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Review List of レインボー 

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  • 1 people agree with this review
     2013/08/04

    コールドストリーム・ガーズ、 ロイヤル・エアフォースと続く、デッカの英軍楽隊によるイギリス・シリーズは、イギリス海兵隊軍楽隊の演奏で収録、指揮者はニック・グレース中佐。
    イギリス海兵隊軍楽隊を名乗るバンドはいくつかあるが、特にどこのバンドか書いてないので合同バンドではないかと思う。
    さてさて演奏のほうだが、これがすばらしい!
    1曲目、サモン・ザ・ヒーローの壮麗なトランペットに始まる本盤、海兵隊軍楽隊の卓越した技術、表現力、どれを取っても大変にすばらしく、名演の連続と言って良い。
    特に行進曲は見事で、スーザの『海を越える握手』は同曲の最上級の演奏の1つ。
    そして本盤のもう1つ良い所は、録音である。
    最近の吹奏楽CDは、特に新曲集に多いがメロディを強調したり意図的に金管のバランスを下げたり、もしくは響かないスタジオで録音したりと、とにかく録音で損しているCDが多い。
    その点このCDは、非常にクリアに録音されている上、残響もあり、さすがロンドン・シリーズで高い評価を受けたデッカだけあると思う。

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     2013/08/04

    ブラン楽長時代のギャルドは、沢山の録音を残したが、このCDは1960年代、ステレオ録音でフランスの歴史的行進曲を録音した物。
    『サンブル・エ・ミューズ』『ライン河とドナウ河』のようにモノラル録音した曲の再録音もある。
    このCDの目玉はやはり、全盛期のギャルドのステレオ録音が聴けると言う事。
    サクソルン族楽器を多用した明るく豊かなサウンドはオケにも匹敵する。
    ブランの音楽性の高い演奏も見事の一言、本当のフランス・マーチを聴きたければ、このCDを聴く事をおすすめする。

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     2013/08/04

    1990年に発売されたキングのマーチシリーズの一枚。
    ドイツ行進曲の名作を集めたCD。
    演奏は海上自衛隊東京音楽隊、指揮者は早田透2等海佐、竹村純一2等海佐。
    ドイツはマーチ大国と言われる程名曲が多く、シリーズでも唯一2枚組になっている事からもわかる。
    基本的に三帝行進曲を除けば良く知られている曲ばかりで、ドイツ行進曲の全てを知るには不十分だが、ある程度の基本はおさえられるだろう。
    海上自衛隊東京音楽隊の演奏は、歩くための演奏ではなく聴くための演奏、わかりやすく言うなら重厚で芸術的な演奏。
    本場に習い、シンバルにはベッケンを、楽譜は出来るだけドイツの軍楽隊と同じ物を使っている。
    個人的には竹村楽長指揮の曲のほうがメリハリがついていて好きだ。
    録音は残念ながら不鮮明な所があり、もう少し鮮明なら良かったと思う。

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     2013/08/04

    ブートリー時代のギャルドは、正直な所あまり好きではなかった。
    来日時のCDを聴いて、かなり失望したからだ。
    だが、ブートリーが楽長に就任してしばらくたった1977〜78年に録音されたこのマーチ集はなかなか良いと思う。
    ブラン時代までの、豊かで明るい響きは聴けないが、一本スジの通った熱い演奏である。
    またそれぞれのパートも全員がソリストと言える位高い。
    この頃のギャルドには、まだ主席クラスの奏者が沢山といたのだ。
    来日時の奏者にはもう、主席クラスの奏者がほとんどおらず、あのような演奏になったのだろう、この盤を聴いて改めてそう思った。
    尚、録音は良い。

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     2013/08/04

    ヴィルヘルム・シュテファン大佐と、ドイツ連邦軍司令部軍楽隊の演奏による、ドイツ軍隊行進曲集は、17世紀から20世紀までのドイツ行進曲を体系的に網羅し、また演奏も良い事から、名盤と名高い音源です。
    本盤はその第1巻で、17世紀から19世紀初期にいたるまでの重要な曲を収録しています。
    これらの曲は現在の編成から見ると、原曲は小さな編成で、室内楽的な響きがする曲なのですが、本盤は、ハッケンベルガー、グラーヴェルト、シュミット、ダイゼンロートと言ったドイツ軍楽史に名を残した名匠達の編曲による、現代編成で演奏されています。
    1959年の録音で録音当時はまだ国防軍時代に活躍した隊員も多く(シュテファン大佐も国防軍出身)、カチッとしたリズム、重厚な音楽性の高い伝統的なドイツ軍楽の響きが聴けます。
    年代のわりには音質も良いです。

