0 people agree with this review
　2014/06/22

私には、水の戯れ、ソナチネの方が好ましい。
ラヴェルの若々しさが感じられて新鮮だ。
クープランの墓は、少し淡白で、面白さに欠ける気がする。
クープランの墓なら、ワイセンベルグを推薦したい。
ライブとスタジオ録音の２種があるが、どちらも素晴らしい。
前奏曲からトッカータまで、圧倒的な技量とスピード感で弾ききっている。
最初フランソワで聞いていた時には、ほとんど感慨をおぼえなかったけれど、
ワイセンベルグには感嘆した。
フランソワのラヴェルなら、道化師の朝の歌が最高だと思う。
スペイン的色彩、鋭い切れ味、未だにフランソワ以上の演奏を知らない。

0 people agree with this review
　2013/12/24

１９６７年のＶＯＸ録音だけれど、音色は明快で美しい。
一部にペダルの音が重低音として録音されているが、
特に耳障りではなかった。最近何故かシューベルトの曲に
魅力を感じるようになった。ブレンデルの若々しさも好ましい。

0 people agree with this review
　2013/11/22

コピーバンドと思って購入したのだけれど、期待はずれだった。
第一に、ボーカルの声質が異なるので、一聴しただけで、ビートルズでは
ないことが判断できる。ジョンやポールの声とは違うのが、やはり不自然
だと思う。ただ１０枚組で、この価格なので、安価盤としては存在価値が
あるのかもしれない。

0 people agree with this review
　2012/09/15

録音レベルは、やや低めで、演奏のダイナミックレンジも
大きくは無いため、少し控えめに感じる。テンポも少し遅め。
ホールの残響ははっきりと聞き取れる。
コントラバスでの録音であるけれど低音部が強調されすぎ
ということはなく、好ましい。
私にはチェロ演奏よりも、音域の点で曲想にマッチしている
ように思われる。ＣＤでは、２番１番５番の順番となっている。
フルニエほど華やかでなく、適度に歌い上げているところが
非常に良いと思う。強く推薦します。

1 people agree with this review
　2012/07/02

この録音は１９７０年ころに、ＶＯＸ録音として日本コロンビアから発売になった。（ＬＰ１枚１０００円で、廉価盤の最初の時期のもの）
その時の印象は、中低域の芯が強い音で、無骨だがしっかりしたものだった。
今回聞きなおしてみて、ずい分録音が良いと感じた。デッカ録音の腰のない
音に比較すれば、段違いに好ましい。これなら、全集として揃えたいとも思う。（すでにフィリップス録音のブレンデルの全集も、持っているけれど）
演奏は、第１回録音らしく、ブレンデルの若さが感じられて、私は第２回全集よりも良い印象を受けた。強く推薦します。

1 people agree with this review
　2012/04/15

録音は良いけれど、アレンジが蒸留水のように
淡白な気がする。私の記憶にある、もっと情熱的な
演奏を求めるのは間違いだろうか？せっかく解説文が
あるのだから、演奏時間や録音年代も記入してほしい。

0 people agree with this review
　2010/04/21

ボレロが非常に素晴らしい。
ピアノの有する、打楽器としての側面を生かし
管弦楽による演奏に匹敵する。
これはまさに、展覧会の絵、ペトルーシュカと
同じく、管弦楽だけでなくピアノ曲としても
聞かれるべき曲だと思う。