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Mahler (1860-1911)

CD [USED:Cond.A] Complete Symphonies : Sinopoli / Philharmonia, Staatskapelle Dresden, etc (12CD)

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    ブゥブゥ  |  和歌山県  |  不明  |  24/July/2010

    この年代は日本でもこぞってマーラーの全曲演奏会がされた時代で、この全集は懐かしく感じます。特に優れた演奏は6番でシノーポリの分析力が一番発揮した演奏でしょう。とりわけアンダンテの美しさは(一つ致命的なミスがありますが)評価を上げるのに一役かっています。

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  • ★★★★★ 

    蝉の抜殻  |  神奈川県  |  不明  |  16/July/2010

    全てのフレーズに音色を振り分けることが出来、それが音楽的に機能するという、とんでもない才能の持ち主だったシノーポリ。80年代に某権力闘争に巻き込まれ、某本の誹謗中傷でイメージを落とされ、まあその結果90年代に入って音楽が変貌し、「変態」とも称された異様な時期があり、ドレスデンに移ってから、オケが彼の特異性を緩衝してくれたおかげで、誰にも真似ができそうにない独自の音楽を残してくれたシノーポリ。彼の、細部にまで色彩を与え、曲をほじくりまわす手法は(だから分析的と誤解されたけど)、様式が悲鳴をあげるマーラーの音楽に向いている。私見で申し訳ないが、ベルティーニやインバル以降、興味ある新時代のマーラー指揮者といえば、徹底したリズム解析と正確な処理で、新時代のマーラー演奏の一つのスタイルを作りつつあるMTTがまず挙げられるが、シノーポリも、内部から圧力がかかり様式が歪む、いわゆるほとんどの演奏で聴かれるような外側からの強度で曲が揺さぶられる手法とは全く異なるアプローチで、相当に興味深く、新時代を開いた1人だったと総括して良いと思う。シノーポリはいわゆる「構造」を描く指揮者ではなく、そのアプローチ法は極めて表層的なのだが、ここまで徹底すると、曲の構造に独特の光が当たり、驚かされる。返って構造重視を唱える指揮者より、明確に構造が聴き取れるのだ。「構造」「構造」と主張する指揮者などより、よほどシノーポリの方が「構造」を表出していることが面白い。好き嫌いを超えて、シノーポリのマーラーは一回は聴いておきたい。7番と9番の「歪み」が特に心地よい(フィルハーモニアでは緩衝作用が働かないのかも(笑))。でも「構造」と奇妙なバランスが苦手な人は、困惑するかもしれませんので注意してください。

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