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Review List of レインボー 

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  • 1 people agree with this review
     2013/12/06

    ハンガリー国歌の作曲者として知られている、フェレンツ・エルケルは、ハンガリーの国民的オペラを多数作曲した事で知られています。
    しかしそれらの作品は『フニャディ・ラーズロ』の行進曲(このCDの3曲目に収録)が知られているぐらいです。
    本盤はエルケルのオペラの旋律を、ピアノにアレンジしたアルバムになります。(ちなみに大半は作曲者の編曲)
    元々はオーケストラで演奏されていた曲でしょうから、ピアノにアレンジする事で音として寂しく感じる所もあります。
    ピアニストのイシュトヴァン・カッサイはなかなかの名演奏を聴かせてくれます。
    1990年録音、この頃のナクソス系に特徴的な金属的な録音ですが、音質は良い。
    この他にも、フェレンツの息子、サンドールの作品も収録されている。

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     2013/12/05

    現在のニューイヤー・コンサートのアンコールは3曲に固定されているが、クラウスのニューイヤー・コンサートには現在には見られない、独特の形でアンコールされており、なかなか興味深い。
    HMVのレビューにもあるのだが、速いポルカの生命力、推進力のある演奏は見事で、新年を祝うお祭りのコンサートにらしい楽しい演奏だ。
    春の声もテンポは速めで、個人的に気に入っている。
    音質は年代を考えれば、そうおかしな音質ではないのだろうが、良いとは言えないか。
    ファン向きのCD。
    尚CD2は、同じレーベルのシュトラウスの歴史的音源を集めたボックス物CDにも収録されている。

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     2013/12/04

    マルコポーロの中国音楽シリーズの一枚で、陳鋼のヴァイオリンと管弦楽のための作品を集めたCD。
    陳は何占豪と共作した『梁山伯と祝英台』で知られているが、単独の作品集はこれだけであると思われる。
    タイトルにもなっている『ヴァイオリン協奏曲』が、葉詠詩指揮、香港フィルハーモニー管弦楽団、その他の曲の演奏は、シュテファン・ガンゼンハウザー指揮、カペラ・イストロポリターナによる。
    ヴァイオリンは西崎崇子。
    カペラ・イストロポリターナの演奏はスロヴァキアの他の演奏者と同じく、あまり良くないが、香港フィルとのヴァイオリン協奏曲は良い。
    といってもこちらもオケの技術はイマイチであるが、指揮者、楽団、そしてソリスト共に、共感あふれる熱い、簡単に言うとヘタウマと言われるタイプの演奏だ。
    録音は初期ナクソスによくある音質は良いが、安かろう悪かろうという録音。
    資料的価値も考えてこの評価。

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     2013/12/03

    マルコポーロが活動初期からリリースした中国音楽シリーズの一枚で、これは名前の通り、中国の管弦楽曲を録音をしていくマルコポーロらしい企画だった。
    このCDはその中でも、中国版国民学派と言ってよい作品を集めたCD。
    中国と一括りにしても広いのでタイトルにもなっている『ヴァイオリン協奏曲』や『祝祭舞曲』等は、いかにも息の長い大陸的な中国と分かるメロディだが、『ウイグルの古い歌による幻想曲』なんかは、中央アジア風のオリエンタルな、一見聴くだけでは中国の作品とはわからない曲をしているが、どの曲もわかりやすい曲である事には変わりない。
    ほとんどが知らない作曲家の曲だが、中には、陳豪とか馬可のように日本でも知られている作曲家の作品も収録されている。
    演奏は、チョー・ホヘイ指揮する、シンガポール交響楽団、そして西崎崇子のヴァイオリン。
    ホヘイはシンガポール出身で、イギリス等で活躍したのち、1979年にシンガポール交響楽団を創立した。
    このCDの録音は1981年で、設立から2年という時期に録音された事もあってか、演奏はイマイチであり、特に金管楽器がたまにズレているのが気になるし、弦楽器も細い。
    ヴァイオリンの西崎女史は、この方いくつか聴いた録音では歌って聴かせるタイプだと思うのだが、このCDの曲はそういう歌謡的な曲が多いので、こちらはなかなか良いと思う。
    録音はナクソスの録音にしては珍しいADD録音であるが、初期ナクソスのデジタル録音の安かろ悪かろう的な録音よりは良いと思う。

