Don Giovanni: Bohm / Prague Opera
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酒樽ファルスタッフ | 神奈川県 | 不明 | 12/April/2012
この演奏をLPで購入したのは1974年高校時代であった。「まあ、 モーツァルトだったらベームかな」程度の知識しか無かったのである。 その後少しはモノが判るようになって演奏に、というかキャスティングに 疑問を抱くようになってきた。ミスキャストだらけなのである。フィッシャ ー・ディースカウ(タイトルロール)ビルギット・ニルソン(ドンナ・アン ナ)マーティナ・アロヨ(ドンナ・エルヴィーラ)マルッティ・タルヴェラ (騎士長)いずれの歌手も声の質、歌唱まるでしっくりこない。オーケスト ラも非力である。「これなら納得」できるのはペーター・シュライヤーの ドン・オッターヴィオくらいのものである。ベームの遺した多数のオペラ 全曲盤の中では最も聴き劣りする一組と断言しても反論する方は少ない のではないだろうか。かつて1994年夏、ベーム生誕100年に際して NHK−BSで放映されたこの指揮者のドキュメンタリー番組のなかで プラハで行なわれたこの盤の録音前のリハーサルの場面も見る事が出来たが ベームも相当やりにくそうにしていたのが印象に残っている。 「せっかくだから買ってみようか」CD化されたものを購入してみたが 特に新たな発見は無かった。0 people agree with this review
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S.S | Japan | 不明 | 11/June/2005
ベーム全盛期の録音であるが、出来は芳しくない。ベームの棒は得意としていたCosiやフィガロほどの冴えは無い。はっきり言えば平凡な出来。歌手陣では、明らかにF=ディースカウとニルソンはミスキャストである。神経質で悪辣さや好色さの欠けたドン・ジョヴァンニとコワモテのドンナ・アンナでは締らない。まともなのはシュライアーとグリストぐらいか・・・0 people agree with this review
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