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Review List of mid-massa 

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     2013/06/02

    このCDで初めて第1稿を聴いたのがもうどうだろう?10年以上は前だろうか?いや、20年近くになるのじゃないかなあ?記憶がさっぱりありません。確か東京で学会があってその時に8番と一緒に結構安い値段で手に入れたことだけは覚えている。確か、どこかのデパートで輸入盤バーゲンをやっていた時だと思いますが、どこだったか、まったく覚えてない。多分、池袋あたりだったんと違うかなあ?CDの録音データを見てみるとこれが1990年録音、8番は1993年とあるので、その頃だったと思う。少なくとも1995年以降ではないはず。友人が「テラーク」という会社は音がとびきり素晴らしいぞ、と言ったのを想い出す。そしてこの4番第1稿であるが聴き始めて最初、1楽章の初めから「あれ?なんか違うぞ?薄っぺらいかな?」という気がした。しかし、3楽章の全く違うスケルツォにびっくり、更にフィナーレにもう1度びっくりさせられた。今では当たり前のように聴けるこれがとても珍しく嬉しかった。指揮者などまったく見もせずに買ったのだ。ブルックナーなら何でも欲しかった頃だ。第1稿のことさえ知らなかったのが現実だ。一緒に買った8番が普通のノヴァーク版だったのでガッカリしたのも事実。その時はそんな細かいことに気づかず、多分かなり安かったんだろう、それであわてて買ってしまったようだ。そう云えば当時はまだLPが少しは残っていたようだ。この少し前にインバルの8番をLP2枚組で大枚はたいて買った記憶がある。あれから何年経ったろうか?良い時代になったもんだ!でも今でもこの4番だけは自分の愛聴盤である。何せ、音が良い。今もこうしてカタログに載っているってことは今でも売っているんだなあ?ただ、当時はもっと安く手に入れたものです。その頃もうインバルの4番も出ていたんだろうな?インバルのよりコボスの方が良いと思う。懐かしさで満点献上!

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     2013/06/01

    小生の持っているのはHQCDになる前の普通のCDである。しかし、このCDは良い。ノヴァーク版にもかかわらず、あのうるさいシンバルの音がほとんど聴こえないくらいに録音されている。それだけで満足である。アダージョの遅さも満足。ヨッフムの白鳥の歌、とでもいうべき素晴らしい演奏だった。

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     2013/06/01

    小生が2人目のレヴューになりますね。購入動機はまず、値段です。同時にマラ1+4も購入しました。この指揮者、確かずっと以前にNHKsoに来たことありましたよね?その時の印象が薄かったせいか、ずっと忘れていました。今回聴いてみて、結構聴けるじゃありませんか!ライブ故のミスもありますがそんなことは些細なことですわ。充分満足させられました。こういった指揮者のCDが出るのは嬉しいですね。安く出してもらえれば、聴いてみようという人も出てくるはずですから。ソリストはいまいちですが、マチスだったら、なんて考えるだけで面白いですわね。でも結構聴けたので甘く満点献上!

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     2013/06/01

    やや粗さが目立つような気がするがこの内容でこの値段ならOKでしょう。この指揮者、人気がないので有名ですが、個人的には少なくとも、つい先頃亡くなったサヴァリッシュなどと同格、またはそれ以上かなと思っている。1番は曲が曲だけにいやでも盛り上がる。でも4番はなぜ、ソロがマチスじゃないんでしょうかね?どうでもいいことですが・・。まあ、全体として標準以上の内容と評価します。

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     2013/06/01

    ブラームスの2番、そんなにあきませんかぁ?小生、シュツッツガルト盤も持っていますがどちらも彼のブラ2は大好きです。まあ、田園の方がええ出来というのは認めますが・・・。クナのアスコーナライブ、バルビVPOとともにベスト3と言ったら言い過ぎでしょうが、けっこう良い出来やと思います。田園はシューリヒトではパリ音楽院のものしか持ってませんのでそれとしか比べられません。やはりライブとセッションでは違いますからねぇ、でも80越えの老人のこんな元気のあるブラ2もええのんとちがいますか?

