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2 people agree with this review 2011/11/24
歌劇「3つのオレンジへの恋」はゲルギエフ指揮のCDとケント・ナガノ指揮のDVDを持っているだけだが、このダルガート指揮の演奏を聴いてなるほど面白い作品だと感じた。 初めて聴いたときはプロコフィエフの初期の作品にみられる「やんちゃな」印象だけが残ったが、この演奏ではいろいろな所でプロコフィエフの綿密な計算というかもくろみを楽しむことが出来た。 有名な行進曲が出てくる部分の盛り上げ方など、ノリのいい演奏だ。 ロシア語の歌詞が聴いていてとても聴き取りやすい。プロコフィエフの作曲の技なのか演奏者の力量なのだろうか。
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1 people agree with this review 2011/11/24
ギュスターヴ・フローベルの作品が原作になっていて、R.シュトラウスの歌劇『サロメ』と同じ題材による。 タイトル・ロールになっているエロディアードはサロメの実の母。 R.シュトラウスの歌劇『サロメ』とは異なるところがいくつかあってそれらを聴きくらべるのも面白い。 紀元後30年頃のイエルサレムが舞台だけにマスネの音楽もいつもの優美さとは違った響きを持っている。 ゲルギエフが指揮するマスネというのが聴く前はいまいちぴんとこなかったが素晴らしい演奏だ。 ジャンを歌うドミンゴが素晴らしいのはもちろん。サロメを歌うルネ・フレミングやヘロデを歌うファン・ポンスは個人的にあまり好きではなかったが、この演奏を聴いて印象が変わった。特にファン・ポンスがいい。 1994年11月、サン・フランシスコでのライブ録音。 映像でも是非観たい。
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2 people agree with this review 2011/11/23
ラフマニノフの全てをこのボックスで。 未完の歌劇『モンナ・ヴァンナ』まで収録してあるのがうれしい。 2台のピアノのための作品全集とつけられたCDでも作品11が抜けていることが多いが、ここではしっかりと入っている。
0 people agree with this review 2011/11/23
エイゼンシュテインの未完の作品を死後31年目に同僚で当時の撮影スタッフであったアレクサンドロフが編集・作品化した。 メキシコというロシアから遠く離れた国の歴史・風土を共感を持ってとらえた異色の作品。 プロの役者もセットも組まずに、現地の人々と環境でもって撮影されている。
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1 people agree with this review 2011/11/22
バレエ・カンタータ『結婚』や『プルチネッラ』が欲しくて買ったが、デュトワ指揮による『火の鳥』の演奏の素晴らしさにびっくり。 『火の鳥』がずば抜けて素晴らしい。 シャイーの『ペトルーシュカ』や『春の祭典』が意外とおとなしくて残念。 デュトワの指揮で是非聴きたかった。 いずれも現代におけるストラヴィンスキイ演奏のスタンダートと言えるだろう。
0 people agree with this review 2011/11/22
1940年の録音だが、音はそれほど悪くない。 リーザとゲルマンの身分や環境の違いなど、背景を彩る音楽の色分け(弾き分け)というか音楽作りをサモスードはとくに注意を払っているように感じた。 音楽が持つ場面場面の役割・映像を感じさせる。 正統でスマートな演奏だ。
2 people agree with this review 2011/11/21
猫たちの演技の自然さにびっくり。 猫に合わせてカメラをまわした制作者の努力に拍手。 キエフスカヤ駅近くのアパートが主に舞台になっており、再建中の救世主ハリストス大聖堂などモスクワの市内風景や住居の立ち退き問題や新年の家庭の風景を見ることができるのも興味深い。 子猫が飼われている家の父親がフルート奏者というのがクライマックス・シーンできいていて面白い。 まさか最後にモスクワ音楽院大ホールが出てくるとは思わなかった。 猫遣いのクズネツォフ自身が役者として登場し、彼の劇団員(猫たち)との息の合ったほんわかした演技を見せてくれる。
1 people agree with this review 2011/11/20
歌劇「ホヴァンシチナ」の名盤。 ボリショイ劇場のソリストたちはムソルグスキイの楽譜にある語りの部分を鮮やかに語り生かしている。 この演奏は見事としか言いようがない。
0 people agree with this review 2011/11/19
1951年の録音だが、それにしては古く感じられる。 メリク=パシャエフの指揮はテンポを細かく微妙に変えるなど、変化にとんでいてとても興味深い。 3幕版での録音。
0 people agree with this review 2011/11/18
ヴァインベルグの最高傑作と言われる交響曲第6番。 フェドセーエフはレリーフ・レコードからもモスクワ放送交響楽団との演奏でこの交響曲第6番のCDを出しているが、個人的にはこちらの録音の方が好きだ。 素晴らしい演奏。なによりも作品が素晴らしい。 ヴァインベルグのユダヤ人としてのアイデンティティを感じさせる『シンフォニエッタ』も印象に残った。
0 people agree with this review 2011/11/17
プーシキン生誕100周年記念カンタータは短いがとても美しいカンタータだ。 プーシキン生誕100周年記念カンタータなどいくつかの声楽作品を聴いていて思うのは、グラズノフが歌劇を残していないのが残念でならないということだ。
0 people agree with this review 2011/11/14
声楽を伴う室内楽作品に弦楽三重奏曲、トランペット協奏曲と異なった色合いの作品が並ぶ一枚。どの作品も興味深い。 ストラヴィンスキイのバレエ音楽『ペトルーシュカ』の引用もあるトランペット協奏曲はヴァインベルグの肖像のようにも感じられた。
1 people agree with this review 2011/11/14
スクリャービンとリストの演奏がぬきんでて印象的だった。 なんとも美しい。
1 people agree with this review 2011/11/13
聴きごたえたっぷりの室内楽作品です。 チェロ・ソナタ第二番もいいですが、ピアノ五重奏曲が素晴らしいです。
0 people agree with this review 2011/11/10
53分にわたる力作をこの作品を献呈されたフェドセーエフの指揮で。 ヴァインベルグ独自の素晴らしい音楽。 2010年6月25日のライブ録音。 録音はとてもきれいだ。
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