please enable JavaScript on this site.
Guest
Platinum Stage
Gold Stage
Bronze Stage
Regular Stage
Buy Books, CDs, DVDs, Blu-ray and Goods at HMV&BOOKS online
Advanced Search
TOP > My page > Review List of 乱筆不治
Next Page
Showing 1 - 15 of 80 items
%%header%%
%%message%%
0 people agree with this review 2021/03/14
ドホナーニ氏とクリーブランドオーケストラのベートーヴェン交響曲全集は、テラークレーベルの消滅(?)とともに、手に入り難くなってしまいました。。。全体的にサッパリとして演奏だったので、日本人のベートーヴェン観には合わなかったかもしれません。ただ、気楽にベートーヴェンを聴きたいときは、悪くないチョイスだったので、改めて全集で手に入るようになってほしいです。テラークの録音は、1812年の大砲のイメージが強いため、刺激的な録音のように思われているかもしれません。実際には、ワンポイントマイクでの収録をメインとして、ホールの1階席中央やや後ろで聴いているような雰囲気になっています。その意味でも、聴いていて心地良かったと思います。
0 people agree with this review
Agree with this review
トスカニーニお得意のローマ三部作です。モノラル録音ではありますが、レスピーギは意外と聴けます。むしろ、古い録音であるがゆえに、迫力が増しているのかもしれません。トスカニーニは、例によって、厳しい統率力でオーケストラをドライブし、迫力と緊張感のある演奏を聴かせてくれます。「ローマの祭り」が、これほどまでに厳しく演奏されるのは、他では聴けないものです。
2 people agree with this review 2021/03/14
モノラル録音としては十分に聴きやすく、ベートーヴェン交響曲全集の古典として、持っていて損はないでしょう。演奏自体は素晴らしいものですが、ファーストチョイスやスタンダードとしては、今となっては、薦められないと思います。ただ、複数の演奏を聴く中で、ベートーヴェン演奏の原点を聴くような気持にさせてくれる演奏でもあります。価格的にも手に入れ易いレベルになっているので、ベートーヴェンの交響曲を聴きこんでいる方には、ぜひ手に入れておいてほしいものです。
2 people agree with this review
ピリオド楽器による演奏の意義を感がさせられる録音だと思います。ピリオド奏法とは、その作曲家が活動していた時代の楽器や演奏法で演奏することだと考えていますが、この録音で聴かれる演奏法は、シューマンの時代よりも古いものではないでしょうか。ただ、それはそれで一つの考え方だと思うので、その前提で聴くのであれば、問題ないと思います。その意味では、音楽は自然に流れ、響きも美しく、良い演奏です。
ウィーンフィルによるシューマンの交響曲が聴きたくて購入しました。他にも候補はあったのですが、ショルティ氏は個人的に好きになれず、ムーティ氏の演奏は以前に聴いたことがあったのですが、あっさりし過ぎていて、ピンときませんでした。メータの演奏は、ウィーンフィルの特徴を前面に出した演奏という印象です。良く言うと、オーケストラの美音を活かして、自発的に生き生きと演奏させている、というところでしょうか。悪くいうと、指揮者の意図が見えず、緊張感が薄い演奏になっているというところでしょう。もっとも、指揮者の意図が、作曲家の意図とずれていると、もっと悪い結果になりかねないので、難しいところです。いずれにしても、ウィーンフィルによるシューマンの交響曲全集としては、良い演奏だと思います。
0 people agree with this review 2021/03/13
比較的最近のロイヤルオペラのDVDでフィガロの結婚を観ていたら、フィナーレでオーケストラが崩壊していて、どうしてだろうと思い、この演奏を取り出して聴いてみました、すると、低弦とファゴットが高速パッセージを演奏しており、このオペラの最後に、これは酷だろうなと思いました。もちろんウィーンフィルは、スタジオ録音ではありますが、完璧に演奏しています。ただ、DECCAの録音としては、なぜか広がりに欠け、音がこもりがちです。オーケストラが見事なだけに、そこがちょっと残念です。