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     2013/06/01

    エロイカは諸氏の評価ほどは激しい感銘を受けなかった。もちろん他の演奏に比べれば比較にならないのだろうが、第九ほど感動しなかったのはどうしてだろうな?多分期待が大きすぎてそのせいか?いや、初めの方の楽章は意外に淡々としている気がします。まあ、葬送行進曲はこんなんでええのかな?そしてフィナーレになってやっと本気になってきたな、という感じです。考えすぎかな?しかし、実演のシューリヒトはやはり良い!64年のBPOとのライブの方が個人的には気にいっているがこのフランス盤もまた聴き直していけば好きになれるだろう。

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     2013/06/01

    こういう珍しい録音が残っていたこと自体に感謝。演奏についてうんぬんするのはどうでも良い。個性のない、無国籍のただ録音が素晴らしいだけの音(音楽ではない!ただの音の羅列でしかない!)に慣らされた諸君には「ただのへたくそな演奏」でしかないだろう。確かに現代ではアマチュア楽団でもこの程度の音は出せるかも知れない。しかし50年近くも前に(小生の中学時代だ)これだけの音が残せたのだ。それも80越えた老人の指揮で、だ。今の音響効果満点のホールでやっていたら、昨今のティンパニだけがやたら強調された例の何とか版の軽〜い演奏なぞ吹っ飛んでいるに違いない!しかしシューリヒトはフランスのオケを結構振っていたんだなあ、と思った。このシューリヒトのシリーズはみなフランスのオケである。合奏力には問題があるかも知れんが、けっこうやってくれてますやんか?他のもぜひ聴きたい。それともう他にフランスオケ物やシューリヒトの他の未CD化録音はないんでしょうか?アルトゥスさん!

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     2013/05/17

    LP時代、1000円盤でエロイカ、グレイト、ブラ1等と並んでそれこそ盤が擦り切れるほど聴いた名演。ひとことで言えば皆さんご存知の通り、超ラテン的「第九」。ドイツ系の指揮者ではこんな演奏は不可能だろう。第1楽章、速いが熱情にあふれていて、再現部のティンパニなど特に凄いが、昨今のベーレン何とか版のティンパニをただ叩かせるだけの演奏なんぞくそくらえって感じの、いわゆる「爆演」だ。第4楽章、ソリストの歌いっぷりはバラバラだが、テノールの歌い方が面白く、好んで聴いている。ミュンシュならもっと激しい演奏かと思って購入したのだが、意外に淡々と流れる部分もあって、一筋縄ではいかないのがこの指揮者の特徴だと感じさせられる。もっともっと芝居っ気があっても良かったのかな、と思うが当時としてはこれが限界だったのだのかも知れない。甘めの満点。

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  • 0 people agree with this review
     2013/05/17

    ずっと以前、大阪でもっと安く入手した。その時は「何や?グレイトだけしか入ってないのか?もったいないなあ!」と思ったものだが、聴いてみて納得!これは素晴らしい演奏だった。数あるグレイトの中でも、ベスト3に入れたい名演だ。ヴァントにしては珍しい(?)圧倒的迫力!いや、ヴァントはブル8でも、ブル5でもベルリンフィルを振った時は迫力がいっぱいだった。迫力といっても力任せのゴリ押しでもない。歌がある。粋がある。意地がある。まさしく後世に残す価値のある1枚と言っても言い過ぎではないだろう!もちろん、満点!

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     2013/05/08

    このセットの音源は多分数年前までカナダの会社から出ていた例の「缶入り」のCDですわね?こんな形で再発されるとは・・・。内容はもう「缶入り」の方で幾多の諸兄の評価を受けたもので文句はありません。正直言って迫力はないが、どの曲もまじめに振っている内容に納得された方も多かったのでは?小生など、あの「缶入り」が欲しくて合計3組もHMVさんで購入したものです。それぞれ友人に差し上げたり、結婚祝いにあげたり、と今では「1缶」しか残っていませんが、今でもこの「缶入り」は小生の宝物です。でも最後の時期にはたしか1000円を切っていたんじゃなかったかなあ?今となっては懐かしさでいっぱいです。このセット自体は持っておりませんが中身の同じものを持っているというだけで強引に投稿させていただきました。「持っていますか?」のところも「持っている」にチェック入れさせてもらいました。内容は古き良き時代のウイーンとロンドンSOのいかにもイギリスそのものという感じのミックスされた「大人のベートーヴェン」と思います。ただ音はもともとあまり良くなかったのですが、メモリーズでどうなったかは定かではありません。そんなわけで、これから買おうとされる方の参考にはとてもなりませんが、思い出を込めてのレヴューです。その意味では、どうも、失礼しました。

