Symphonies Nos 7, 8 : Roger Norrington / Stuttgart Radio Symphony Orchestra
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 22/May/2018
ここにも寄らず触らず何事もなかったようにやり過ごされてしまった名盤がある ボヘミアの風は百年を掛けて世界を巡りその土地土地の風となりドヴォルジャークの感性を人々の頬に手に届けたのだ もうチェコ国民固有の情緒ではない ピリオド楽団を失ったノリントンがドイツのオケを起点に世界のメジャー・オーケストラでピリオド奏法を説き共に歌おうとした時 多くの反発があったのは推して知るべしである このシュトゥットガルトの放送オケも例外ではない その跡がブラームス交響曲全集の映像に残っている つまりピリオド奏法を拒否し続ける奏者の姿が現前と残されている それは聴衆にも起こっていた現実だった 虚心坦懐にものに臨むことの難しさを人間は持っている 知識や経験は生きる力となるが反面自由にものを感じる性質を殺す 今ボヘミアの草原を渡っていた風は爽やかに軽やかに世界の空を翔け人々の心の中に生命を吹き込んでいる ドヴォルジャークは喜んでいることだろう もしまだであれば この美しい演奏をあなたも如何4 people agree with this review
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