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Books 本当はひどかった昔の日本 古典文学で知るしたたかな日本人 新潮文庫

本当はひどかった昔の日本 古典文学で知るしたたかな日本人 新潮文庫

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    たく  |  不明  |  不明  |  26/February/2021

    表紙の飯野和好さんのほのぼのとしたイラスト、そして昔の日本がどれだけひどいのかという、ちょっとした好奇心から読んでみました。 それが、まぁ、ひどい。ドイヒーのなかのドイヒーです。あまりに心を抉ってくるので、一日にたった一章ずつしか読めませんでした。小さい頃から聞いてきた昔ばなしに対するイメージは一変し、いつか読もうと思っていた源氏物語に関しては、「やっぱ読まなくてもいいかな・・・」と思う始末でした。 よく、落ち込んでいるときに、極端に悲惨な物事と比べて「それよりはマシだから」と言って励ましてくる人っていません?僕は何度か経験があって、そう励まされるたびに、「うるせぇよ!こっちだって十分大変だよ!」と思いながら一応はお礼を言っているタイプなんですが、もしこの本を手渡されたら、自分の悩みがいかに小さく、そもそも現代に生まれただけで幸せだったのだと、心から感謝してしまうことでしょう。 本書では昔の日本のひどい点をあげるだけではなく、現在の日本の問題とも比較したうえで、問題を解決するためにはどうしたらいいかというところまで踏み込んで書かれています。願わくばこの本が、現代で悩む人たちの気持ちを少しでも上向きにしてくれますように。

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