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     2013/12/02

    中国クラシックを代表するピアノ協奏曲『黄河』は、黄河大合唱を元に数名の人物により編曲された曲。
    ピアノ協奏曲というより、組曲に近い構成だが、これでもかと言うほどわかりやすい中華ロマンのメロディが出てくるため、聴きやすいとは言える。
    この曲の最も有名な音源(かつ手に入りやすい)は殷承宗のピアノ、リーパー&スロヴァキア放送交響楽団演奏のナクソス盤だと思うが、本盤の石叔誠のピアノ&指揮(中央楽団交響楽団演奏)による演奏も大陸的な大らかさと、技巧を持っていて悪くないと思う。
    ちなみにこのCDのピアニストは、殷と同じく黄河協奏曲の作曲に関わった人物で、自作自演とも言える。
    余白には韓中杰指揮、中央楽団交響楽団の演奏で、『春節序曲』などの中国管弦楽曲を収録している。
    演奏はちょっと苦しい所はあるが、情熱的ないわゆるヘタウマというやつだ。
    録音は1985年で、音質は問題ない

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     2013/12/01

    忘れられた日本の管弦楽曲を次々と蘇演している事で知られる、オーケストラ・ニッポニカと本名徹次のコンビによるCD。
    本盤に収録された曲はいずれも1950年代に東京交響楽団の演奏で初演されたという共通点がある。
    この中で特におすすめしたいのが、林の『交響曲』。
    作曲当時、東京交響楽団ではソヴィエトの作品を多数取り上げていただけあり、結構影響が感じられ、ショスタコによく似た所もある。
    後の作品に比べればまだまだかもしれないが、なかなかの作品。
    また池野成の『ダンス・コンセルタンテ』も、師、伊福部を感じさせるリズムが面白い。
    演奏は少々パンチが欲しいが、作品を知るには問題ないと思う。

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     2013/11/25

    ドイツの出版社ルンデルと、日本のブレーン社がコラボしたルンデルシリーズの最新作。
    演奏は前作、前々作と素晴らしい演奏を披露した、海上自衛隊東京音楽隊と、隊長、河邊一彦2等海佐の指揮によります。
    今回はドイツの作品を集めたと帯に書いてあるのですが、イタリアやデンマークの作品があったりします。
    東京音楽隊がこのシリーズを担当するようになってからこのシリーズには、めったに演奏されない珍しいクラシックが取り上げられるようになりましたが、今回もワーグナーの『祝典音楽』やフチークの『愛の炎』と言った珍曲が収録されています。
    特に愛の炎は他に録音が見た事がないので初録音かもしれません。
    逆に新曲の吹奏楽オリジナル曲については前回同様、厳しめの評価になります。
    例えばタイトルのウィルデンシュタインの伝説はドイツに伝わる古い民話を音にしたドラマチックな今時の曲なのですが、前後を重厚なワーグナーで挟まれているので軽く聴こえます。
    他の曲も正直微妙で後述する音楽隊の演奏の良さにだいぶ助けられています。
    とはいえ、オリジナル曲でもベテラン、ベーゼンドルファーは良いと思いますし、前作『アルカス』収録の新曲に比べれば多少は良くなっています。
    今最もホットな海上自衛隊東京音楽隊の演奏は、いつもながら素晴らしいのですが、特にクラシック系の曲と相性が良いようで、ワーグナーの重厚なこれぞブラスというサウンド、フチークのウィンナ・ワルツさながらの軽やかなサウンド、そして吹奏楽と言えばマーチ、『ヴェネチア』『サンクトペテルブルグ万歳』はこれぞマーチというべきお手本のような名演!
    今までこのシリーズ、日本語解説がありませんでしたが、このCDより楽曲解説が付きました。(といっても折り畳まれた紙が付いているだけなのですが)
    ブレーンの録音は良いと感じた物は少ないのですが、このCDは曲と合っていて良いと思います。
    ブレーンののCDは、どこか参考演奏集、録音も優れない、繰り返しの鑑賞にも耐えれるかと言った手放しで誉める事の出来るCDは少ないのですが、このCDもいわゆる参考演奏集ではありますが、演奏、録音、選曲ともに鑑賞耐えれるCDとして、吹奏楽好きはもちろん、クラシックファンにもおすすめの一枚だと思います。

