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Mahler (1860-1911)

CD Symphony No.2 : Lorin Maazel / Yomiuri Nippon Symphony Orchestra (1987 Tokyo Stereo)(2CD)

Symphony No.2 : Lorin Maazel / Yomiuri Nippon Symphony Orchestra (1987 Tokyo Stereo)(2CD)

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  • ★★★★☆ 

    slave  |  東京都  |  不明  |  15/July/2024

    歴史的な意義づけや評価というものは度外視して、この演奏を聴いた感想を申し述べます。当時、私は既に社会人でしたから、当時のマーラーの演奏状況というものは理解しているつもりですので、「黎明期に健闘した演奏」というのは、正しくないと思うからです。私がここで注目するのは、一見マゼールの演奏がアクの強い、自己主張の目立つものに見えるとすれば、それはオーケストラの音楽性がマゼールのマーラーと合致していないからだ、ということです。実は、マゼールの演奏には、ときどき、やけに自己主張の強い、恣意的に見える演奏があるかと思うと、まったくそうではない自然な演奏に見える演奏があることが不思議でした。しかし、この演奏を聴いていて、なるほど限られたリハーサル時間では、指揮者が指示をしたところ、十分に意を伝えきれなかったところがあり、楽団が曲を自分なりに理解をして、指示の希薄な部分を補って行かないと、このようなツギハギのような感じの演奏に、マゼールの場合は、なってしまうのだな、ということがよく分かりました。マゼールの解釈は、ニューヨークの演奏は聴いておりませんが、ウィーン、フィルハーモニアの演奏では、この演奏と一貫しています。それにも関わらず、この演奏だけが、なにやらマゼールの意図が悪目立ちしております。それは、つまりは、楽団のマーラーとマゼールのマーラーに密度の差があったということと思います。こうしたことを考えるきっかけとして、私には、この演奏は大変に勉強になりました。

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  • ★★★★☆ 

    まめ  |  東京都  |  不明  |  12/May/2019

    1990年芸劇オープニングでのシノポリとフィルハーモニアによるマーラー交響曲のツィクルスがわが国におけるマーラー需要の始まり(ベートーヴェンなどのように広い意味で一般化する)とするならば、さしずめこの演奏会はその5年前、足がかりとでもいうべき演奏会。 当時は最晩年のカラヤン、バーンスタインが2大巨匠として君臨していたロマン主義の残滓が色濃く残る時代感の中、全編を通じ、ライブならではの熱さと緩急自在のロマンティックな解釈。マゼールはこの読響はじめ、ピッツバーグ、ウィーンフィル、フランス国立管、ミュンヘンフィル、ニューヨークフィルなど数多くの実演を聴いてきたが、いたってオーソドックスな解釈の冷静なもの、この実演のようにアゴーギグ利かせたなんだかやたら温度の高い演奏会と同一人物とは思えないようなものであったが、比較的日本での演奏会はやりたい放題やっていた印象。 そんな彼によるこの復活は、文化会館の乾いた録音で生音感満載でちょっとした弦楽器のずれなどが目立ってしったり管のピッチが気になるところは大いにあるものの(今の読響がこの30年でどんだけ上手くなっているか、ある意味わかりやすい)、熱感と生きた音のする一聴の価値あるライブ録音。 惜しむべきは、5楽章で音が入りきらずスケールが実際より、かなり小さくきこえてしまうこと。往年の伊原さんのまさにアルトといえる低めの色気ある声も白眉。コーラスは弱音部こそ静寂な美しさがあるがフォルテッシモに至ると地声が目立ってしまったり響きが浅くなったり不安定。そういう点ではまだまだマーラー需要創世記、オケもコーラスも欧米の楽団のクオリティに届いていない時代という点では現代とは隔世の感。 そんな点も考慮しつつ聴いてみるとなんだか30年後の我が国のオーケストラ文化に夢を感じることができるような音源。

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