った肉をつかった料理が出されることで水兵たちがかかえていたさまざまな不満が爆発するひきがねになるのだが、やはり《食べ物の恨み》は怖い。 映画史における最初期の傑作だが、ここにおいてすでにあらゆる構図を試しつくしているといった感じだ。
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6 people agree with this review 2011/07/03
音楽がなにより美しい。 国内版CDが廃盤なので輸入版で音楽は聴いたことがあったが、まさか日本語字幕付きの映像で観ることができるようになるとは思いもよらなかった。 知られざる傑作が多くの人に触れることになってうれしい。 舞台美術は第一幕と第二幕が同じセットとシンプルだが、照明や小道具のちょっとした工夫で大きな効果をあげている。 とても幻想的だ。 衣装のデザインもとてもいい。 第二幕がとくに美しい。
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0 people agree with this review 2011/07/02
素晴らしい。 日本人の音楽に対する感覚を主に言語から考察している。
カップッチルリ、ギャウロフ、リッチャレルリとこれ以上望めないくらいに豪華な顔触れがなにより魅力的だ。 登場人物が出るたびに役の名前と歌手名が出るのが邪魔だ。 歌い始めているのに紹介が出てしかも二度目の登場でも字幕が出る。 (元の映像がそうなっているので仕方ないのだが。) 1976年の映像でやはり画像も音も古い。 もっとましかと思ったがそうでもなかった。 舞台が暗いだけにいっそう画像が悪く感じる。 この時(第8回イタリア歌劇団公演)のドミンゴによる『カヴァレリア・ルスティカーナ』と『道化師』やカバリエ、コソット、カレーラスの『アドリアーナ・ルクブルール』も販売して欲しい。
有名な「モスクワ郊外の夕べ」が引用されていたり(第二幕第三場二重唱)全編楽しい音楽に溢れている。 喜歌劇なのでセリフと歌で構成されている。セリフも聴いていて楽しい。 この作品が国内版で発売されないとは残念でならない。
1 people agree with this review 2011/07/02
カフカの小説世界を音楽にしたらこの作品のような音楽になるのかもしれない。 愛する人の全てを包み隠さず知ろうとする好奇心が何をまねくのか? それが作品として表現されている。 人には開けてはならない、開けて欲しくない心の扉・記憶・過去があるものだ。 強い女性像がユディットという登場人物によく反映されている。 一時間弱の短い作品だがとても深い作品だ。
3 people agree with this review 2011/07/02
ドヴォルザークのチェロ協奏曲は名演です。 正直プレヴィンはあまり好きな指揮者ではありませんが、この協奏曲を派手ではなくしみじみと聴かせ、彼の控え目なスタイルとよく合っています。 演奏によっては疲れるほど力んで大袈裟に聴かせることもできますが、この演奏は実に知的です。 あまり聴くことのないLeon Boellmannの交響的変奏曲やウォルトンのチェロ協奏曲も素晴らしい協奏曲です。 プラッソン指揮によるサン=サースのチェロ協奏曲第一番もフランス的な香り高い演奏ですが、録音がもやっと霧につつまれたようではっきりしないのが気になりました。 ドン・キホーテもまた名演奏。オーケストラが美しい。 ベートーベンのチェロ・ソナタもどれもつつましやかで美しい。 新古典主義の様式で作曲されたオネゲルのチェロ協奏曲もとてもいい。
3 people agree with this review
ロシア版ヴェリズモ・オペラである『アレコ』の映画作品。 『アレコ』ではオープニングとエンディングにラフマニノフの歌劇とは関係のないジブシーの歌が入っている。 ジプシーの素晴らしい踊りの場面があるが映像が鮮明でないのが残念だ。 すごい踊りをしているので実にもったいない。 映画版歌劇『不死身のカシチェイ』 ロシアの厳しい自然と豊かな森は恵みをもたらすが、時に山火事などの猛威を振るうこともある。 そんな懐の深いロシアの森が生んだおとぎ話だ。 映像は子供だまし的な感じを受ける。 いっそアニメーションにしたほうが作品の本質を描くことが出来るかもしれない。 いずれにせよ両方とも映像としてもとても貴重なものだ。
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