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     2013/11/23

    宮城県出身の小杉太一郎は伊福部昭に学んだ作曲家で、多数の映像音楽を書いたが、このCDに収録された、交声曲『大いなる故郷石巻』は代表作との事。
    作品は石巻市政40周年を記念して書かれた作品で、明るくわかりやすいメロディーと、祝典的な作品で、時々聴こえてくるリズムや管弦学法に師を思わせる所がある。
    このCDの音源は初演時の物で、非売品LPのサブ・マスターテープからの復刻であり、音質はライブと言う事も考えて年代のわりにまずまずと言った所だ。
    演奏は小林研一郎と、東京交響楽団で、弦楽器が細く感じる所もあるが、それを補って、作曲家への共感を感じる熱い演奏である。
    声楽、合唱も大変に素晴らしいし、朗読の山内明の演技力とでもいうのか、場面場面の感情表現には流石だと思った。
    この作品自体、忘れられていたのが信じられない位良い作品だし、演奏もこれ以上ないと言う程の名演なので、日本の作曲家の好きな方には是非ともおすすめ。

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     2013/11/21

    ブルガリア国民学派の代表的な作曲家、パンチョ・ヴラディゲロフのオーケストラ作品を集めたCDだ。
    代表作『ブルガリア狂詩曲』を含む全4曲を収録。
    指揮者は、アレクサンドル・ヴラディゲロフ、オケはブルガリア国立放送交響楽団。
    指揮者は名前見ればわかるようにパンチョの息子で、作曲家としても活動している。
    ブルガリア国立放送交響楽団の演奏は技術面で難もあるが、それを上回る情熱的な演奏で、特にブルガリア狂詩曲『バーダー』は同曲の録音の中でもトップクラスだと言って良いと思う。
    ピアノ、チェロのソリストはなかなか上手く、オーケストラを見事に引っ張っている。
    録音年代は不明だが、音質は聴きやすい。

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     2013/11/18

    ヴァシリー・シナイスキーと言えばシャンドスに録音したロシア音楽が有名だが、このCDはシナイスキーがラトヴィア国立交響楽団の指揮者をしていた1980年代前半に録音された物で、オペラの序曲集を集めた物だ。
    収録曲は特に目新しい曲はなく、よく知られた曲ばかりを収録しているが、演奏は充実していて、隠れた名演奏。
    特に『シチリア島の夕べの祈り』は推進力と集中力が凄まじく、一流オケの演奏にも匹敵する演奏だ。
    次点としてスッペも良い。
    録音は古い録音ながらも聴きやすい。

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     2013/11/17

    イギリス近衛スコッツ連隊軍楽隊といえば、ジェームズ・ハウ少佐との録音が知られていますが、このCDはハウの前任、サミュエル・ローズ中佐の指揮で録音された物で1枚目が、1960年EMIに録音されたオペラ序曲集、2枚目がエンジェル・レコードに1958年に録音された、サリヴァンのオペレッタ・メドレーという組み合わせ。
    なんといっても序曲集が大変素晴らしい出来で、イギリス軍楽隊の特徴的なコルネットによる柔らかい深みのある響き、綺麗に揃ったアンサンブル、ライヴのような熱さ、そして推進力、どれをとっても完璧な演奏と言って良いでしょう。
    サリヴァンはイギリスのオペレッタの作曲家で、日本ではまだまだ知名度は低いのですが、イギリスでは現在も人気のある作曲家、このようなメドレーがあってもおかしくありません。
    演奏は大変素晴らしい出来ですが、編曲がイマイチな上、1曲あたり10〜20分と吹奏楽では長めで退屈な所もあります。
    古い音源故にキズがあったりしますが、年代を考えれば仕方ない事でしょう。

