TOP > My page > Review List of madman

Review List of madman 

Showing 646 - 660 of 2995 items

%%header%%

%%message%%

  • 0 people agree with this review
     2009/08/29

    '01年発表。BONNIE PINKの音楽は、やはりエモーショナルだ。1年半ぶりのアルバムとなる今作だが、私的には彼女の作品をジックリ聴いたのはさらに久しぶりな気がする。だからこそ感じるのは、発せられるエモーションの質が格段と奥深くなっていることだ。突き刺さるような鋭さは繊細さへ、流れる苦しみは浸透する甘さへと進化。柔軟でいて芯のある響きに、鼓動や息づかいまでもが伝わってきそう。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/08/29

    '02年発表。ザック・デ・ラ・ロッチャが抜けたレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンと元サウンドガーデンのクリス・コーネルが組んだ新バンドのアルバムが、ついに完成!90年代のヘビー・ロック・シーンを切り開き、一時代を築いた両者の合体は意外なほど王道のハード・ロックだった。コーネルのシャウトがレッド・ツェッペリンやブラック・サバスが活躍したあの時代の熱狂を甦らせる。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2009/08/29

    '02年発表。デヴィッド・ボウイの黄金時代をずっとともにしてきたトニー・ヴィスコンティを、22年ぶりにプロデュサーに迎えたソニー移籍第1弾。曲によってピート・タウンゼント、カルロス・アロマーなどのゲストを迎えつつ、あたかも80年代以降の迷走ぶりがなかったかのごとき吹っ切れた表情を見せている。衝撃には乏しいがラスト2曲における瑞々しくポジティブな表現の説得力がうれしい。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/08/29

    '01年発表。解散したなんて話は聞いていなかったから、ずっといつかは戻ってきてくれると思っていた。実に8年。そうしてやっとこさ完成したアルバムがどこをどう取ってもニュー・オーダー。昔と全然変わってないのを聴くとうれしくなる。変わる必要なんてない、新しい要素や実験なんてやるこたない。彼らが確立したこのスタイルを彼らほど美しく奏でられるバンドはほかにいないのだから。
    ブンブン太い声で歌い、舞うベース。もの悲しく、甘く、きらめくようなメロディをたどる、ときに不遜でときにナイーブなボーカル。ひたすらリズムを刻むドラム。いつまでも素人くさいシンセ音。この4つの個性が集まったときの、奇跡のような瞬間がいっぱいに詰め込まれたアルバムだ。プライマルのボビーやスマパンのビリーが実に味のあるゲスト参加をしているが、それを聴いて思うのはニュー・オーダーがこれらの、そしてもっと多くのバンドたちにもたらした影響力の大きさだ。キュアーも、ケミカル・ブラザーズも、元をたどると必ずここに至るはず。そんなスケールの大きなオリジナリティがそのままに感じられる、王者のカンロクの1枚。
    いつも戸惑ったような、ヤル気があるんだかないんだかわからない表情を浮かべたバンドだったが、このアルバムでは珍しく前向きな熱気を感じさせる。タイトルだって「イエーッ!」って感じだし。でも、歌の中ににじむ純心なふてぶてしさ、優しい裏切り、幸せな倦怠といったいびつな精神美学は相変わらずで、これまたうれしくなる。おかえりなさーい!

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/08/29

    '01年発表。NYを拠点とするギター・バンドによるデビュー・アルバム。編成は5人だが、ツイン・ギターの絡みを聴かせるという点では、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド〜テレヴィジョン〜ソニック・ユースといった流れを受け継ぐNYの伝統的なスタイルということができるかも。過剰なギミックのないシンプルでクールなサウンドは、ヴェルヴェットを連想させる部分も多く、聴く度に味わいを増していきそう。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 2 people agree with this review
     2009/08/29

    '01年発表。1stアルバム「ショウビズ」一作で、ブリティッシュ・ロックの人気グループとなった彼らの2ndが、前作同様ジョン・レッキーのプロデュースで到着。フロントのマットが、ギターのみならずキーボード類でも活躍し、サウンドはさらにドラマチックに。ブレスを強調した歌い方が仰々しすぎるようにも思うが、精力的なライブでの自信をプロダクションに反映し、緻密な作りの中に勢いを込めている。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/08/29

    '00年発表。これは見事な幕切れになるはずだった。70年代末から活躍してきたニューウェーブ世代のビッグ・グループ、キュアーは、3年ぶりにリリースしたこの本作を最後に活動を終了するはずだった。メランコリックなメロディも耽美的なボーカルも、とことん時流からは外れているが、そのテンションの高さには思わずねじ伏せられてしまう。それでいてどこか落とし前をつけたというような清々しささえ漂う文句なしの傑作である。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/08/29

