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Bruckner (1824-1896)

Hi Quality CD Symphony No.4 : Sergiu Celibidache / Munich Philharmonic (1988)(UHQCD)

Symphony No.4 : Sergiu Celibidache / Munich Philharmonic (1988)(UHQCD)

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  • ★★★★★ 

    ワルター・メンゲルベルク  |  不明  |  18/April/2008

    補足です。“悟り”といっても、決して空虚ではありません。いや寧ろ、物凄く理詰めをしています。特に響きの構成。正確無比な音程とハーモニーを駆使し、実際に音としてホールに放たれてから消化されるまでのプロセスを熟知し、それに見合ったテンポ設定をしています。単にテンポが遅いと批判出来ない明確な理由があるのです。憑依した人間がここまで出来るはずはありません。一言で言えばチェリビダッケは“理知的な宗教家”タイプだと思います。

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  • ★★★★★ 

    ゆっきー  |  千葉県  |  不明  |  20/March/2021

    チェリビダッケの死後出回った数々の演奏記録はどれも水準が高い。内容もそうだが不思議と音の良いものが多い。レコーディングを頑なに拒否していたので、自分の演奏がどのような形で残っているのか気にしたことなどないと思うのだが。この点実に不思議だ。ただ、残響音は特に気にしていたようだ。音が消えるタイミングで次の楽器を鳴らすというようなことを・・・。それゆえに音の重なりで響きが濁ることもないし、ワンフレーズ、ワンフレーズが美しく響く。もっともっと評価されていい指揮者だ。

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  • ★★★★★ 

    みたけ  |  不明  |  不明  |  08/July/2012

    チェリビダッケのブルックナーは確かに遅い。はまればもうこれしか無い!と思わせられるだけのものはあります。ただ、受け付けられない人も確かにいることでしょう。しかし当盤はちょっと違う視点で見てみたいと思います。それは終楽章なんですけど、出だしはまぁチェリビダッケです。遅く丁寧にやっていまして、4番の美感にばっちりはまっています。非常にこのアプローチはこの曲に合いますね。他の指揮者の演奏が妙にセカセカした物に聞こえてきます。他のチェリのブルックナーと比べても成功しているものの一つに挙げられると思います。で、その美感にど〜っぷり浸かって、「ああ〜チェリのブルックナーって美しいなぁ〜〜〜」と心穏やかに聞き続けておりますと・・・。16分あたりから少々趣が変わってきます。不穏な空気を漂わせたかと思うと、17分8秒あたりからのフレーズが「ちょっと何これ???」な感じになりまして、17分50秒あたりでしゃくり上げるような表現になります。背中をつつつつつっとなぞっては・・・・、な感じです。あの〜〜〜、スクリャービンの4番じゃないんだから、こんなことして良いの????です(笑)。ブルックナーでこんな赤面の仕方をさせられたのは初めてでした。

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  • ★★★★★ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  24/April/2012

    これ以上のブルックナー4番は、あり得るとは思えない。細かい神経、各楽器のバランス、気合い、命のはいった全力のホルン、凄みのある支えとなるヴィオラの刻み。何より、人間の神なる道を歩み求める崇高な姿を、試行錯誤しながらこれ程的確、見事に表現した演奏を、他に知らない。是非とも、多くの人に聴いて欲しい、強くそう思う、演奏。

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  • ★★★★★ 

    ワルター・メンゲルベルク  |  不明  |  18/April/2008

    敬虔なカトリックの信徒であったブルックナー。彼の曲は全て信仰告白です。そしてブルックナーを十八番とするチェリビダッケもまた、仏教的感性を有しています。つまり両者とも、超越的で宇宙的な境地に到達する術を心得ている訳です。ここに聴く《ロマンティック》は、そんな法悦に至る壮絶なプロセスが刻まれています。特に終結。一歩一歩踏みしめるように、さらなる高みへ、前人未到の涅槃の境涯へ到達しようとする如くです。決して憑りつかれているのではありません。これは“悟り”なのです。だから、こういう話が胡散臭く思えるような無神論者タイプの方は聴かないほうが良いです。

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  • ★★★★★ 

    奇矯収集家  |  東京湾  |  不明  |  19/January/2008

    これはチェリを聴く録音だ。4楽章の盛り上がる個所が違う。ベクトルを変更してある。おかげで論理的には破綻している。しかしチェリの狙いはそこには無い。この録音を聴くことでチェリが、ブル9の3楽章に代表される、シンメトリー構造を利用した音の絵画(イコン)を描く前人未到の境地にどうしても到達したかっただろうということ、チェリのテンポと響きが何を求めていたか、わかる。求道の険しさがわかる人には落涙モノの演奏だ。え?私の意見は妄想?笑止。この演奏の存在こそ、証明そのものだ。あの改変には明確な意味があるのだ。

