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Mozart (1756-1791)

CD "Die Entfuhrung aus dem Serail : Nezet-Seguin / Chamber Orchestra of Europe, Damrau, Prohaska, Villazon, Quasthoff, etc (2014 Stereo)(2CD)"

"Die Entfuhrung aus dem Serail : Nezet-Seguin / Chamber Orchestra of Europe, Damrau, Prohaska, Villazon, Quasthoff, etc (2014 Stereo)(2CD)"

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  13/December/2015

    まさしく新世代の決定盤。この曲の録音では、長らくグルベローヴァ/ショルティのディスクが決定盤の名をほしいままにしてきたが、それに取って代わるにふさわしい現代楽器による録音。ネゼ=セガンの指揮はピリオド・スタイルを十分に踏まえつつ、速めのテンポで快調に進むが、全曲のちょうど真ん中に位置するコンスタンツェの大アリア「ありとあらゆる拷問が」ではアーノンクールのような凝ったアゴーギグを採用している。これは後述するようなダムラウのこの役に対する解釈を反映していると思われる。全体としては第3作まで録音が進んだモーツァルト・オペラ・シリーズの中では最も優れた指揮。それはもちろん、過去のニ作があまりにも難しいオペラでありすぎたせいで、それらよりシンプルで若々しい『後宮』では彼の美質が端的に感じられる。 ダムラウはさすがに第一人者にふさわしい、素晴らしい歌。彼女はフランクフルトでもリセウでも、コンスタンツェはセリムを愛し始めてしまっているという設定のクリストフ・ロイ演出でこの役を演じていて、前述の大アリアも明らかにこの解釈に従っているように聴こえる。今となっては少々「お人形さん的な」グルベローヴァよりも、遥かに生身の女性らしい感情の動きがヴィヴィッドだ。もう一人のソプラノ、プロハスカも大変みずみずしい。一方の男声陣。実は私にとってベルモンテはタミーノと同じような類型的な王子様キャラで、さっぱり興味の持てない人物だが、ビリャソンの「熱い」歌のおかげで、はじめて血肉ある人間を感じることができた。ドイツ語のディクションはちょっと古風だが、それもいい味になっている。逆にオスミンは私にとって、このオペラの中で最も魅力的な人物。ゼーリヒは十分に性格的な、愛嬌ある人物として演じつつも、モーツァルト音楽のポリシーに従って「悪役」にはしない。これも大変素晴らしい。もう一人の私のご贔屓さん、ペドリッロはやや中途半端な役作りで、音だけの録音でも、もっと性格的に面白く演じられるはず。でも、これはほんの僅かな不満に過ぎない。

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