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     2013/05/08

    5枚組みなので交響曲4曲が各1枚づつ入っているのかと思いきや、3+1、2+4、それにPC2番、VC等、最後がドイツレクイエムである。シューリヒトはブルックナーで高評価を与えられているが、小生はブルックナーより、このブラームスこそシューリヒト向きのような気がする。突然のテンポの変化等、なかなか面白い演奏だ。ライブあり、スタジオあり、オーケストラもバラバラの、メモリーズお得意のいわば「寄せ集め」ではあるが、けっこう楽しい!値段が元々1500円位だったのが今回1000円ちょっとに値下がりしたらしく、この機会にぜひ買っておいて損はない、と言えましょう。このレヴューが載る頃は売り切れかも知れませんが・・・。

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     2013/05/08

    このCDはHMVの紹介欄でも4番以外はノヴァーク版となっていたのでその意味では大きな期待はしていなかった。また、年代の割に音が悪い、ということも聞いていたのであまり期待せずに聴き始めた。しかし、音の悪に部分は確かに、特に9番のアダージョの始まり部分等、かなりひどい部分もあるが、全体にゆったりしたテンポで聴きやすい。84年〜89年までの録音ではあるが、当時のルーマニアの政治情勢等を考えるとデジタルなど考えにくく、仕方ないとも思える。それでも音は悪いが9番のアダージョなど30分超えであり、また4番も70分を超えており、満足できる内容だ。しかしこの指揮者はブラームスでもそうだったがけっこうクセがある表現をすることがあり、油断できない部分もあって聴きごたえがある。小生の気にいったのは、やはり4番、そして音は悪いが9番、8番もハース版だったら・・・と思わせる名演、3番もラストが面白いし、この値段ならまずまずではないだろうか?時代背景を考えると、たしかによく完成したものだなあ、と思わせる。その功績を考慮して、また音の悪さを割り引いても、★4個は差し上げたい。

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     2013/03/02

    ベト5についてのみ書かせていただきます。解説書を読むとものものしい感じがするが、実際聴いてみると意外にまともな演奏だった。フィナーレの入りは確かに素晴らしい!こんな演奏もできるんだなぁ、という感じ!思わず、メンゲルベルクのベト5(1937年の方)を想い出した。これを会場で実際に聴けた人は良かったなあ、とつくづく思う。ついでに、と言っては悪いが『アリア』も素晴らしい。これがベト6+エグモントのと2枚で990円とは!とても満足です!ちなみにやっぱりケーゲルはライブでないといけませんなあ!マーラーの1+2でも、まあ賛否はあるでしょうが、恐ろしいほどの迫力だった。

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     2013/03/02

    「幻想」以外は興味がないので「幻想」だけ書かせてもらいます。はっきり言ってやや失望です。悪く言えば、ただ荒っぽい演奏(これを爆演というのかどうか知らないが)にしか聴こえない。速いのは大変結構であるが、ミュンシュもパリ管もデビュー戦とあって緊張しすぎたのかな?同オケとのブラ1が素晴らしい(個人的には同曲のベスト3に入る名演!)ので、そんなのを期待していたので、また皆さんのレヴューを見てから購入したのに、ちょっと肩すかしを喰った感じです。もうちょっと情熱があふれているのかと思っていたので、もちろん昨今の指揮者のように冷静というよりクールを通り越してただの楽譜通りの機械的なつまらない演奏に比べれば、例えばヤマカズの第九と同じような一期一会の素晴らしさはあるものの、ミュンシュなら、もっとやれたはずだ、もうちょっとやれたはずだ、という気がしてならない。彼の日本Poを振ったブラ1(BSフジでやっていたもの)のビデオを録画したのを持っているが、あれは素晴らしい迫力だった。まあ、今回のCDも画像がないからそう思ってしまうのかも知れない。しかし、無駄な動きも何もない、音楽にすべてを賭けた彼の面目躍如たる演奏であることには間違いないので、ここは敢えて★4つ献上しますわ!

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     2013/01/24

    みんなあまり注目しないがメニューインは良い録音を残したと思う。特にこの第九など、実況盤であることの良さを端的に表している。オケがへた?指揮者の素人っぽさ?大いに結構ですよ!独奏者としては名を残し、指揮者としても「偉大なるアマチュア」であることを逆に「売り」にしていたような気がする。フィナーレの最後の部分など「師匠」のフルヴェンを意識したかのようでもある。これがかのベーレンライター版使用らしいようなことが書いてあった気がするが、ジンマンのつまらない演奏と比べて何と感動的な演奏だろう!小生はこのシリーズをベト全集で持っているがどれも満足出来る演奏である。「偉大なるアマチュア」に敬意を表して満点です!

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