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　2010/01/30

F.スラトキンが1958年に録音したCD。レナードの父として知られている彼だが、意外とCDは少ない物だ。演奏団体、コンサート・アーテスシンフォニック・バンドと言うのは恐らく、寄せ集めのこの録音のためのバンドと思うがアメリカらしい、豪快な演奏。スネアの叩き方等、今のバンドではこういう演奏はめったに聴けないだろう。収録曲はまさにアメリカのための選曲と言った感じでスーザを初めとして、国歌まで収録されている。尚、トラック1〜6はそれぞれドラムロールで繋がっている。古い録音ながら、音は綺麗で聴きやすい。

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　2010/01/30

前回、2000年に発売されたCDはマーチの中でも特に有名な作品ばかり集めたオーソドックスな選曲だったが、このアルバムでは適度に有名ではない作品も収録されていて、好みは分かれるだろうが個人的にはこういうのは好きだ。演奏は標準か標準より速いテンポで、シンフォニックな作品の出来はさすがこのバンドならでは。とくにオリンピック・マーチはこのアルバムの中でも一番の出来だろう。軍隊行進曲はだいたいは良いがチェルネツキーの戦車兵行進曲だけは、速すぎるテンポでイマイチだった。楽譜も今回初収録の物があったり、珍しい物を使ってたりとなかなか面白い。マーチ初心者向きとは言えないが、マーチ好きはチェックしてみてはいかがだろうか。

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　2010/01/28

英国空軍士官学校軍楽隊演奏のマーチ集。といっても純粋な軍隊行進曲から映画のためのマーチまで様々。どちらかと言えばイギリスで良く演奏される曲が多く、あまり馴染みのない曲も少しある。演奏はテンポは遅めであるが、その分、イギリスらしい気品あふれる演奏ではないかと思う。イギリス・マーチファンにはたまらないアルバムだろう。

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　2010/01/27

もし、この演奏をオーケストラの名前を伏せて聴かされたら、アマチュアだとは気づかないのではないか・・・
というほどアンサンブルの完成度は高い。ライナーによれば当地でもかなり絶賛されているようだ。武満のオーケストラのための《星・島》はこの演奏がヨーロッパ初演。ただ少し真面目すぎる所もあると思うが・・・

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　2010/01/27

映画は見てはいないが、音楽だけでも十分聴かせてくれる。このCDの見所というか聴き所はやはり、愛のテーマだろう。物悲しげなメロディがずっと耳に残る。他の楽曲もシンプルだが耳に残る曲だらけである。演奏はウィリアムズとロンドン交響楽団でやはりメインテーマはこのオーケストラの演奏がしっくりくる。

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　2010/01/26

今回曲目につられ、初めて全日本吹奏楽コンクールのライヴCDを買ったが、これは当たりだった。
一番良かったのはプラトンの洞窟からの脱出だが、他の曲も熱意のこもった、すばらしい演奏である。会場があまり適していないのか、残響面はあまり良くはない。気になる曲が有れば買いといえる。

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　2010/01/26

ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団によるフランス・マーチ集。一枚目はロジェ・ブドリー指揮の録音で、マーチ以外の曲も数曲録音されている。ブドリーの自作自演もある。二枚目はフランソワ・ブラン時代の録音でほとんどマーチ、それもギャルドの歴代楽長の作品が多い。指揮はブランの他、当時の副楽長、レイモン・リシャール他二名の名前があるが個別の担当曲は不明。演奏はさすがギャルドと言って良い。明るく豊かな響きにアンサンブルの素晴らしさ！
フランスのマーチ集というのは意外と録音が少ないがこれは少ない録音の中でも間違いなく出来の良いCDだと思う。

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　2010/01/25

収録曲は、オラトリオ「森の歌」カンタータ「我が祖国に太陽は輝く」組曲「鼻」とショスタコーヴィチに興味のある人間なら思わず｛おっ！｝となる選曲だ。どの曲もアクの強い演奏（録音）が多い中、正直あまり印象には残らない。森の歌、我が祖国に太陽は輝くはスターリン体制寄りの作品であるが、この盤の演奏は政治的な物はなく、曲本来のもつ美しさを出した演奏だと思う。我が祖国に太陽は輝くはコンドラシンの名盤以外録音は見た事ない秘曲ではあるが、この水準なら初めて聴いても楽しめるだろう。録音も新しいだけあり良い。

