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Brahms (1833-1897)

CD Symphony No.1 : Charles Munch / Paris Orchestra -Transfers & Production: Naoya Hirabayashi

Symphony No.1 : Charles Munch / Paris Orchestra -Transfers & Production: Naoya Hirabayashi

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Showing 16 - 30 of 53 items

  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  30/April/2011

    ミュンシュはライブ録音においては当然のこと、スタジオ録音でも灼熱のように燃え上がる圧倒的な熱演を披露した。本盤におさめられたブラームスの交響曲第1番は、最晩年にミュンシュがパリ管弦楽団とともにスタジオ録音を行った4点の録音のうちの1点に相当するが、死を10か月後に控えた指揮者とは思えないような力強くも情熱に満ち溢れた圧倒的な豪演に仕上がっていると言える。冒頭の序奏からしてひたすら音楽を前進させようという強靭な意思が漲っている。その後は、変幻自在のテンポ設定や思い切った強弱の変化などを駆使して、ドラマティックの極みとも言うべき劇的な演奏を展開する。とりわけ第1楽章や終楽章におけるトゥッティに向けて畳み掛けていくような気迫は、我々聴き手の度肝を抜くのに十分な圧倒的な迫力を誇っていると言える。第2楽章などにおける心を込め抜いた歌い方は、豊麗な情感に満ち溢れており、切れば血が噴き出てくるようなミュンシュの熱き歌心がひしひしと伝わってくるなど実に感動的だ。パリ管弦楽団も、火の玉のような燃え上がったミュンシュの壮絶な入魂の指揮に必死でついていっており、アンサンブルが乱れる寸前のところで踏みとどまっているかのようなスリリングな演奏が、本演奏の圧倒的な迫力に更なる拍車をかけているのを忘れてはならない。いずれにしても、本演奏は、ミュンシュが成し遂げた様々な名演の中でも、同時期に録音された幻想交響曲(1967年)と並んで最上位に掲げられる超名演であると高く評価したい。ただ、ブラームスの第1の演奏としては、例えば「名曲名盤300選」などで多くの音楽評論家がトップに推薦しているように本演奏が絶対的かつ理想的な名演と言えるかと言うと、一つの方向性としてはあり得るとは思うが、何か違うのではないかと言わざるを得ない。ましてや、とある影響力の大きい音楽評論家が本演奏について、「フルトヴェングラー以上にフルトヴェングラーらしいドイツ的な名演」などと評しているが、これほどフルトヴェングラーを、そしてミュンシュを冒涜する言葉はないだろう。それは、フルトヴェングラーによる同曲の様々な録音を聴けば容易に理解し得るところであるし、これはあくまでもミュンシュによる演奏なのだ。私としては、本演奏が至高の超名演であることを十分に認めはするものの、同じように熱演であっても、剛毅にして重厚さを保ちつつ早めのインテンポで一気呵成に全体を巧みに纏め上げたベーム&ベルリン・フィルによる超名演(1959年)の方によりブラームスを感じるということを、この場を借りて指摘をしておきたい。録音は従来盤が全く冴えない音質で大きな問題があったが、数年前に発売された本HQCD盤では、相当程度音質は改善されたように思われる。ただ、同時期に録音された幻想交響曲がESOTERICによってSACD化され、信じがたいような鮮明な音質に蘇ったことに鑑みれば、まだまだ不十分であると言わざるを得ない。今後は、EMIでもESOTERICでもいいので、是非ともSACD化を行っていただくなど更なる高音質化を大いに望んでおきたい。

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  • ★★★☆☆ 

    日本の庶民  |  東京都  |  不明  |  20/April/2011

    重厚な『第一番』ではあるが、残念ながら録音が悪い。マイクに近いのか、分離が悪く、音が割れている。(『幻想』も録音が悪かった。ぼやけ気味ですかすかしている。)。ただ『幻想』と較べると、この『第一番』の出来は、結構凄い気がするがパリ管は相変わらず粗い。ミュンシュならば矢張、ボストン響との演奏。1968年の録音。

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  • ★★★★★ 

    絢音  |  千葉県  |  不明  |  21/July/2010

    最初にCD化された時には音がすっかり悪くなってしまい、がっかりしたが、今回の再発売で見違えるように音質が向上した。演奏はもちろんこの曲のベスト。オケが下手だとか、ドイツ的でないとか、その程度のレベルで語れる演奏ではない。

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  • ★★★★★ 

    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  20/November/2009

    なぜこんな名演を多くの人が酷評するのでしょうかね?きっと最近の教科書どおり、楽譜どおりの無国籍的な、つまらない演奏に慣らされたためとちがいますか?音だけきれいで中身のないつまらない演奏なんか興味ありませんわ。派手?やりすぎ?結構!大いに結構ですわ!フィナーレのティンパニ追加など嬉しくてたまりませんわ!かのトスカニーニ大先輩も真っ青って感じでグイグイ引き込まれますわ。フルヴェンだって激しくテンポは動いていたし、メンゲルのあのフィナーレのテーマのリタルダンドにしても、アーベントロートの実演盤だって嬉しい限り!他で聴けないのを聴けるだけで持っている価値はあるんとちゃいますか?それが許せない、と言うんなら、もう遅さの代表とも言うべき、愛すべきバルビおじさん/ウイーンの第1でも聴いてもらうしかありませんかな?SACDやら、何チャンネルやらそんなもん、どうでも宜しいわ。それよりも誰かこんな演奏やってくれへんかな?と思う昨今ですわ。

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  • ★★☆☆☆ 

    名古屋の鉄  |  愛知県  |  不明  |  12/September/2009

    凄い演奏だと思います。そして幾多の賛辞が得られる名演なのでしょう。 しかし、何か物足りなさを感じます。最後まで聞き終えることが難しい演奏です。何が足りないのでしょう? 少なくとも、繰り返して聴いているのはメンゲルベルグ、そしてクーベリックです。

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  • ★★★★☆ 

    音楽偏狂家1号  |  仙台市  |  不明  |  28/February/2009

    個人的にフルトヴェングラーのNDRとの録音が好きで、ブラ1といえばほとんどそれしか聴きません。フルトヴェングラー以外ではミンシュのこれを比較的好むのですが、結局、この演奏のフルトヴェングラー的な雰囲気を好むというところでしょうか。低音がわざとらしい程に響き、それが私は好きで、この演奏がフルトヴェングラーとココが違うなぁと感じさせて面白いです。それにしてもブラ1は偉大で、生演奏であれば一流オケでなくても感動できるすばらしい曲です。地元のフィルでも...失礼!

