Symphonies Nos.1, 2, 5 : Vasily Petrenko / Royal Liverpool Philharmonic (2CD)
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Abbadian | 東京都 | 不明 | 04/July/2017
第1番について。前の方とは少々観点が異なるが,残念ながら正反対の感想を持った。まずオケの魅力が非常に薄い。第1楽章冒頭のFl.による主題提示は良く歌われていたが,弦楽器が出てくると「あれっ?」という感じで,音がばらけているし,痩せている。チェロも同様のばらつきを感じる上,柔らかい膨らみに欠け,浮き上がるべきがオケの中に埋没してしまっている。ブラスも線が細く,残響の少ない録音のせいか,特にTr.はそれ程強奏していないにも関わらず,サウンドに溶け込んでいない。従って,サウンド全体の纏まり(一体性)に欠け,若々しさだけが強調される結果となってしまった。機能面では健闘しているが,サウンドの魅力が伴わなければ魅力半減である。イギリスのオケとしては,LSO,BBCSOを別格として,元々個性があったLPOは勿論,RSNOやBBCPO等がオケとしての総合的能力を大きく伸ばしている昨今,中堅のRLPO,バーミンガム市SO,ボーンマスSO辺りがやや遅れを取っている感が否めない。 ペトレンコの解釈は,個人的にはごく普通の若手指揮者の若々しい演奏という印象を超えるものではなく,フィナーレのコーダもそれ程爆演とは思わない。全体として,古くはMTT/BSO盤(ロシア的情緒とはやや異なるが,私の愛聴盤。コーダの加速は強烈),スヴェトラーノフ/BBCSO盤,シナイスキー/LPO盤(BBC Music Magazineの付録)等と比較すると,これを選ぶ積極的理由が残念ながら感じられない。 第5番は,有名曲であるが故にオケの非力さが目立ち,ペトレンコの指揮もいろいろ工夫をしているが,残念ながらこの演奏を選ぶに足る魅力には至っていない。0 people agree with this review
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