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Brahms (1833-1897)

CD Brahms : 4 Balladen.Op.10 / 2 Rhapsodien.Op.79.Etc.

Brahms : 4 Balladen.Op.10 / 2 Rhapsodien.Op.79.Etc.

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  19/September/2010

    前作の後期ピアノ作品集は、おそらくは過去のブラームスのピアノ作品集のCD中最高の超名演(私見ではグールドより上)であったが、本盤も、前作ほどではないものの、素晴らしい名演である。特に、作品117の7つの幻想曲は、ブラームスの最晩年の作品だけに、前作の深みのある鋭い名演に繋がるアプローチを行っている。同曲は、複数のカプリチオと間奏曲で構成されているが、各曲ごとに大きく異なる楽想を、アファナシエフならではのゆったりとしたテンポで、ブラームスの心底の深淵を覗き込むような深遠なアプローチを行っている。その深みのある情感豊かさは、同曲の過去のいかなる演奏をも凌駕するような至高・至純の高みに達していると言える。4つのバラードは、ブラームスの若書きの作品ではあるが、アファナシエフの解釈は、晩年の諸作品へのアプローチと何ら変わることがない。要は、同曲を、最晩年の作品に繋がっていく道程と位置づけており、各バラードの解釈は、はじめて耳にするような深みを湛えていると言える。2つのラプソディーは、ブラームスとしては比較的めまぐるしく表情が変転する楽曲であるが、アファナシエフは、ここでも単なるお祭りさわぎに終始することなく、次元の高い深みのある音楽が紡ぎだされていく。Blu-spec-CD化によって、アファナシエフのタッチをより鮮明に味わうことができるようになったことを大いに喜びたい。

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    pianomania  |  地鶏は塩が絶品  |  不明  |  30/September/2006

    アファナシェフ究極の名演という言葉はこの録音こそふさわしいと思う。バラード集の時間軸を変容させ、独特の呼吸で横の線を異化していく特異な世界。このバラード集に纏わりつく死のイメージをここまで音化した演奏は思いつかない。誰の演奏を聴いてもイマイチ感のあるバラード集で、暗黒面の境界線に佇みながら静かに生者のほうを見つめるピアノを聴かせてくれる。凄い。演奏が作品の方向性を作り変えている。私ならこの一枚のためにアファナシェフの全てのブラームスのCDを手放しても構わない(笑)。

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