Comp.symphonies: Celibidache / Stuttgart.rso
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 15/March/2012
みなさまの大変高い評価が並んでおりますが、私としましては、残念ながら同意できない、といふところです。何よりも、この演奏(出来栄え)にチェリビダッケ自身はどのように思っていたのかが疑問となって仕方がないのであります。違和感を覚えるのは、管弦打のバランスでありまして、特に木管がやたらに前面に出て聴こえる個所があって、バランスを壊しているように思え、細部にこだわったあのチェリビダッケらしい「細心さ」がないように思えます。少なくとも、のちのミュンヘンフィルとの演奏では、テンポはともかく、こうしたバランス感覚における違和感は感じませんでしたので、当日の演奏が問題なのか、あるいはディスクにする際のマスタリング(これはもうプロデューサーらのせいか)によるものか、指揮者の意図通りの演奏ではなかったように思えてしまうのです。まずこの点を申しておきましょう。では、それを差し引いて、いい演奏かと言うとそうとも思えません。第1番と第2番では力強さに欠け、前者では劇性が、後者では開放感が、特に感じられないのがつらいなあ。第4番もいま一つ。但し、細部にまでしっかりと注意を働かせた高水準の演奏です。このセットで最も成功していると思われたのは第3番。曲の持つ、一種の屈折が、この指揮者自体の持つ屈折性とマッチして、いかにも「腹に一物」という感じの、一筋縄ではいかないブラームスの世界を実感させます。次に、このセットで不満があるのは録音、音質です。第1番を再生して出てきた音が、いかにも潤いや鮮度がなく、ヴェールを一枚かぶせたような音で、すこぶるがっかりしました。これもやっぱりマスタリングに問題があるのではないですかねえ。ヒストリカル音源で常に問題になっていますが、過剰なノイズリダクションとか、いろいろやっているのかな。以上、疑問や不満が大きくて、期待しただけに残念なセットでした。多くの方と正反対の印象になってしまいました。ま、ご興味がある方は、ご自身の耳でお確かめを。最後に、リハーサルは面白いなあ。これで聴くと、チェリビダッケはずいぶんと騒々しい奴ですなあ。絶叫マシン的で、元気はつらつ。でもオケにいたら、なんだかやる気がなくなるようなリハという気もしないでもない。同じオケを相手に、ジュリーニさんがブルックナーの交響曲第9番で行っているリハーサル(DVDあり)は本当に共同作業としての音楽づくりですこぶる感動したのですが。(-_-)6 people agree with this review
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