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Sibelius (1865-1957)

SACD Complete Symphonies : Okko Kamu / Lahti Symphony Orchestra (3SACD)(Hybrid)

Complete Symphonies : Okko Kamu / Lahti Symphony Orchestra (3SACD)(Hybrid)

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  • ★★★★★ 

    cevon  |  大阪府  |  不明  |  07/November/2025

    究極の音楽の至高の全集です。シベリウスの音楽は耳を(研ぎ)澄まさないと決して語りかけてこないように思います、私は10年以上交響曲第4番と第6番が全く理解出来ませんでしたが、本録音でかなり分かるようになりました。恣意性を排除した呼吸の深い自然な演奏です。シベリウス本人は「私は音楽的な思考とその発展が私の魂の中で自らの形を決定付けるようにするつもりです」と言っており、その為か主題提示展開的な輪郭が予め決定付けられず、内側から自己生成変容しつつ進捗するように聴こえる音楽です。「音楽素材の現代性が一種の発芽と増幅・多様化を含み、その過程で内容が最終的に構造を定義する」という論考もありました。つまり聴き手は意識的なテーマ素材探しをせず、シベリウスが提示する音響のありのままを感じるようにする方が、その音楽を理解し易いように思います。私個人としては彼の音楽を受け取る側なのに主体的に発振しているかのような感覚になります。まさにカイヤ・サーリアホが言った「音楽から離れ時間を超えて音楽空間へと足を踏み入れる(第7番)」感覚で、この内的に生じそこで移動するような空間性は戦後最前衛の外的空間構想からさえも先んじるものです。そのことをカムさんの演奏は完璧に実現しているように思います。森や湖、動物たちといった自然と共鳴的であることをシベリウスは追究していました。その共鳴する意識の生成に焦点を当てるのがシベリウスの孤高性であり、他の誰もが成し得ない音楽に結実しました。そこでこの全集で驚いたのが第4番です。私は今迄他のどの録音を聴いてもその陰鬱さが印象に残るだけだったのですが、カムさんの演奏を聴いていると、まるで自分自身を聴いているかのような、そして全幅の共感を(シベリウスの音楽から)得たような感覚になり、第7番に匹敵する程の感動がありました。シベリウスは人間の脳波や生理現象まで音化したのかと思えて、心底びっくりしました。普段からクラシック音楽史上の頂点に位置する作曲家だと思っていましたが、ここまでとは思っていませんでした。なので第4番(シベリウス本人が心理的交響曲と呼んだようです)が難解で茫洋としていてなんだか暗いだけだなあとお思いになっている方は、突然かなり分かると思える時が来ますので、一度聴いたら時間を空けてまた聴く等の方法を採ってみて下さい。セシル・グレイの絶賛の言葉は奇を衒うものではなく、真意のようです。

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  • ★★★★★ 

    Seiru  |  千葉県  |  不明  |  26/May/2016

    ベルグルンドを始めとしたほぼ全ての演奏を過去にしてしまうような全集。カムの指揮は各レビュアーの指摘する通りベルグルンドとは真逆のスタンスで、作為的な揺らし方を全くせず音楽の流れに完全に身を委ねています。しかし相当細部までスコアを読み研究したのでしょう、アンサンブルについてはそれと気づかぬように、発音をずらしたり合わせたりと、細かいところまで演奏し分けているのがわかる。2番の冒頭などではその効果がはっきりと聴こえます(間違ってもここの縦の線を合わせきってはならないという強い意志を感じる!)。それでも崩壊せず、音楽が自然に流れ、歌いに歌うさまはまさに至福。間違っても最近好まれがちな辛口演奏などではなく、そのほぼ全てが屈指の美演と言っても差し支えない演奏です。 更に特筆すべきはその録音。全て上質だけれど、特に5番はあらゆるクラシック音楽の録音の中でも最高級のものではなかろうか。絹のような弦の音色の上に、確かなホールの奥行きを感じる木管が合わさる…まではよくあるタイプの録音なのだけれど、そういった録音でここまで定位がはっきりしていて、楽譜の隅々まで見渡せる録音は聴いたことがありません。スタジオモニターで聴いて驚きました。BISのスタジオは、例えばEXTONなどと比べると機材はそれほど高価でもなくミックス環境もホームユースに近いものが多いようなのですが、それでここまで高品位な録音・編集ができるというのは、エンジニアの腕がよほど良いからなのでしょう。