この録音を聴いて興味深いのは、オーケストラとオルガンが別録音だと言うことです。しかも、オルガンの方が後に録音されたと聞いた記憶があります。その前提で改めて聴いてみると、迫力満点のオルガンに対抗して、ベルリンフィルが全力で立ち向かっているような演奏です。別録音なのに、ここまで気合を込めて演奏できるとは、さすがだと思います。確かにサン=サーンスの演奏として適切かというと、微妙だとは思いますが、録音芸術としては十分に楽しめます。古色蒼然とした、ノートルダム大聖堂のオルガンも、今となっては。良い記録になりました。
カラヤンのマーラー演奏は、世間的な評価は必ずしも高くないようですが、美しさにおいては比類ないものと思います。その意味では、第4番はカラヤンに合っているのではないでしょうか。マティスの歌唱も、比類ない美しさです。カラヤンはマーラーの交響曲全集は作りませんでしたが、有名曲をほとんど録音しているカラヤンが、第一番や第二番を録音しなかったのは、それなりのポリシーがあったからなのでしょう。
発売当初は完璧な偽物と称されたと記憶しています。実際に聴いていみると、見事な演奏ではありますが、ミスも目立つ演奏です。なぜなのかと思って聴いていると、スタジオ録音なのに、不思議な緊迫感を感じます。ひょっとしたら、これほとの緊張感を、撮り直しや編集で崩したくないと思ったのでしょうか。。。カラヤンの真意は分かりませんが、特に第三楽章が素晴らしいと感じています。
ヴィヴァルディの四季としては異端の演奏かもしれませんが、ベルリンフィルの弦楽セクションによる分厚い響きと、かっちりとしたソリストの弾きぶりが、安心感のある演奏を生み出しています。聴きなれた四季とは、少し印象が異なりますが、これはこれで楽しめると思います。演奏とは直接関係ありませんが、ジャケットのデザインが素敵です。ただ、四季との関係は不明ですが。
1 people agree with this review 2021/03/13
天国的な美しさとも称された演奏で、冒頭のチェロとホルンから、とろけるような音色が堪能できます。ベルリンフィルと録音した以前の演奏では、第7番としては、やや剛直で硬派な演奏だと感じていましたが、このウィーンフィルとの演奏では、柔らかい響きと、ゆったりとした歌い方が心地よいです。7番では、前半2楽章と、後半2楽章のバランスが気になるのですが、この演奏では、終楽章をゆったり目に演奏しているところも良いと思います。ベルリンフィルとの演奏では、ちょっと素っ気なく終わってしまうところが気になるので。
1 people agree with this review
カラヤンのブルックナーの第8番は、晩年のウィーンフィルとの演奏が評価されているようですが、個人的には、この羽のジャケットの演奏が素晴らしいと思います。あまりに美しく、迫力もあるので、逆に敬遠されているようですが、この大曲をここまで隙なく演奏したものは他になく、聴くたびに圧倒されます。ブルックナーの演奏では、版の問題もありますが、8番については、カラヤンはハース版を採用しています。他の曲では、ハース版とノヴァーク版の差は、そこまで大きくないのですが、8番では、曲の印象が大きく変わるところがあると感じています。ブルックナーの真意は分かりませんが、ハース版の方が新しい楽想が挿入され、少しタメができるので、個人的には、良いと思っています。ただ、現在は、ハース版のスコアが手に入りにくいのが残念です。
モントゥー先生のベートーヴェンは、数あるベートーヴェン交響曲全集の中でも、比較的良く取り出して聴く演奏です。特にウィーンフィルとの第3番は、ウィーンフィルならではの音色が美しく、特に好んで聴いています。後年のコンセルトヘボウとの録音よりも、個人的には、好きです。複数のCDで聴きましたが、リマスターが異なるのか、印象が少しずつ異なっており、古いものだと、録音が平板な感じがして、聴きにくいかもしれません。
モントゥー先生の第9が、正規録音として後世に残されたことは、本当に幸いでした。確かに、録音や、ソリスト・オーケストラの力量には、やや問題はあります。しかしながら、現代と異なり、第9の録音には多大な時間とコストを必要としていた時代に、この録音が残ったことには、モントゥー自身も喜んでいたという記録があるようです。演奏は、モントゥーらしい、スッキリとした、バランスの良いもので、物々しさや祝祭的な雰囲気とは別物です。
モントゥー先生のベートーヴェンは、バランスが取れていて、素晴らしい演奏だと思います。確かに、もっと勢いのある演奏や、たっぷり歌った演奏は、他にもたくさんありますが、落ち着いてベートーヴェンの音楽にひたりたいときは、モントゥーの演奏に戻ってきます。オーケストラがロンドン交響楽団とウィーンフィルに分かれていますが、個人的には、ウィーンフィルの演奏の方が好きです。当時、ウィーンフィルをドライブすることのできる唯一の指揮者、と言われていたと聞いたこともあります。
Back to Top