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     2013/11/17

    フランソワ・ジュリアン=ブランがギャルドレピュブリケーヌ軍楽隊の指揮者を務めていた時代は同バンドの黄金期としてしられ、復刻盤CDもいくつか発売されるなど現在でもブランの音楽知る事ができます。
    今回新たに発売されたこのCDは初めて聴く音源も多く、非常に貴重な1枚となる事は必須です。
    1枚目は1961年、ギャルド来日時の歓迎演奏会のライヴ録音と、朝日ソノラマのソノシート、ミゴー『教会交響曲』という物で、初CD化ばかりという貴重な物。
    来日時のライヴ録音といえば近年、NHKから東京文化会館での音源が見つかりましたが、本盤は厚生年金会館での録音で、個人的にはこちらの演奏のほうが好きです。
    教会交響曲は珍しい曲ですが、複雑で荘厳な曲調のまさにパイプオルガンを連想させる旋律が続きますが、ギャルドの名手達の卓越した技術で、ギャルド自体がパイプオルガンのような、ちょっとわかりにくい表現ですが、とにかく凄い!と言う事間違いなしの演奏です。
    2枚目はSP期に録音されたマーチ集で、いくつかは過去に東芝から復刻されていますが、本盤が初ではないかと思う音源もいくつかあります。
    軍楽行進曲でもギャルドが演奏すると、音楽性の高い演奏に仕上がっており、『ラインとドナウ』は、2枚目中最も良い演奏です。
    古い音源なのでキズもあるにはありますが、丁寧に復刻されているので、音質は聴きやすいです。

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  • 3 people agree with this review
     2013/11/17

    前作がよほどヒットしたのか、2ヶ月あまりでこのCDの登場となった。
    隊長、河邊一彦2等海佐の指揮、海上自衛隊東京音楽隊で収録。
    前作は三宅3曹のヴォーカルを全面に出した選曲をしていたので、音楽隊が前にでる曲はなかったが、このCDは三宅3曹の歌は勿論、音楽隊のみの曲も数多く、今回の主役はバンドその物と言って良いのではないでしょうか。
    収録曲は東京音楽隊が定期、定例等の各種演奏会で取り上げてきた十八番であり、それゆえに手慣れた感じが良く伝わってきますし、どの曲も名演。
    どの曲もムラなくそれでいて芸術的な仕上がりになっているのはさすがプロでしょう。
    河邊隊長の自作も収録されており、『イージス』『嵯峨野』『遥かな海へ』がそうです。
    いずれも優しく時には激しく、そして美しく、 ここの3曲どれも名曲揃いです。
    個人的にはイージスが録音されて嬉しいのですが。
    また吹奏楽の醍醐味といえばやはりマーチでしょう。
    このCDには『東京オリンピック・マーチ』と『軍艦行進曲』が収録されています。
    オリンピック・マーチは、速めのテンポで繰り返しもカットされ、はっきりとしたリズムの中颯爽と進んでいきます。
    コーダは堂々としており、さすが初演者ならではの演奏でした。
    軍艦行進曲は海上自衛隊の制式行進曲だけあり、音楽隊がもっとも演奏している曲だけあり、オーソドックスながらも、威風堂々と品格を保ったこの演奏、海上自衛隊東京音楽隊の数多い録音でも上位に入る演奏だと思う。
    またこのCD特筆すべき点としてライヴ音源が何曲か収録されていると言う点につきる。
    自衛隊の音楽隊は数々の録音がありますが大半はセッションであり、ライヴ録音は大変珍しい。
    ライヴ盤が出たのは丁度10年前に同じユニバーサルが出したシンフォニック・ブラス・コンサートシリーズ位、しかしセッション録音と違い一発勝負のライヴはセッションでは見ることが出来ない、燃焼度の高い充実した演奏が聴け、これが非常に面白いのです。
    このCDは2010〜2013年にかけて行われたコンサートからの抜粋であり、音楽隊の本気が聴けます。
    ただ、ライヴ盤であるのに拍手のカットは気になります。
    最近こういうの増えましたが、雰囲気が壊れるので止めてもらいたい。
    吹奏楽のCDは録音で損をしているCDも多いのですが、このCDは音質は勿論、録音は弱音から強音までダイナミックで迫力のある録音になっています。
    行進曲ファン、吹奏楽ファン、そして全ての音楽愛好家に聴いてもらいたい1枚です。

