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Review List of ないとう 

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     2015/01/03

    もう出尽くした感のあるシューリヒトの名盤だが、また一つ驚くべき超名演が出た。なぜ今までこれが出ていなかったのか理解不能だ。おそらく著作権の問題でもあったのか?38番も素晴らしいが、7番は予想を上回る。これまではハーグフィルが唯一絶対のシューリヒトの7番だったのだが、いかんせんオケが3流だ。3流のオケでここまでの名演奏が可能であった彼の才能を持ってすればウィーンフィルであればどれほど良かったか!と、想像を膨らませて40年経った。今になって、ベルリンフィルとの最晩年の演奏が世に出るとは!これはハーグフィルを上回る演奏だ。細部の表現ではハーグフィルの方が美しい部分もあるが、なにしろ天下のベルリンフィルの演奏能力と実演のノリがある。最強だ。これで5、7、8、9番のシューリヒトの絶対的名演がすべて揃った。

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     2013/10/30

    この演奏はすごい。カザルスの精神性と比べてもまったく遜色ないと思う。むしろこの演奏はその自由闊達さ、読みの深さでカザルスを上回っていると感じることも。問題は再生が難しいその録音だ。響きが大変豊かでダイナミックレンジもかなり広大。低音は凄まじい。購入当時の印象では録音が悪いと思ったが、装置の実力が向上するとその凄まじい演奏が浮かび上がる。この演奏をレコ芸が特選にしているとすれば、当然とは思えるが、その選者の炯眼に拍手をおくりたい。

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     2009/04/27

    シューリヒトを知って30年以上になるが、このCDがレコ芸推薦盤になっているのは大変感慨深い。宇野氏は別として、ようやく彼の演奏が日本の評論家諸氏にも認知されてきたということだろう。最初の一音から生き生きとした音が迸り出るというような音楽で圧倒される。最近聴いたクレンペラーと同オケの68年実況と比べるとその違いに驚かずにはいられない。別のオケとさえ思える。ここではウィーンフィルは全幅の信頼を置いたシューリヒとの棒のもと音楽を奏でる喜びを満喫しているのだ。描こうとしている音楽の方向が完全に一致していると言って

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