堀田善衞を読む 世界を知り抜くための羅針盤 集英社新書
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ねも | 兵庫県 | 不明 | 24/December/2018
全体は6章に分かれていて、池澤夏樹、吉岡忍、鹿島茂、大高保二郎、宮崎駿、高志の国文学館が執筆を担当している(宮崎の場合は、講演)。一応、堀田の若い頃から順に人生を辿る形になっている。ただ、高志の国文学館が担当した終章は、「堀田善衞 二〇のことば」で、堀田の作品からの引用とその解説になっている。 それぞれ堀田と関わりの深かった人だが、印象に残るのは吉岡と大高が担当した章。前者はベ平連、後者は『ゴヤ』の執筆時期のことだが、執筆した二人が直接関わっていたことので、極めてヴィヴィッドである。 巻末には全集未収録原稿「『路上の人』から『ミシェル 城館の人』まで、それから…」が収録されている。 年表「堀田善衞の足跡」もあるので、堀田という人物に興味を持った人には最適な一冊である。0 people agree with this review
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