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     2013/08/03

    エミール・ラルドゥ指揮、フランス外国人部隊軍楽隊によって録音されたこのCDは、カマロンの戦い150年を記念して作られたアルバムで、行進曲から、映画音楽までを収録したアルバム。
    演奏は全体的にゆっくりとしており、音だけならフランスと言った感じはしない。
    しかし、演奏は特に軍楽隊のみの演奏は力の入った演奏が多く、アラーニャの情熱的な歌が印象な『ラ・マルセイエーズ』、童謡クラリネットこわしちゃったの元歌と知られるナポレオン時代の行進歌『玉ねぎの歌』、ラヴェルの名曲『ボレロ』(抜粋)の3曲が特に優れている。
    優れていると言えば録音も優れている。
    日本の吹奏楽専門のようなレーベルでこのCDと同じレベルの録音をするレーベルはないと思う。
    吹奏楽好きな方は必見の一枚。

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     2013/08/03

    キングレコードが1990年に発売したマーチ・シリーズの続編で、日本のコンサート・マーチを集めたCD。
    ただし、ほとんどは吹奏楽コンクールの課題曲なので、課題曲マーチを集めたCDと言っても良いかも知れない。
    演奏は3自衛隊中央音楽隊による物。
    陸上自衛隊中央音楽隊(指揮:野中図洋和、船山絋良)の演奏は1曲事に出来の差は激しいが、カンティレーナや北海岸線のように当たれば名演もある。
    航空自衛隊航空中央音楽隊(指揮:進藤潤)は、当たり外れの少ないムラのない演奏。
    ただし、戦後の課題曲の中で最も重要な曲の1つ、スタウト・アウド・シンプルは名演。
    この曲ただでさえ録音が少なく、今のところ最上級の出来だろう。
    海上自衛隊東京音楽隊(指揮:竹村純一)は、『出航』1曲のみの登場だが、これもなかなか良い。
    録音は音質は悪くないが、鮮明さに欠ける所があり、これが難点かも。

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     2013/08/03

    銃兵へ敬礼というタイトルのこのCD、イギリス銃兵連隊軍楽隊演奏による様々な音源を集めた編集盤のようだ。
    この軍楽隊にはトランペット隊が付いており、サンブル・エ・ミューズや、機械化工兵隊、更には、サモン・ザ・ヒーロー等で活躍している。
    しかし、演奏は正直に言うと、まぁまぁの一言で、バンドリーダー・レーベル特有の、硬く残響のほとんどない乾いた録音もあって、あまりおすすめできない。
    しかし、珍しい曲もあるので、曲目に気になる曲があるのなら、買っても良いかもしれない。

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     2013/08/03

    カラヤン唯一のレハールのオペレッタ録音で、カラヤンがDGに録音した唯一のオペレッタ全曲盤と知られるこの音源、メリーウィドゥの名盤として定評があるのだが、なんだかしっくりと来ない。
    歌手の深すぎる歌と、カラヤンの豪華な音楽とベルリン・フィルの重厚なサウンドがミスマッチしているからだと思う。
    レハール後期のオペレッタなら、これで良かったかもしれないが、もう少し軽さも欲しい。
    個人的にはファーストチョイスにはおすすめできない。
    一方スッペの序曲はなかなかの物。
    スッペの曲はオーケストラを鳴らす曲が多く、この演奏では豪快にベルリン・フィルを鳴らし、ドライブしている。
    スッペの序曲集は色々あるが、パーフェクトと言える音源は少ないが、この音源はおすすめ出来る。

