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Strauss, Richard (1864-1949)

CD Salome: Bohm / Vienna State Opera Rysanek Hopf Wachter Kmentt: (1972)

Salome: Bohm / Vienna State Opera Rysanek Hopf Wachter Kmentt: (1972)

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  • ★★★★★ 

    エステ荘の噴水  |  岩手県  |  不明  |  19/September/2011

    ベームの録音に関しては「スタジオ録音よりもライブ」、「70年代よりも60年代以前」が良いと言われています。しかし2つの『サロメ』は1970年のハンブルク(DG)盤、72年のウィーン(RCA)盤ともにライブ。そのような尺度では優劣はつけられませんね。ベームの指揮はウィーンの方が一気呵成という表現がふさわしいような気がしますが、それはオケの性格の違いかもしれず、ハンブルクにも不満は感じません。歌手達を比較しても所詮は好みの域を出ないと思います。「見事な」サロメはリザネクの方ですが、「可愛い」のはジョーンズです。フィッシャー=ディースカウのヨカナーンは「神々しさ」の極みです。でもサロメがキスしたいと思うのは、「男っぽい」ヴェヒターの方かも(女心はわかりませんが)。ただ録音には決定的な差があります。RCA盤はステレオとしての奥行き・拡がり感が乏しく、録音レベルも低すぎます。レコード販売を前提にしていないラジオ放送用録音の限界でしょうか。それでも鑑賞に支障はありませんし、音質が鮮明であるため音量を上げれば迫力は感じ取れます。何より大変な名演奏であるため星5つという評価は揺るがないでしょう。

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  • ★★★★★ 

    千葉のアリアドネ  |  千葉県  |  不明  |  24/May/2009

    72年12月22日プレミエ初日の「一発ライブ」。「7つのヴェール」以降特に演奏の劇性を増すが、音楽はあくまで精緻、透明。オケの唖然とする技術の高さ、官能美。リザネックは尻上がりに好調。ベームが「サロメの愛の死」と語った終盤のモノローグの素晴らしさ。熱狂した聴衆の怒涛のごとき大歓声(納得!)。劇場のべーム恐るべし(老いなど微塵もない)。録音も良く、ベームと言わずサロメの代表盤の資格あり。映像(ユニテル)も素晴らしいがどうしてもストラータスに目がいってしまう。シュトラウスを「聴く」ならこちらがお勧め。

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  • ★★★★★ 

    ホーフマンスタール  |  東京  |  不明  |  23/July/2007

    英グラモフォン誌は「サロメ」の代表的録音の一つ、としている。ベームのしなやかで剛直な指揮と、リザネクのサロメが聴きもの。リザネクのややシャープ気味の歌は凄まじい迫力と情念を持って迫ってくる。Opera Doroからも同じ公演の録音が出ており、入手もし易いのだが、ワウがあるなど音が悪い。このRCA盤の方が遥かに鮮明かつ安定しているので、品切れになる前に入手しておくことをおすすめする。この内容なら後悔はしないはず。

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  • ★★★★★ 

    クレンペラーマニア  |  神戸  |  不明  |  08/June/2005

    ことに幕切れ15分を支配する、陶酔・戦慄・狂気・美。ここから20世紀音楽が始まったのだ。吉田秀和老がベームに会った時、O・ワイルドが愛読書だといわれ、首をひねった、というエピソードがあった(『世界の指揮者』)。大真面目な東洋の「西欧派教養主義者」吉田老を、「悪徳をも知る男」ベームがからかったのではないのか(笑)。それにしても、繊細かつ豪胆で、共感に満ちた演奏。

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  • ★★★★☆ 

    chanvesan  |  東京都町田市  |  不明  |  15/February/2003

    「サロメ」のCDは、ニルソンの恐ろしい歌が印象的なショルティのものがなかなか忘れられませんが、このベームのライブ盤も熱い演奏です。幕切れのサロメの死のところは、いろんな楽器がいろんな音を出してるのがよくわかり、その理知的な感じと内容の異常さのギャップがたまりません。

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