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  • ★★★★★ 

    菅野  |  ドイツ  |  不明  |  09/February/2009

    これは演奏者を見ると敬遠する人が多いのだけど、昔から代々の批評家によって推薦された超名演。 どうしてこの演奏だけがいいのかは未だに謎のまま。

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  • ★★★★☆ 

    もんちゃん  |  大阪  |  不明  |  02/February/2009

    この演奏はブラームスの音楽というより、ミュンシュの音楽が強烈に表出しています。ミュンシュの音楽からすると超一級ですが、ブラームスの一般的な解釈からするとかなりの極北です。この盤の正反対の解釈であるザンデルリンク盤を聴くと、この曲がベートーヴェン10番とは感じられません。

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  • ★★★★★ 

    ぶひ  |  東京都  |  不明  |  01/February/2009

    すごい演奏ですね。 私は好きです、このブラームス 素人なんであくまでも好みで。 特にティンパニの使い方が印象的。 ベルリオーズの幻想交響曲1楽章ラスト部分が浮かんできて 実際、聴きたくなります(笑)。

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  • ★★★★★ 

    古渡 弁蔵  |  函館市  |  不明  |  24/November/2008

    ミュンシュの尋常ならぬ熱気に打ちのめされました。多少荒削りの面こそありますが、そんなことはどうでもよい!こんなに素敵なブラームスを聴かせてくれて感謝感激です。大好きなこの曲ではフルトヴェングラー、ワルターそしてセルなど、その日の気分でチョイスしていますが、このCDはいずれにもない個性があって永く愛聴することになりましょう。ティンパニーに注目してください。私が最初に手に入れたLPはミュンシュによるベートーヴェンの運命でした。これもすばらしかった。フランス物よりもドイツ系が好きです。第9も最高!

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  • ★☆☆☆☆ 

    ころん太  |  千葉県  |  不明  |  18/October/2008

    「フルヴェン以上のフルヴェンらしいドイツ的な名演」とかと激賞する評論家もいるらしいが、同じミュンシュのブラームスを聞きたければ、ボストン交響楽団との録音を聴いたほうがよい。この演奏が表面上「激し」く聞こえるのは、たぶんオーケストラがこの曲にまるで共感できず、何やら末恐ろしいものに感じたままを表現したからだろう。「ゲテモノ系」との評はまことに言い得て妙である。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  16/October/2008

    確かにラテン系の演奏者が創り出すブラームスとすればそれなりの納得がいきます。ミュンシュのレパートリーは広範囲で巷ではLPが出た時にそれまでの数々の演奏記録でとかく決定打の無かった(小生は世間並みにベートーベン第9がメリハリの効いた代表盤としておりました)彼の骨頂とまで評価され小生も当初そのように思いました。しかしその後時折聴いて来ると先ず録音がスッキリしないこと、演奏の運びがいかにもわざとらしく必然性に乏しくそれらの箇所が初めは物珍しさで聴き耳を立てたけれどやがて「飽き」がやってきたこと等が実情であります。”

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  • ★★☆☆☆ 

    江戸前寿司  |  TOKIO  |  不明  |  03/October/2008

    世評では高い評価が与えられることが多い演奏。たしかに熱いけれど、それだけみたいな。 同コンビによる「幻想交響曲」のような共感は感じられません。もう30年以上聴いている演奏で、オリジナルのパテLPもあるけれど、このCDでは録音の不自然さ、引っ掻くような割れる音には辟易とします。おそらくマスターの劣化を止められなかったのでしょう。ドイツ、オーストリア系に慣れ親しんだ人にこのブラームスの響きは耐えられない響きが感じられます。とはいえ、有名な演奏なので一度は聴いてみるのは一興だと思います。ちょっとゲテモノ系に感じられる

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  • ★★☆☆☆ 

    mackenji  |  埼玉県  |  不明  |  22/July/2008

    昔から名盤の誉れ高い演奏ですが、私には理解できない。フルトベングラーと比較する諸氏もいるが、アップテンポでドンチャカやればフルベンというわけでもなし。ベームやヴァントのような構成的魅力とは程遠いし、バルビローリの心が震える感情の吐露もないし。ミュンシュの幻想も凡奏としか思えないし・・・、ミュンシュとは肌が合わない。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  01/July/2008

    確かにラテン系の演奏者が創り出すブラームスとすればそれなりの納得がいきます。ミュンシュのレパートリーは広範囲で巷ではLPが出た時にそれまでの数々の演奏記録でとかく決定打の無かった(小生は世間並みにベートーベン第9がメリハリの効いた代表盤としておりました)彼の骨頂とまで評価され小生も当初そのように思いました。しかしその後時折聴いて来ると先ず録音がスッキリしないこと、演奏の運びがいかにもわざとらしく必然性に乏しくそれらの箇所が初めは物珍しさで聴き耳を立てたけれどやがて「飽き」がやってきたこと等が実情であります。

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