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  • ★★★☆☆ 

    徳力  |  東京都  |  不明  |  12/January/2008

    多くの「最高」評価に水をさすようだが、彼の総じて遅すぎるテンポに僕は納得しない。独りよがりだと思う。オケの音が秀でているのは認める。偉大な人物であるのは確かだ。だがどうしても生理的に合わない。何かにとりつかれた教祖にしか思えない。

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  • ★★★★★ 

    clara  |  北海道  |  不明  |  28/December/2007

    音楽は作曲家の手を離れた瞬間から、作曲家の意図とは無関係に歩みだす。演奏という行為によって、聴衆を失望させることもあれば、時には作曲者さえ予想もしなかった新たなる生命を見出すこともある。このチェリの演奏は正に後者のような演奏だ。この一般的に「遅いテンポ」から禅宗徒のチェリは天から降り注ぐ眩い神の光を現出させた。それは以外にも極めて教会的であり、オルガン的である。これこそ一般的なブルックナーらしくないアプローチにより最もブルックナーらしさを獲得できた数少ない名演のひとつと思う。

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  • ★★★★★ 

    I&W  |  JAPAN  |  不明  |  08/September/2007

    21’56/17’35/11’04/27’53

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  • ★★★★★ 

    たか  |  東京  |  不明  |  23/August/2007

    7番では打楽器を追加したチェリだが4番は純粋なハース版のようだ。このスローテンポが成功した理由はそこにある。人間の感覚は相対的なのでノヴァーク版のようにテンポを動かすと遅い部分が実際以上に遅く聞こえてしまう(熱めの風呂でもじっとしていれば耐えられるのに動くと熱いのと似ている)。テンポを揺らさないハース版の方が遅いテンポに持ちこたえやすい。ちなみに楽譜にはBewegt(生き生きと)としか書いてないので実際にどのようなテンポをとるかは完全に指揮者に委ねられていると言える。こういう曲こそチェリの土壇場だろう。

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  • ★★★★★ 

    為朝  |  京都府  |  不明  |  08/January/2007

    多くの聴衆はチェリのブルックナー(特にこの4番や8番)を全く誤解している。尋常ならざる遅さは、ブルックナーの語法が神の啓示を刻印しているため、極めて的確なのである。ただ、これはブルックナーでも4番や8番にのみ該当する手腕である。

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  • ★★★★★ 

    たか  |  東京  |  不明  |  04/August/2006

    チェリは88年はまだ立って指揮していたはずで、遅いテンポの中にも厳しさが満ち溢れている。この指揮者がたどり着いた最高の境地と言える。この演奏と比較すると(いくつかの素晴らしい例外はあるが)90年代以降の録音はやや遅すぎで、70年代以前の録音はあっさりしすぎる。チェリを聴いたことのない人、なじめない人はシューマンの3番/4番など80年代の録音から聞いてほしい。

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  • ★★★★★ 

    ジョーカー  |  福島  |  不明  |  10/January/2006

    超ど級の演奏。(これが、はたして名演かは、疑問だが。)チェリビダッケフアンならわかるはず。演奏は、例によって終始ぎりぎりまで遅いテンポで貫かれている。とにかく聞き手にも過度の集中力を要求するので、非常に疲れる。何度も飽きそうになって聞くのをやめてしまいそうになるが、そこを、こらえて最後まで聞き終えると、そこに、ブルックナーの音楽の巨大な創造物が見えるのである。決して万人むけの演奏ではない辛口の筋肉質の音楽がここにある。一度聞いてわからない人は、最低二度聞くことをお勧めする。とにかく超重量級の音楽が鳴り響く

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  • ★★★★★ 

    ぴろたん  |  札幌市  |  不明  |  07/April/2005

    これは最高!この演奏を超えるものは出てこないのではないだろうか? チェリ&ミュンヘンの演奏ではMETEOR盤も有名だが、こちらが上。最後の2分間は音が音楽というフィールドから滑り落ちそうになるギリギリのところで、チェリは音をしっかり掴み、崩壊と再生の現場に立ち合わせてくれる。チェリの耳と空間認識能力には脱帽! 曲を書いた本人よりも「ロマンティック」の天啓に近づいている。

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  • ★★★★★ 

    ゆーさん  |  埼玉某所  |  不明  |  19/September/2007

    ここまで宇宙的な気宇壮大さのある《ロマンティック》は皆無だ。一音一音極限まで研ぎ澄まされ、悠久の世界を眼前に表してくれる。これはチェリビダッケが禅に深い造詣を示したことも影響しているのだろう。ブルックナーの交響曲に対し、ある評論家は「仏教的な法悦すら感じる」と述べているが、それはそのままチェリビダッケの精神性にも通じると思う。「変ホ長調による“聖音”」と銘打った冒頭のホルンからして、悟りの境地すら感じる。チェリビダッケの指揮は極端に遅いが、これに慣れてくると他の演奏が忙しなく思えてくる。空“emptiness”の世界に聞き手を誘うような、神秘的色彩をも感じ得る名演である。なお、この曲のファースト・チョイスとしては余りにも強烈な為、他の演奏を耳にしてから改めて本盤を選んでくれたら幸いである。

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