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Mozart (1756-1791)

CD Complete Piano Concertos : Zacharias(P)/ Lausanne Chamber Orchestra (9CD)

Complete Piano Concertos : Zacharias(P)/ Lausanne Chamber Orchestra (9CD)

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  • ★★★★★ 

    RN  |  東京都  |  不明  |  04/June/2022

    ツァハリアスのピアノが楽しげで、大変良いモーツアルト演奏と思います。1回目のEMI録音では色々なオケと指揮者との組み合わせでしたが、このCDでは室内オケと息の合った非常にフレキシビリティの高い協演を果していると感じました。カデンツァでもオケとの対話を挿入するなど相互の信頼の高さとモーツァルトの楽しさを提供することに心がけているのが分かります。現在の古楽演奏とは異なった、現代に生きるモーツアルトを感じる名演奏です。

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  • ★★★★☆ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  03/June/2022

    冒険的なのは第20番終楽章のカデンツァだけではない。第22番第1楽章の自作と思われるカデンツァでは途中から木管楽器が加わってくる。第24番第1楽章の自作カデンツァにも管楽器の参加があり、同じハ短調の管楽セレナードK.388の一節が引用される。第26番第1楽章のカデンツァも独特で、おもちゃのピアノのような響きが挿入される(EMI盤はテープの切り貼りだと思ったが、今回は違うかも)。その他のカデンツァ、緩徐楽章の旋律装飾もすべてセンス良く、タッチの変化も美しい。現代ピアノによる全集のなかでは、ピアノ・パートに限れば随一と言えるかもしれない。ただ唯一惜しまれるのは、オケが小編成ながら伝統的なモーツァルト・スタイルのままであること。我々は今やHIPの方に慣れてしまっているので、ここぞというところで管楽器やティンパニが前に出て来ないと物足りなく感じてしまう。このあたりが指揮者ツァハリアスの限界か。

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  • ★★★★★ 

    プリン  |  奈良県  |  不明  |  12/May/2017

     変わったピアニストとの評価が多い。20番終楽章のカデンツアの冒頭にドン・ジョバンニの冒頭の和音を管弦楽で演奏させている。思い切った扱いだが、演奏そのものは正統的なもので、明確なタッチで率直にすすめている。 23番の1,2楽章、18番の2楽章では哀婉優美な曲なので、そのような気分を出して演奏するピアニストもおおいが、気分に寄りかかることなくすすめている。これもいい演奏だ。短調の2曲や27番も特別に解釈を変えたという事はない。録音もよく、最新のものですすめられる。

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