TOP > My page > Review List of ヤナハル

Review List of ヤナハル 

Showing 16 - 30 of 33 items

%%header%%

%%message%%

  • 0 people agree with this review
     2020/08/09

     テレサ・ベルガンサのモーツァルトは絶品です。グルックやペルゴレージも言うことがありません。ベルガンサは、もちろんロッシーニも素晴らしいのですが、意外とカルメンも素敵です。マリア・カラスやバルツァなどよりも、幾分上品で、ある意味カルメンの本質を描き出しているとも言えます。そんなのカルメンではないと怒涛の反対意見が聞こえてきそうですが。とにかく、このCD 2枚組は是非一度は聴いていただきたいと思います。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 2 people agree with this review
     2020/08/09

     私は今のポゴレリッチを支持します。幾分迷走気味のところはありますが、十分に存在感のある演奏を聴かせてくれます。もう一昨年になるでしょうか、いやもっと前か、みやまコンソールでのシューマンとリストは大変面白く聴かせていただきました。いきなり遺作から始まる交響的練習曲もゆったりとしたリストのピアノ・ソナタも存分に堪能しました。今回のCD も悪くはないのですが、たまたま録音が終了した作品をそのまま出したという感じがします。ラフマニノフには前奏曲かプロコフィエフあたりを加えてくれたら良かったのにと思います。ベートーヴェンはもっとまとまったものを聴かせて欲しい・・・。どちらもそれなりに面白い演奏ではあるのですが。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2020/08/09

     ガーディナーのベルリオーズは殆ど国内盤で持っていたのだけれども、DVD でオフィクレドとかの珍しい楽器を確かめてみたいと思って購入した。DVD 1枚を含めて9枚組で3000 円かそこらで手に入れることができた。もちろん演奏は全て絶品である。「キリストの幼時」とかが含まれていないのは、そちらはワーナー系だからか。無理をしてでもまとめていただければ、さらにこのセットの価値は増したのにと少々残念に思われる。だから、★は4つにしておく。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2020/08/09

     超攻撃的なファイの交響曲はデジタル・ラジオ music bird で確認済みであったけれども、それ以外は初めて聴く演奏ばかりで、たっぷりメンデルスゾーンの世界に浸らせていただいている。過激なファイも1枚1枚は面白いけれども、続けて何枚も聴くのは、少々きつい。やはり総合的には、エラス=カサドのメンデルスゾーンの方が好きである。でも、たまにはこのような刺激的なメンデルスゾーンも聴いてみたい。室内楽、ピアノ曲、宗教音楽を中心とした声楽曲と充実しているけれども、Haenssler の弱点は歌曲か。珍しい歌劇は入れているのに歌曲1枚だけというのは、少々惜しい気がする。しかも、ピアノではなくギター伴奏というのは、このようなエディションとしてはどうなんだろう。うん、でも、このようなセットでの購入でなければ、出会うことのない CD だから、ありがたいと考えるべきだろう。いろいろ考えさせられるセットだけれども、結論としては大変満足している。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2020/08/06

     確かに、キリル・ペトレンコの名前に引かれて購入したのであるが、ワーグナーの影響を受けてか、濃厚なロマンティシズムを感じさせる音楽である。ヨセフ・スーク、マッケラス指揮の幻想的スケルツオが絶品なので、少し気になる音楽家になりつつあった。このペトレンコの3枚組は、軽妙差に乏しく、一気に3枚を聴き通すことはできなかった。作品も演奏も渋すぎるのだ。これから繰り返し聴いていけば、いつか大切なボックスになるかも知れない。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 3 people agree with this review
     2020/08/04

     ベルリオーズほど時代を超越したような音楽家は稀ではなかろうか。ブラームスやブルックナーよりも、あるいはフランクやサン=サーンスよりも、ずっと現代に近いのではないか。絢爛豪華な管弦楽というイメージが先行しているように思われるが、幻想交響曲にしても、宗教音楽や歌劇にしても、随所にきめこまやかな室内楽的な部分もあり、(それゆえに、バロック時代に近いという面もあるのだが)えもいわれぬ味わいを至る所で感じさせてくれる。何故、ピアノ曲や室内楽を書かなかったのだろう。普通に交響曲や協奏曲を書いても傑作ができたと思うが、ベルリオーズはやはり表題のある劇音楽への嗜好が強かったのだと思う。ベルリオーズ作品全集、演奏も全て一級品揃いである。

    3 people agree with this review

    Agree with this review

  • 5 people agree with this review
     2020/08/04

     現在出されているベートーヴェン作品全集の中で一番完全な全集に近いのではないか。どうでもいいような作品まで網羅したからそうなったんだと言えば、確かにその通りなのだが、ベートーヴェンを崇拝する者としては、やはり手元に置いておきたい。演奏もきびきびとした近年録音された演奏が大部分であり、今日のベートーヴェン全集としては申し分がない。何と言っても、一万円かそこらで手に入るわけだから、お買い得である。愛すべきセーゲルスタムも加わってはいるけれども、大部分が無名の演奏家であるお陰で、所蔵のCD との重なりは殆んどなかった。