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     2013/11/17

    ビクターが発売したマーチのボックス。
    マーチ大好き人間のためのと書かれている。
    5枚組で、1枚目がアメリカ、2枚目がヨーロッパ、3枚目が日本、4枚目が映画音楽や選抜野球大会の入場行進曲を集めたポピュラーマーチ、5枚目がクラシックマーチとなっている。
    流石に1つずつ説明するのは字数がたりないので、印象に残った団体だけ紹介する。
    まず、汐澤安彦指揮、ジャパン・スーパー・バンド、CDの半分の演奏者だが、どれも色彩豊かでメリハリのある音楽的な演奏だ。
    クラシック系の演奏家がマーチを演るといかにもお付き合いでふってますみたいな演奏が多いなか、汐澤氏の妥協のない音楽は素晴らしい。
    CD3の日本のマーチが全体的に名演揃いで、ブルーインプルパスの快演が胸に残る。
    陸上自衛隊第三音楽隊の物は1975年頃に、一丸一重隊長の指揮で録音されたマーチ集からの抜粋で、オリジナルのLPには普通のマーチも収録されているが、ここではスポーツ関連のマーチを集めた物だ。
    若い力に始まり鉄腕アトム、巨人の星はこの録音のための書き下ろし、ここより先は辻井市太郎編曲で実際に夏の高校野球のために書かれたスコアを使って、315歩のマーチ、上を向いて歩こう、世界の国からこんにちはの3曲が収録されている。
    演奏は自衛隊らしく誠実な演奏で不足はない。
    元のレコード通りCD化してほしい音源だ!
    クラシックマーチの大半を演奏する、陸上自衛隊中央音楽隊の演奏も素晴らしい。
    富家秀則隊長の指揮で1980年代に録音された物だが、大編成ならではの力強いサウンドと統制のとれたアンサンブル、音楽的な演奏は見事、これも完全CD化して欲しい。
    次点としてロイヤル・エアフォース・セントラルバンドとバンクスの録音も悪くはない。
    もう1つ国立音楽大学ブラスオルケストラーの演奏もシンフォニックで、藤田玄播のマーチとアレンジ物だけであるが良いと思う。
    尚、初CD化等はあるもののこのボックスのための新録音は一切ない、また値段もいい値段がするので、マーチをこれから聴いてみようと言う人は、キャニオンの『決定版!世界のマーチ』とか、ボックスでなら、テイチクが出した『栄光のマーチ』やコロムビアが出した『華麗なる行進曲』とかのほうがおすすめ。
    ボックス物はどちらも値が張るのが難点だが… (それでもこれよりかは安い)

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     2013/11/17

    デュポンが指揮者を務めていた頃のギャルドレピュブリケーヌ軍楽隊の音源を収録したCDになります。
    CD1枚目は、かつて東芝EMIの復刻盤と同音源のようですが、本盤のほうがより音は良くなっています。
    内容は前半がクラシックからのアレンジ、後半はヨーロッパの国歌とフランス行進曲であり、名手達の凄まじい演奏を聴く事ができます。
    二枚目は、流行りの歌や愛国歌等を集めた物で、当時のオペラコミック座やオペラ座の著名な歌手と共演した物です。
    どちらかというと歌手メインですが、どの歌手にも味があって良いです。
    尚12曲目『ラインとドナウ』からデュポンの後任のF.J.ブランの指揮になり、3曲の歌曲の他、ヨーロッパの国歌と、アフリカ&マダガスカルの国歌が収録されています。
    これも珍しい音源で復刻されるのは本盤が初ではないでしょうか。
    国歌の中では、アフリカ圏&マダガスカル圏の国歌はなかなか耳にする事がないので、その中でも『モーリタニア・イスラム共和国』の国歌が独特なメロディをしており、耳に残ります。
    基本的に1、2枚目とも古い音源のため、最新録音にはかなわないのですが、年代を考えれば良好な音質だと思います。

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