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2021/03/18
2015年にリリースされた9thアルバム。
そのタイトルのせいでしばらくは’67年のライヴを収録したものと考えて、新しいスタジオ・アルバムとは思っていなかった。
曲目は
1.I Heard It Through The Grapevine(Barrett Strong)
2.The Letter(Wayne Carson Thompson)
3.I Can See For Miles(Pete Townshend)
4.Break On Through(To The Other Side)(Jim Morrison, John Densmore, Ray Manzarek, Robby Krieger)
5.The Tracks Of My Tears(Marvin Tarplin, Smokey Robinson, Warren Moore)
6.I’m A Believer(Neil Diamond)
7.Gimme Some Lovin’(Spencer Davis, Steve Winwood)
8.For What It’s Worth(Stephen Stills)
9.Ruby Tuesday(Keith Richards, Mick Jagger)
10.Whiter Shade Of Pale(Gary Brooker, Keith Reid, Matthew Fisher)
11.Let’s Pray For Peace(Mark Stein)
()内は作者。
最後の「Let’s Pray For Peace」以外はカヴァー曲で、これらは1967年のデビュー当時にカヴァーしてリリースする計画のあったものらしい。
もっともいずれも原曲とはかけ離れた大胆なアレンジがなされており、一から十までヴァニラ・ファッジ以外の何者でもない世界が展開されている。
収録曲に惹かれる人はむしろ聴かない方がいい位だ。
メンバーは
Mark Stein(vo,key)
Vince Martell(g,vo)
Carmine Appice(dr.vo)
Pete Bremy(ba,vo)
ティム・ボガートの不在は残念だが、後任、ピート・ブレミーのプレイも言う事無し。
さすがの強力盤。
ちなみに2017年にリリースされた結成50周年を記念するライヴCD&DVD「Live at Sweden Rock 2016」ではこのアルバムから多く演奏されている。