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Faure (1845-1924)

CD Comp.chamber Works With Piano: Le Sage Tharaud 樫本大進 P.meyer Pahud Quatuor Ebene Etc

Comp.chamber Works With Piano: Le Sage Tharaud 樫本大進 P.meyer Pahud Quatuor Ebene Etc

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    Hide  |  東京都  |  不明  |  05/December/2015

    現代的なセンスでまとめられた瑞々しい演奏です。歯切れが良く,軽快で,各奏者の高い技術・個性が味わえる演奏で,それらをとらえた録音の素晴らしさは見事です。フォーレは年を重ねるにつれて,その作風を変えていった作曲家ですが,とりわけ室内楽作品はどの時期のものも香り高い佳品ぞろいです。室内楽の録音ではジャン・ユボーを中心としたエラートの録音がよく知られていますが,ル・サージュらの演奏はそれとはかなり違った印象を与えるでしょう。ユボーらの演奏はフォーレ特有の息の長い旋律を活かした遅めのテンポをとり,各奏者は互いに融け合うように響き,落ち着きの中に緊張感と厳しさを感じさせるものですが,対照的にル・サージュらの演奏はリズミカルで速めのテンポをとり,各奏者が独立しながらも息のあったコンビネーションを展開しています。とりわけル・サージュの粒立ちの良いピアノは伴奏に留まらず,弦楽器と同じレベルで音楽を構成します。ピアノ三重奏曲やピアノ五重奏曲第2番といった晩年の作品群において,弦楽器の背後で不気味に動きまわるピアノが,フォーレの独創性や弟子であるラヴェルとの類似性を示しています。ちなみにCD1にはピアノ三重奏曲のヴァイオリンをクラリネットに置き換えた別バージョンが収録されていますが,ヴァイオリンに慣れた耳にはクラリネットの音色は違和感,皮肉にさえも響き,まるで別の曲のような仕上がりになっています。 フォーレの室内楽の後期作品の圧倒的ともいえる深い精神性をより良く表現しているのはユボーらの演奏かもしれませんが,直截的かつ大胆にフォーレの作品の独創性を表現しているのはル・サージュらの演奏だと思います。欲を言えば,ピアノは伴っていませんが,弦楽四重奏曲も収録して欲しかった。

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