Requiem, Etc: Muti / Bpo Pace W.meier Lopardo J.morris Etc
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 09/June/2010
HMVカタログで見ますとムーテイにとってモーツァルト演奏盤はヴェルディに続いての位置・・・もっともヴェルディが圧倒的に数多い・・・で歌劇という切り口からのものでしょう。この「レクイエム」はムーティ46歳頃の1987年の収録でBPOを振り合唱団は珍しく二つの団体を起用しています。この合唱団中々奥行きある合唱をしてくれ合唱指揮のエリクソンの腕前にも寄るのでしょう。演奏はタイム@入祭文5’20Aキリエ3’05B続誦6曲19’59C奉献文2曲8’49D聖なるかな1’49Eほむべきかな5’18F神の子羊3’45G聖体拝領誦6’11とやや各段落ゆったり目で進めていますが決して情緒一辺倒ではありません。時によっては突き放した処もあるものの冒頭「入祭文」「キリエ」及び最後「聖体拝領誦」はジュリーニ並みのタイムをかけており、また続誦「思いたまえ」あたりでは表情を見せ「間」とか結びの「伸ばし」で演出します。「呪われた者共を」では少し変化というか突入合唱相当パッセージを早めに運び次のゆったりした「涙の日」との対比感を出しています(「流れ」的に私はあまり好きではありませんが・・・)。独唱陣も健闘していますがバスが幾分年寄りじみているように私には聴こえたりしました。余白の「アヴェ・ヴェルム・コルプス」(3’26)は僅かな時間ですが静謐に経過して行きます。全体としては声楽ジャンルでのムーティの守備範囲の素晴らしい演奏かと思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)0 people agree with this review
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古渡 弁蔵 | 北海道 | 不明 | 23/April/2010
ベーム=ウィーンフィル盤の暖かい表現とは違い、これは冷たい名演です。アプローチの違いがあるのは当然で、だからこそクラシック音楽は奥が深く楽しいものだと思います。本盤はベームと対極をなす解釈として、とても興味深く、涙の日ではヴァイオリンが本当にすすり泣いていており、ググーッときました。フォーレと共に大好きなレクイエムですが、ベームとムーティそして、その中庸的存在としてジュリーニがあれば、この世は天国!。そして、ムーティが70歳代になったときに、どのような演奏をするか、是非とも再録してほしい。私自身の好みでは、やはりベームに魅かれることから、あえて星一つ減じさせていただきます。4 people agree with this review
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