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2 people agree with this review 2024/08/31
演奏曲目について補足します。日本フルトヴェングラー協会から会員向けとしてチェリビダッケのCDがリリースされたことがあり、そちらには1982年6月9日の演奏会からシュトラウスに加え、ベルリオーズ「劇的物語『ファウストの劫罰』〜『ラコッツィ行進曲』」ドヴォルザーク「スラヴ舞曲第2番」、チャイコフスキー「バレエ音楽『くるみ割り人形』〜『花のワルツ』」も収録されています。さらに1983年6月10日の演奏会ではシュトラウスに加え、ドヴォルザーク「スラヴ舞曲第10番」ブラームス「ハンガリー舞曲第1番」そして「ジプシー男爵」の序曲も収録されています。SUDFUNK BALLということなので、舞曲ばかりが取り上げられています。是非当夜の演奏をコンプリートで復刻して欲しいものです。
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0 people agree with this review 2024/05/31
オペラの殿堂と呼ばれるウィーン国立歌劇場でこれほど酷いプロダクションが生まれたとは驚きだ。半透明のカラーボードが意味もなく動くだけの演出に何の意味があるのだろうか。近年これほど呆れたプロダクションは見たことがない。しかもマリオッティの指揮、そして歌手陣が素晴らしいので、余計に演出の酷さが際立ってしまう。これなら演奏会形式で上演してくれた方がはるかにいいだろう。とにかく目障りな演出で舞台に集中出来ない。フローレスは以前よりも声が重たくなっているが今でも最高のロッシーニ・テノールであることを証明してみせる素晴らしい歌を聴かせてくれる。デュピュイのフィガロ、ボルドーニャのバルトロも期待以上の歌唱を聴かせるが、それ以上にアブドラザコフのバジリオが見事だ。アブドラザコフはセリア役での評価が高いが、こうしたブッファにも見事な適性を示しており、ますます今後の活躍が期待される。ロジーナのベルジャンスカヤは明らかにミスキャストだ。ロッシーニの音楽に相応しい輝きに不足する声質なので、どうにも場違いに聴こえてしまう。今やイタリアを代表するオペラ指揮者に成長したマリオッティの指揮はパタネを彷彿とさせるものであり、アバドやシャイーを超えたといっていいほどだ。演出が酷過ぎるので評価は星一つだが、CDでリリースされれば星五つの評価をしてもいい。
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0 people agree with this review 2024/03/26
グレムザーの粒立ちが良く美しいピアノも素晴らしいが、それ以上にヴァイルとデュースブルク・フィルの演奏が尋常でなく素晴らしい。ターフェルムジークやカペラ・コロニエンシスといったピリオド楽団との演奏と異なり、ヴァイルはモダン・オーケストラの特質を上手く利用し、溢れんばかりの美しさと劇的な表出力を自然に引き出している。しかもライヴ録音ということもあり、全曲が感興豊かに歌われている。特に緩徐楽章での流麗な美しさは格別だ。ベートーヴェンの協奏曲を聴いて、これほどオケ・パートに耳を奪われたことはない。ヴァイルは1994年から2002年までデュースブルク・フィルの首席指揮者を務めていたので、このコンビのライヴは放送局やオケのアーカイヴに数多く残っているはずだ。そうしたライヴ音源のリリースを大いに期待したい!
1 people agree with this review 2024/03/03
アンサンブルSAKURAの第7回定期演奏会からベートーヴェンの「コリオラン序曲」と「運命」をライヴ録音した貴重な音盤であり、宇野功芳とアンサンブルSAKURAの数ある演奏の中で最も過激なものとして知られ、熱心な宇野ファンでさえ、その凄まじく個性的で留まるところを知らぬ表出力には腰を抜かさんばかりに驚かされた。ましてや多くの音楽ファンにとっては聴き通すことすら修練を要するほどの演奏であるが、この毒ともいえる宇野節に一度はまってしまうと、フルトヴェングラーの音盤を聴いても刺激が足りないと感じてしまうため、安易に本盤を聴くことがないよう注意を要する。オケの力量に不足するとか、恣意的解釈が過ぎるとか言うのは簡単だが、これほど自らの信念に忠実な演奏は滅多に聴けるものではない。プロでなくアマチュアだからこそ実現出来た演奏だ。
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0 people agree with this review 2024/02/05
これは面白い!オーケストラの自主制作盤ばかりを取り上げたガイドブックは他にないのではないだろうか。著者は評論家でなく一般の音楽ファンとのことだが、プロの評論家を凌駕するようなレビューで、読み手の好奇心を刺激する。取り上げているCDの多くが非売品や限定品のため、現在では聴くことが出来ないのが残念だが、こうしたCDが存在したことを示しただけでも大きな価値がある。いつかオーケストラがこの本で取り上げられているCDを一般発売することを期待せずにはいられない。著者プロフィールによると「クラシック音楽ライヴ・イン・ジャパン」や「消えたレーベル、消えた名盤、消えた演奏家」という本も執筆予定だと言う。これらも是非読んでみたいものだ。
10 people agree with this review 2024/01/29
オリジナル・ジャケット仕様ということなので購入したが、オリジナル・ジャケット仕様とは名ばかりで、廉価盤で再発された際のジャケットが使われるなど、期待を大きく裏切る代物だ。SONYなどのオリジナル・ジャケット・コレクションとは比較にもならない粗雑な作りで失望した。グラモフォンは他のオリジナル・ジャケット仕様を謳ったBOXでも同様なことを平然と行っており、企業姿勢を疑わざるを得ない。購入を検討されている方はくれぐれも騙されないように!
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0 people agree with this review 2023/09/01
演出が中途半端で面白くないが、歌手は期待以上だ。特に主役アウレリアーノは難役だが、現代を代表するロッシーニ・テノールの一人であるスパイレスはブリリアントな高音と目覚ましい技法で素晴らしい歌を聴かせてくれる。女声陣もおしなべて優れている。ロッシーニ研究家としても著名なクラッチフィールドの指揮は危なげないが、オケにもっと実力があればさらに踏み込んだ演奏が出来たはずだろう。 なお、このオペラから「セヴィリアの理髪師」や「タンクレディ」に転用された音楽も多いため、最初聴くと「セヴィリアの理髪師」などの二番煎じのように聴こえてしまうが、こちらの方が元ネタである。 輸入盤だが日本語字幕も付いているので、初心者でも安心して楽しめる。もっとも3時間を超えるオペラなので、ダレ場も少なくないのが残念だが。
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