Symphonies Nos.1, 2, 5 : Vasily Petrenko / Royal Liverpool Philharmonic (2CD)
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 05/June/2016
いま乗りに乗っている指揮者とオケのコンビらしい活力にあふれた演奏。楽団のスポンサーでもあるClassic FMのレーベルに入れた『1812年』序曲も、この曲に対してちょっと「大人げない」のではないかと思うほどシャカリキになった演奏で、13:56という時間はノーカット演奏では史上最速の部類ではないかと思うが、この交響曲集でもテンポはかなり速め。劇的な部分は非常に隈取りが濃く、一方、抒情的なメロディーもたっぷり歌う。第5番も第2楽章での二度の「運命動機」登場シーンの劇的な振幅、終楽章コーダ(モデラート・アッサイで運命動機が戻ってくる部分)の独創的な譜読みなど、聴くべき箇所は多いが、第1番と第2番はさらに個性的だ。かつてのマゼール/ウィーン・フィルってこんな感じだったっけ、と思って古いCDを引っ張りだしてみたが、いやいや、意外にもマゼールはウィーン・フィルの優美な味わいをちゃんと重んじていて、ペトレンコの方がはるかに爆演している。とりわけ、ここぞという所でのめざましいアッチェレランドは鮮烈で、たとえば第1番の終楽章コーダは少しカットしたほうがいいほど凡長だとずっと思ってきたが、この演奏ではじめて長さを感じなかった。リズミックな局面では一気に畳みかけ、第2主題は美しく歌う第2番終楽章でも最後の最後での猛烈な加速が凄まじい。4 people agree with this review
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