    '98年発表。スゴみのある女性アーティストを、エニタイム、求めてる。僕、すでにミドル・ティーンの頃から、男の人より女の人のほうが優れてると、そう確信してた。女性アーティストがたくさん活躍してると、世の中が正しい気がする。無駄な抵抗して、結果、知らず知らずに"メス化"しないですむ。
    でも、ここにきて女性アーティスト(女性タレントではない)が増えつつある。もちろんボニー・ピンクさんちとかは、前から気になってた。音楽家って、要するにコミュニケーションの研究家。彼女は、その"とっかかり"として"髪が赤い"のが好き。視覚は時に、聴覚の敵。つまり"目つぶし攻撃"なの、彼女の髪は。そしてゆっくり、耳の天下。音に浸れる。ひゃっ、あったま、いーぃ。
    これが3作目。縁のあるタンバリン・スタジオ産の音。少し前に、同じ産地のセイント・エティエンヌさんちのを聴いたばかりだったけど、登場人物を特定しやすい音作りだから、楽器が言葉を持ち、微妙な感情の起伏もリアルに表現される。これ、度を越すと箱庭化するけど、彼女なら、心配なし。AからBへのつながりの瞬間とか、まー、本当に身も心も、持ってかれる。遠くから眺めると、ゆるやかな流れのような彼女のメロディ。でも近づくと、さまざまな意匠が込められている点では、Hは白眉。サイケデリックな音もうまくアクセントになってる。かのサー・ジョージ・マーティンも認める歌唱力は、Iに。ラストのタイトル曲は、ロン・セクスミスとかが好きだという彼女らしい、真心込め、磨いて磨いて艶出したメロディ。もー次は、ミッチェル・フルームに電話をかけよう!

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2009/08/29

    '99年発表。99年末フランスの新鋭レーベルから発表されるや、噂が噂を呼んで日本でも輸入盤がかなり出回ったという4人組。どっちかと言えばギター・ポップだが、知的な雰囲気、覚めきった声のトーン、研ぎすまされた音の質感は見事にロックと言える。らしくないバーズのカバーも、もともとはレコード業界に対する皮肉の込められたものだし、最終曲にあるというのも意思表示だろう。久々に痛快な気分を味わいました。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/08/29

    '09年発表。強風に向かい真っ赤なスプレーを吹きつけるかのような世界観をもったロック・チューンだ。粗目のキャンパスに古雑誌の断片をレイアウトしてゆくような言葉の連なり。ステレオで迫りくるリフが焦燥感をあおり立てる。Aは浅井健一流のフォーク・ロック。部屋いっぱいに漂う、透明な諦観。中盤のギター・ソロが、倦怠を焼ききる。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/08/23

    '09年発表。アイスランド出身の4人組としてデビューしたグループが、7人編成となった前作から2年ぶりに発表した新作。淡い浮遊感のあるサウンドにのせ男女混声ボーカルの穏やかなハーモニーを聴かせており、カンタベリー系にも通じる知的に洗練されたポップ・センスが光る。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2009/08/22

    '09年発表。前2作を特徴づけていた、まくし立てるように性急でパンキッシュな楽曲は、ほぼ皆無。その代わりに、ブルージーでヘビーなリフを主体とした、どっしりと構えた曲がずらりと並んでいる。前作の時点で既にサウンドの重厚化は始まっていたので、本作の方向性に取り立てて驚く必要はないのかもしれない。だが、ここまで急激にこの路線を推し進めるとは、誰も予想していなかっただろう。まるで、ついこの間までニキビ面の幼い少年だと思っていた悪ガキが、ほんの少し見なかったうちに、立派な髭を蓄えた風格のある大人に成長していたような驚き。「あれ、キミこんなだったっけ?」。本作を聴いて、誰もがそんな風に目を丸くしてしまうはず。だが、そのような反応さえ、彼らは織り込み済みなのだろう。なにせ本作のタイトルは、この急激な変化に拒否反応を起こすファンの心を代弁するかのように、「ナンセンス、いんちき」という意味なのだ。ある意味で彼ららしい、恐れ知らずで、ちょっぴり小僧らしい作品。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/08/22

    '09年発表。タイトルに表れるように結成20周年を迎えて発表されたオリジナル最新作だ(ベスト企画と思わせるタイトルでもあるが……)。テクノ、エレクトロ・ポップ、ニューウェーブなど、エレクトロ・ミュージック、ポップ・ミュージックの歴史、エッセンス-彼らの活動、音楽体験と重なると思われるところ-が、電気グルーヴのサウンドとしてアップデートされる。一つひとつの音の響きなどへのこだわりと、ピエール瀧の体操シリーズほか独自のセンス、遊びから生まれる感覚が融合。ポップというのは、日常的であると同時に、アバンギャルドでもある。時の流れ、人の意識とともに、つねに変化を続けるもの。結成から20年、電気グルーヴが感じるポップが、ここに表れていると思う。DISC2のカラオケで別の顔も見えてくるだろう。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/08/22

    '09年発表。テクノ界の鬼才、スクエアプッシャー。優れたベース・プレイヤーとしても知られる彼が、ベース演奏のみで魅せたライブ音源を発表。スキャットを歌っているかのような、スピーディーかつテクニカルな即興演奏がスリリング。彼のファンはもちろん、ジャズ好きにもオススメ。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/08/22

    '04年発表。このアルバムは肉喰らっとるよ。この疾走感、この切れ味。なんつ-自己顕示欲、そして感動。興奮。イライラとムラムラとドキドキがまとめて脳天直撃。そう、音楽やってそれを発表するなんざ、恥ずかしい。それをおこがましくも人の前で見せるわけだ。傲慢でなくてはできるわけもない。
    もうこの人たちは、我慢できんくらいに興奮しとるわけですよ。その興奮をいかに音で鳴らせるか。もうそこにしか向いていない。向いてないからあとは刺すだけ。他に何も考えん。一方通行で与えられるこの興奮に、聴者はもう興奮で返すしかない。そこにあるのは生の実感。椎名林檎も3曲で参加。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 646 - 660 of 2995 items