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　2010/01/25

クロエ・ハンスリップのデビュー盤。私はクロエのファンというよりは曲目を見て買ったのだがこれはあたり。技術がイマイチと思う曲もあるが、どの曲もよく歌っていて、歌心たっぷり。メジャーな曲とわりと有名ではない曲を組み合わせた選曲もグッド！
買って損はしない、おすすめのCD。廃盤にならないうちに是非！！

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　2010/01/25

音源はNHK名曲アルバムのために録音された放送用音源。番組のために全て5分で終わるように演奏されている。選曲はワルトトイフェル、オッフェンバック、ビゼー、サティと言った親しみやすい曲から、ショパンのピアノ協奏曲、さらには映画音楽まで多種多様。曲目解説はないがクラシック初心者向けのつくり。もしくは音源拡張用に。

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　2010/01/25

ハリウッド映画音楽の再演奏盤。わりと有名な作曲家の作品が収録されているものの、中にはあまり再録音されない曲も含んでいる。演奏はハリウッド・ボウル・オーケストラで本場ハリウッドで映画音楽を演奏しているミュージシャンで構成されるオーケストラだけあり、手慣れているのだろう、楽しい演奏である。90年代中頃の録音なので音は優秀。価格も安いので興味のある方はマルチバイのお供にどうだろうか。

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　2010/01/25

収録曲はこうもり、芸術家の生涯、ウィーンの森の物語、美しき青きドナウ、皇帝円舞曲、ラデッキー行進曲、アンネン・ポルカとひねりのないオーソドックスな選曲。他の方も言っていらっしゃるが、面白いのはアンネン・ポルカ。普通、3分ちょっとで演奏されるフランス風のポルカだが、この盤では2分15秒で演奏されており、まるでポルカ・シェネルのようだ。名曲とは凄い物でこれだけ速く演奏しても新たな魅力があるのが面白い。ただし録音は本当に他の曲と同時期に録音したのだろうかと思える位悪い。（ちなみに録音は1965年）他の録音は時期を考えれば普通。演奏はわりとあっさりしており、アンネン・ポルカ以外はあまり楽しい物ではない。シュトラウス・ファン向けのCD。

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　2010/01/24

まず選曲だがこれはポピュラーな誰でも知っていると言って良い選曲で、私もザイツ作「グランディオーソ」以外は聴いた事のある曲だった。次に演奏だがフェネルの演奏は60年代、イーストマン・ウインド・アンサンブルと録音に比べればテンポの遅い、落ち着いた演奏である。佼成は丁寧な演奏で模範的と思うが、反面あまり面白さには欠けている気がするし、曲への共感も足りない気がする。録音はやや小さい。5巻でもそうだったが解説書はフェネル自ら書き下ろしているが、フェネルの主観や蘊蓄だらけでもう少し客観的な解説が欲しい所。選曲の半分はイーストマン・ウインド・アンサンブルとの録音と重複しており、聴くならそっちをおすすめするし、どうしてもフェネル&佼成のコンビでマーチが聴きたいなら、キング盤や佼成出版社からの出ているCDの方が良いと思う。

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　2010/01/22

このロイヤル・フィルの自主盤シリーズ、あまりハズレもなく、中にはとんでもない名演もいくつかあるが間違いなく、これは名演の部類に入る演奏。緊張感のある交響曲に、祝典序曲の楽しさ、金管の鳴りがよく、特にホルン、トロンボーンの鳴りっぷりは本場ロシアの演奏陣にも匹敵するのではとも思う。（時々騒々しいが）廉価盤でここまでの内容を聴けたら間違いなく最高レベルだ。

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　2010/01/22

全曲2009年に新録音された物で、スーザを中心に日独英米のマーチを収録、選曲は誰もが知っているポピュラーな物。海上自衛隊東京音楽隊の演奏はどの曲も豪快かつ重厚、中低音のしっかりした良い演奏。加えて録音が良いので音楽隊の迫力ある演奏を伝えてくれる。
また旧友ではベッケン（ドイツの軍楽隊が使うシンバル）を使っていたり、ラデツキー行進曲は本場「ドイツ陸軍軍隊行進曲集」からの編曲譜での演奏、さらに錨をあげてはJ.バーンズのアレンジによる演奏だったりと楽譜もなかなか面白い物で演奏している。最近のマーチ集では間違いなく優良盤。マーチ入門にもおすすめ！！