    5 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2020/08/01

     クレーメル版の弦楽合奏に打楽器を加えた作品の原曲であるのに気づくのに少々時間がかかりました。確かにクレーメル版の打楽器は大変効果的で、弦楽合奏の切れ味が素晴らしいのですが、ビアノ五重奏曲原曲もこの作品本来の渋さが感じられて、これはこれで十分に聴き応えがあります。ショスタコーヴィチの影響を受けたとは言いながら、20台の作品とは思えないほど高い完成度があると思います。聖俗入り乱れた楽想はマーラーの世界に近いのかも知れません。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2020/08/01

     コトルバスのファンです。少しウェットで、かすれたような声で、声量には乏しいように思われますが、アバド指揮の「カルメン」のレコードでミカエラを歌っているのを聞き、このソプラノは誰だと一気に私にとって特別な存在になりました。クライバーの「椿姫」では、コトルバスのヴィオレッタだけが少し弱いとしばしば言われるようですが、私にとってはやはり特別なヴィオレッタです。コトルバスの名前を見つけるたびに、CD を手に入れてきましたが、モーツァルトのミサ曲ハ短調でもコトルバスの歌唱には満足しました。ただ、現代のきびきびした演奏に比べると、幾分スローテンポでもどかしく思われます。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2020/07/29

     タイミングが良かったのか、6000円足らずで手に入れた。DVD がBlu-rayでないのが、少々残念であるが、全ての1枚1枚が震い付きたくなるくらい絶品である。多分バルトリの全盛期の歌唱ということになるのだろう。名盤である。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2020/07/22

     クリスティとレザール・フロリサンの名刺代わりの作品であるが、今回CDで久しぶりに聴いて感動を新たにした。ルイ14世を過剰に(?)讚美する他愛のない歌詞であるが、音楽は息を呑むほど素晴らしい。クリスティのお陰で、シャルパンティエはリュリなどよりも遥かに重要な音楽家となった。この後、クリスティは歌劇や宗教音楽など、次々にシャルパンティエを紹介してくれるのだが、この最初のCDが霞むことはない。そろそろシャルパンティエの全集とまではいかなくても、ここまでの集大成みたいなものを出していただきたい。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 6 people agree with this review
     2020/07/22

     サリエリ・ルネサンスが始まっている。数十年前に出たジェルメッティ指揮の「ダナオスの娘たち」も面白かったが、国内盤はまだこの2作品だけではなかろうか。音楽が素晴らしいから、歌詞は理解できなくても、十分に楽しめるのだが、やはり歌詞まで理解したい。海外盤はたくさん出ているので、順次国内盤を出していっていただきたい。サリエリは音楽史の隅に置いておくべき音楽家ではない。ウェーバー並みには扱っていいのではないか。

    6 people agree with this review

    Agree with this review

  • 5 people agree with this review
     2020/07/22

     シューマンのぎくしゃくとした音楽が大好きである。ホリガーは、そんなシューマンの等身大の音楽をストレートに聴かせてくれる。しかも、交響曲第4番は原典版と改訂版の両方を取り上げ、「ツヴィッカウ」交響曲も含み、序曲も協奏曲も全て網羅し、ガーディナー以上に徹底している。コパチンスカヤはもう少し大暴れしてくれるかと期待していたのだが、ややらしくないか。立派な演奏には違いない。シューマン好きには堪らないセットである。ジャケットが幾分地味過ぎるか。

    5 people agree with this review

    Agree with this review

  • 2 people agree with this review
     2020/07/21

     エラス=カサドとはまるで世界の異なる伝統的な安定感のある演奏。安心して、ゴージャスなサウンドに浸れる。もちろん、現代における最高級の演奏であろう。ぼうっと聴いていると、何事も起こらない音楽。でも、虚心に耳を傾けると、様々な味わいが感じられる。心を激しく揺さぶるだけが芸術ではない。芸術は必ずしも爆発とは限らない。ベートーヴェン自体が十分に爆発ではあるけれども。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2020/07/21

     エラス=カサドのファンである。どこか、ガチャガチャしていて、出始めのオリジナル楽器の演奏を思い出させる。一聴素人臭さが感じられるが、目の前で音楽が作られる臨場感が堪らない。ベームが聴いたら、眉を潜めるであろう。カラヤンやレヴァインなどのゴージャスなメンデルスゾーンも嫌いではないが、今はエラス=カサドである。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 16 - 30 of 33 items