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  • ★★★★★ 

    saitaman  |  埼玉県  |  不明  |  21/March/2016

    東京オペラシティで聴いたこのコンビのコンサートが素晴らしかったので買いました。細部までとても気を配って大切に弾いています。特に4番以降は、曲に秘められた繊細で内面的な部分を丁寧に解きほぐして示しており、極めて秀逸です。

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  • ★★★★★ 

    葉月  |  高知県  |  不明  |  05/December/2015

    東京におけるこのコンビの全曲演奏会も実に素晴らしいものでした。オッコ・カム氏とは不思議に縁があって(頻繁に来日される方でもあるので)、生演奏に接したのもかなりの数になるはずですが、いつかはぜひシベリウスの全集を、と心待ちにしていました。記憶に間違いがなければ、第4番の録音は初出ではないでしょうか? 演奏は終始あたたかい眼差しにあふれており、いたるところで聴き手に優しく微笑みかけてきます。シベリウスというのは、特に後期の曲で顕著ですが、非常に精密なスコアを書く作曲家ですが、それは全体の流れを自然に感じさせるための微妙な色の変化を追求したもので、スコアの形をテクニカルに演奏すべきではない、というのが生意気ながら自論なのですが、カム氏の演奏がまさにその通りではないでしょうか。現代はシベリウス演奏の追及も目覚ましく、聴き手を酔わせる絶妙な表現をする演奏家も増えましたが、カム氏の演奏はそれらとは対極にあり、飾らず素朴で、どこまでも自然です。しかしそれこそがシベリウスが追い求めていたことではないだろうか、と思えてならないのです。 わたしにとっては、剛毅で男性的なギブソン氏のものと並んで、全集のベスト2になりそうです。

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  • ★★★★★ 

    Ochs  |  神奈川県  |  不明  |  10/November/2015

    指揮者、オケ、録音スタッフ、そしてホールが一体となって表現しているようなシベリウスですね。それほど多くもっているわけではありませんが、BISの音楽的な録音にはいつも感心させられます。演奏は他の方も言っているように暖かさ優しさが印象的で、これを聞いた後ベルグルンド/ヘルシンキ盤を聞くと、急に20℃くらい体感温度が下がったように感じました。シベリウス好きの方には少し物足りなさが残るかもしれませんが、今の私にはちょうど良い聞き心地でした。

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  • ★★★★★ 

    ドクロちゃん  |  大阪府  |  不明  |  04/October/2015

    決して期待を裏切らないコンビの安心感の上に、さらに深化・熟成という充実感を重ねた素晴らしい全集。録音も細部まで捉えられており、シベリウスの音楽に重要な静寂の表現は特筆に値する。こうしてみると同じお国ものでもベルグルンドは最後までアグレッシブに挑戦し続けた人だったのだなと感じてしまうが、こちらはこちらで一筋に自分の信じた表現をやり続けたものだけが再現可能な、並大抵では到達不可能な境地を目の当たりにできる。個人的には2015年の最大の収穫だ。

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  • ★★★★★ 

    ****  |  神奈川県  |  不明  |  26/September/2015

    演奏、録音全てにおいて至高の全集と思います。 シベリウスの頭の中で鳴ったのはこのような音楽だったのではないでしょうか。 言葉にできない感動を味わいました。

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  • ★★★★★ 

    doghkikuo  |  所在地  |  不明  |  24/September/2015

    オッコ・カム円熟。何という心穏やかさと確信。どの曲も今までと違って、そして同じにきこえる。

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