TOP > Music CD・DVD > Classical > Verdi (1813-1901) > I Vespri Siciliani (French): Herheim, Pappano / Royal Opera House, Haroutounian, Hymel, Schrott, Volle, etc (2013 Stereo)

Verdi (1813-1901)

Blu-ray Disc I Vespri Siciliani (French): Herheim, Pappano / Royal Opera House, Haroutounian, Hymel, Schrott, Volle, etc (2013 Stereo)

I Vespri Siciliani (French): Herheim, Pappano / Royal Opera House, Haroutounian, Hymel, Schrott, Volle, etc (2013 Stereo)

Customer Reviews

Showing 5 star reviews > Read all customer reviews

Do you want to write a review?

Write you own review

Showing 1 - 1 of 1 items

  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  04/April/2015

    珍しいフランス語オリジナル版での上演だが、ヘアハイム演出に手抜きなし。序曲の間にパントマイムで「過去の因縁」を克明に見せた後、幕が上がると舞台上に観客席が出現。ドラマ全体が劇中劇という仕様だ。フランス人たちは明らかに19世紀の服装で、13世紀のシチリア島民vsフランス占領軍の対立に19世紀半ばのパリ(初演の時代)における若い芸術家vs保守派の対立が重ねられている。プロシダが新芸術の守護者たるバレエ・マスターという設定もあって、第3幕に挿入される本来のバレエ「四季」はないにもかかわらず、ロイヤル・バレエ団の出番は豊富。オペラの要所要所にバレエを重ねるこの手法は実に新鮮だ。第2幕ではナイフをかざすテロリスト御一党がバーにつかまってバレエのポーズをとるのに笑ってしまうし、第5幕でのシュロットの女装(見てのお楽しみ)もいゃあ、やりますね。ここまであれこれいじっても、話が見えなくなるどころか、むしろ明晰で分かりやすくなるところが、さすがヘアハイム。 パッパーノの指揮もまことに強力。もちろん演出に沿った解釈だが、『ドン・カルロス』仏語版などに比べればまだ定型的な音楽が多いと思ったこのオペラから、これほどの深層心理学的な深みを引き出すとは驚きだ。歌手陣ではいわゆる二枚目テノールとは一味違ったイーメル(ハイメル)の悩める主人公ぶりもなかなか良いが、この演出で遥かに彫りの深いキャラクターになったフォレ、シュロットの宿敵同士が圧巻。できればこの演目を日本に持ってきてもらいたいところだが、NHKホールにこのセットを作るのは無理か。ともあれ、演出と指揮の圧倒的勝利。必見である。

    6 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1 - 1 of 1 items