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     2013/08/03

    シカゴのミッドウエストクリニック1999年のライヴ盤。
    アメリカ陸軍中央軍楽隊の演奏で、ブライアン・シェルバーンJr大佐、ゲイリー・ラム大佐指揮。
    ミッドウエストクリニックは新曲の発表の場でもあるため、このCDにも世界初演曲が収録されているが、やはりと言うか楽しいのはマーチ、本盤にはスーザの星条旗を永遠なれと、アレンのオール・ザ・ウェイが収録されている。
    後者の曲はシェルバーン大佐の前任、アレン大佐の作品で、バンド秘蔵の曲とも言えるが、陸軍ヘラルド・トランペット隊をフィーチャーした楽しい作品。
    また星条旗もトランペット隊が参加しており、ちょっと変わった演奏が聴ける。
    クラシックのアレンジ物からはドヴォルザークの謝肉祭と、カリンニコフの交響曲第1番第4楽章がそれぞれ収録。
    演奏は悪くはない、が録音があまり良くなく、吹奏楽ならではのダイナミックが、上手く再現されず、細く聴こえるのが残念。

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     2013/08/02

    ホルストやヴォーン=ウィリアムズとともに近代イギリスで重要な作曲家、ウォルトンが書いた管弦楽曲を集めたCDです。
    チャールズ・グローヴスと、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。
    ウォルトンといえば、戴冠式行進曲『王冠』『宝石と王杖』とスピットファイアー位しか、それも吹奏楽アレンジされた物しか聴いた事がなかったので、初めて聴いた原曲はなかなか新鮮でした。
    演奏もメリハリがついていて、素晴らしい!
    ウォルトン入門にぴったりの一枚と言えそうです。
    音も特に問題ないと思います。

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     2013/08/02

    ケネス・オルウィンのグリーグとロッシーニの管弦楽曲を集めたCDです。
    1959年の録音で、このCDが初CD化との事です。
    オルウィンの確かな音楽と、当時優れた録音で知られたデッカの録音が合わさって、収録から50年以上たった現在も色褪せない佳盤だと思います。
    スケールの大きな音楽ですが、ロッシーニは個人的にもう少し、メリハリがついていたほうが好み。

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     2013/08/02

    東京佼成ウインド・オーケストラのCDは数多く出ていますが、これは珍しいライヴ盤。
    第50回定期演奏会と七夕コンサートから収録された物で、ホルスト『惑星』からの抜粋、シューマン『チェスター序曲』、オルフ『カルミナ・ブラーナ』からの抜粋が収録されています。
    演奏は一言で言うならとても良い。
    フェネル在任期の黄金時代の頃の録音なので、どのパートも熱の入った演奏と言えます。
    ただ、録音がブレーンなので、残念な響きになっているのは残念としか言い様がありません。

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     2013/08/02

    フェネルがイーストマン・ウィンド・アンサンブルと録音した音源の1つで、マーチを集めたCD。
    ボギー大佐を除けばアメリカのマーチで、アメリカン・マーチ集と言った所だろうか。
    フェネルのマーチは、当たり外れが多く個人的に好きではない。
    このCDでもそうでまた、フェネル版と言われる楽譜を使って演奏しており、これは主に打楽器を中心にメロディの一部等にも手に入れた物で、聴けばわかるのだが打楽器の過剰な強調によりその曲の良い所を潰してしまっているものも多く、好きにはなれない。
    値段は安いが初めてマーチを聴くなら別の盤(例えば、ポニーキャニオンの、海上自衛隊東京音楽隊による世界のマーチ等々)を買うほうが無難だと思う。

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     2013/08/02

    シカゴで毎年開催されるミッドウエストクリニックには毎年持ち回りで、アメリカの軍楽隊が登場しています。
    この1998年は、アメリカ海兵隊軍楽隊が登場しました。
    指揮は当時の隊長、ティモシー・フォーリー中佐と、マイケル・コルバーン大尉。
    チャドウィックの交響的スケッチに始まるこのCDは、米国の曲がほとんどを占めています。
    編曲物も含めアメリカ作品が好きな方は、楽しめると思います。
    後半は、ピックアップメンバーによる室内アンサンブルをバックに、フルート、クラリネット、トランペットのコンチェルト祭り!
    演奏はライヴと言う事も考えても、どれもまぁまぁでしょう。
    と言うのもあまりにも録音が貧弱で、本来の演奏を十分に伝えてるとは言えないからです。
    おすすめするかと聴かれたらあまりおすすめはできません。

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