自殺論 中公文庫
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からっ風野郎 | 東京都 | 不明 | 06/March/2021
フランスの社会学者デュルケームによる「社会学的」自殺論。デュルケームの社会学的方法とは、社会的な事実を客観的な「物」のように考察すること。ここでは自殺というきわめて人間的な行為を、統計的データなどをあげながら淡々と分析していく。自殺をいくつかのタイプに分類して論じているが、結局デュルケームは、自殺は個人の問題ではなく社会的原因であるという。さて我が日本は先進国でも自殺率が高い国である。若者の死因の第一位が自殺というのは悲しむべきことである。この原因が社会であるならば、社会を構成する我々日本人一人ひとりに責任があるということになるだろう。100年以上前に書かれたこの本は、今日から見れば時代遅れな部分もあるが、多くの示唆を含んでいる。社会的なつながりが希薄で、自殺が大きな社会問題である日本人にはとりわけ読む意義があるといえるだろう。0 people agree with this review
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